『カエルの王さま あるいは鉄のハインリヒ』 [おはなしのたからばこ]
フェリシモ発行の本(童話)です。
大人のための小さな絵本ですので、漢字にルビはありません。
(閉じた状態で、タテ約15センチ、ヨコ約11センチの大きさです)
『カエルの王さま あるいは鉄のハインリヒ』 グリム童話
文:江國香織 絵:宇野亜喜良
~ あらすじ ~
はるか昔のころの話。
人々の願い事がきちんと叶えられていたころのこと。
王様の美しい末娘が泉に落としたマリをカエルに水底から取り戻してもらいます。
その際に3つの約束をします。
1.相棒にして一緒に遊ぶ。
2.テーブルの同じ食器で食事を一緒にする。
3.一緒にベットで寝る。
ところが、カエルからマリを受け取ると、末娘は走り去ります。
末娘の背中に向かってゲコゲコ泣いても聞こえません。
仕方なく、カエルは泉に戻ります。
末娘は、カエルのことなど、お城に戻るとすっかり忘れてしまいました。
次の日。
末娘が皆と食事をしていると、カエルが扉をたたきます。
扉を開けるとカエルが座っていました。
末娘は、扉をたたきつけるように閉めて夕食のテーブルに戻ります。
怯えている末娘の様子を見て、王様が理由を尋ねます。
カエルとの約束の話をした末娘に、王様は約束は実行せねばならないと言います。
末娘が扉を開けるとカエルは末娘に椅子に座らせるよう希望します。
王様は、椅子に座らせるよう末娘に命令します。
椅子に座らせると、テーブルにのせてくれと言います。
同じお皿で食べたいというのです。
いやいやしぶしぶ言う通りにした末娘に、お腹がいっぱいになったから一緒のベットで寝ようと言います。
末娘は怖ろしくて泣き出しますが、王様は、
「困っているときに助けてくれた者をあとでバカにしてはならない」
と、怒ってたしなめます。
末娘は2本の指でカエルをつまみ、自分の部屋に戻ると、カエルを部屋のすみに降ろします。
末娘がベットに入ると、ベットに抱き上げてくれるようにカエルが言います。
言う通りにしないと、王様にいいつけると言います。
末娘は怒って、力一杯、カエルを壁に投げつけます。
「これで静かに出来るでしょう。醜いカエル」 と言い放つお姫様。
ところが、床に落ちたカエルは、美しい目をした外国の王子様になります。
王子様は、悪い魔女にカエルの姿にされていたのです。
王様の希望で、王子様と結婚することになった末娘。
王子様の国に出かけることになります。
馬車で迎えに来た王子様の忠実な家来ハインリヒは、胸に鉄の輪を3個付けていました。
王子様がカエルに変えられてしまったことを悲しんで、
心臓が破裂してしまわないように鉄の輪を3個も付けていたのです。
ところが、馬車で王子様の国に向かう途中、ハインリヒの鉄の輪が弾け飛びます。
王子様が自由になり、幸福になったことをハインリヒが喜んだために鉄の輪は弾け飛んだのでした。
えっと…
カエルの王さまです。王子さまではないです。
ま、いっか。
それと、魔法が解けたのは、お姫様(末娘)が壁に叩き付けたから、です。
お姫様は王さまの言う事(命令)をよくきく娘のようですが…
いやいや、しぶしぶ… のようです。
忠実な家来であるハインリヒは、
王子様がカエルに変えられていたときは、(心臓が破裂しないようにと)はめていた輪は破裂しませんでした。
ところが、王子様が元の姿になり、美しい末娘を伴って城に帰る途中では、輪が破裂します。
悲しみで心臓が裂けることはなくても(?)、
喜びでは、その躍動で心臓が膨張する… みたいです。
胸が張り裂けるとよく言いますが、胸躍る方が強烈だったようです。
めでたし、めでたし!?
後日談が気になります。
大人のための小さな絵本ですので、漢字にルビはありません。
(閉じた状態で、タテ約15センチ、ヨコ約11センチの大きさです)
『カエルの王さま あるいは鉄のハインリヒ』 グリム童話
文:江國香織 絵:宇野亜喜良
~ あらすじ ~
はるか昔のころの話。
人々の願い事がきちんと叶えられていたころのこと。
王様の美しい末娘が泉に落としたマリをカエルに水底から取り戻してもらいます。
その際に3つの約束をします。
1.相棒にして一緒に遊ぶ。
2.テーブルの同じ食器で食事を一緒にする。
3.一緒にベットで寝る。
ところが、カエルからマリを受け取ると、末娘は走り去ります。
末娘の背中に向かってゲコゲコ泣いても聞こえません。
仕方なく、カエルは泉に戻ります。
末娘は、カエルのことなど、お城に戻るとすっかり忘れてしまいました。
次の日。
末娘が皆と食事をしていると、カエルが扉をたたきます。
扉を開けるとカエルが座っていました。
末娘は、扉をたたきつけるように閉めて夕食のテーブルに戻ります。
怯えている末娘の様子を見て、王様が理由を尋ねます。
カエルとの約束の話をした末娘に、王様は約束は実行せねばならないと言います。
末娘が扉を開けるとカエルは末娘に椅子に座らせるよう希望します。
王様は、椅子に座らせるよう末娘に命令します。
椅子に座らせると、テーブルにのせてくれと言います。
同じお皿で食べたいというのです。
いやいやしぶしぶ言う通りにした末娘に、お腹がいっぱいになったから一緒のベットで寝ようと言います。
末娘は怖ろしくて泣き出しますが、王様は、
「困っているときに助けてくれた者をあとでバカにしてはならない」
と、怒ってたしなめます。
末娘は2本の指でカエルをつまみ、自分の部屋に戻ると、カエルを部屋のすみに降ろします。
末娘がベットに入ると、ベットに抱き上げてくれるようにカエルが言います。
言う通りにしないと、王様にいいつけると言います。
末娘は怒って、力一杯、カエルを壁に投げつけます。
「これで静かに出来るでしょう。醜いカエル」 と言い放つお姫様。
ところが、床に落ちたカエルは、美しい目をした外国の王子様になります。
王子様は、悪い魔女にカエルの姿にされていたのです。
王様の希望で、王子様と結婚することになった末娘。
王子様の国に出かけることになります。
馬車で迎えに来た王子様の忠実な家来ハインリヒは、胸に鉄の輪を3個付けていました。
王子様がカエルに変えられてしまったことを悲しんで、
心臓が破裂してしまわないように鉄の輪を3個も付けていたのです。
ところが、馬車で王子様の国に向かう途中、ハインリヒの鉄の輪が弾け飛びます。
王子様が自由になり、幸福になったことをハインリヒが喜んだために鉄の輪は弾け飛んだのでした。
えっと…
カエルの王さまです。王子さまではないです。
ま、いっか。
それと、魔法が解けたのは、お姫様(末娘)が壁に叩き付けたから、です。
お姫様は王さまの言う事(命令)をよくきく娘のようですが…
いやいや、しぶしぶ… のようです。
忠実な家来であるハインリヒは、
王子様がカエルに変えられていたときは、(心臓が破裂しないようにと)はめていた輪は破裂しませんでした。
ところが、王子様が元の姿になり、美しい末娘を伴って城に帰る途中では、輪が破裂します。
悲しみで心臓が裂けることはなくても(?)、
喜びでは、その躍動で心臓が膨張する… みたいです。
胸が張り裂けるとよく言いますが、胸躍る方が強烈だったようです。
めでたし、めでたし!?
後日談が気になります。
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