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日本政府は北朝鮮との間で、5人を戻すという約束はしていない! [日本の将来考]

阿比留氏の7/19付けブログ。http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/649449/
安倍氏講演 加藤氏発言は、「北朝鮮の主張そのもの」

を拝見し、これは、とても世間でも誤解されている方がいらっしゃるような気がしますので、
私のブログに転載させていただき、記事にして残しておこうと思います。
少しでもたくさんの方の真実を知る機会となれば幸いです。

まず、阿比留氏のブログより、拉致被害者を帰す旨の記事を抜き出させていただきます。

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【加藤紘一氏への批判】
先般、加藤紘一さんが「5人の被害者を北朝鮮に戻せばよかったじゃないか」、5人の被害者を戻さないという判断をした決断をした安倍さんは間違っている。こう言いました。約束を果たさなければいけない。こう言っていましたね。
加藤さんは、大きな考え違いをしていると思います。まず第一に、日本と北朝鮮が5人の被害者をまだ北朝鮮に戻ると約束したかどうかということです。私は当時のアジア局長である田中氏に、田中局長にそのとき確かめています。「あなた約束したんですか」「そんな約束はしてません」。5人の被害者が日本に言っても、すぐまた北朝鮮に戻りたいと言っているそういう中で日程をつくっていこう、ということでした。
そもそも皆さん、そんな約束はあってはならないんです。荷物じゃないんですから。持ってきて返しますという約束を人間に対してできるわけがないじゃないですか。気持ちがあるんです、心があるんです。日本に残りたいといっている人を、「またあなた、まさに拉致をした人たちのもとに戻りなさい」というような約束をしたら、それは日本の国家としての責任の放棄以外の何ものでもないと思います。私はそう考えましたから彼にそう確かめたら、彼は「そんな約束をしていない」と言っているわけです。約束をした、それを日本は裏切ったというのはまさに北朝鮮の主張そのものなんです

【5人が日本に残った経緯】
この5人の被害者をどうするか。この5人の方々日本に帰ってもらいたい。当初は5人の方々全員が、私たちはこの後、北朝鮮に戻ります、こういっていました。大変硬い表情でありました。
そして、2週間という時は過ぎ、いよいよどうするかという判断をしなければなりませんでした。そしてこの5人の被害者の方々、最終的には日本にとどまって子供たちを待つ。このように、考えを固めたのであります。ではどうしようか。当時官房副長官であった私の部屋で協議をいたしました。この5人の被害者を「一旦、北朝鮮に行ってもらったほうが今後の交渉はスムーズに行われる」。外務省の一部はそう強く主張したのであります。私はしかし、「そんなことをあなた言ったって、5人被害者の方はもう帰らないと決めたんだ。私たちは彼らを守る責任がある」。このように申しあげました。そして、中山恭子さん(当時・内閣官房参与)は、「まさにこの5人の被害者を守るという責任が日本という国にある。だから国家としてこの5人の被害者を帰さないということを決定しましょう。この5人の被害者の意思は外に出すのはやめましょう」。そういうお話しでした。私もその通りだと思いました。
この5人の被害者が北朝鮮に戻らないという意思を決定したということを北朝鮮に伝えれば、もしかしたら、北朝鮮がこの5人の被害者の子供たちに対して、どういう行動をするかどうか、分からないわけです。その不安の中で、この5人の被害者の方々が、決断した以上、この5人の方々がそう言っているから、私たちが決めるということはおかしいわけです。だいたい考えてみれば、誘拐犯に誘拐された子供が帰ってきて、あなた誘拐犯に戻りたいんですか?あ、戻りたいんですか!と言って戻す親がいますか、皆さん。
そもそも考え方がまったく間違えているわけであって、私たちは日本として彼らが生まれ育った国日本として、国家として彼らの命を守るという意思をしっかりと示すべきだ、こう判断をしたのです。
その結果、5人の被害者の家族の人たちが日本に帰ってくることがなかなかできなかったら、われわれは大きな責任を負わなければいけません。しかし、それはやはり政治家がそういう責任をとって初めて、こういう決断ができるわけです。

【大切なのは家族の絆】
私たちはこの5人の被害者の方々が、子供たちとともに判断ができる環境をつくる、そういう責任がある、そう判断し、この5人の被害者を帰さないという決断をし、発表したところです。なかなかこの5人の被害者の家族の方々が、日本に帰ってくることができるようになるまで時間がかかりました。大変私たちも一時は批判をされ、苦しい時期もあったわけです。何よりも辛かったのはこの5人の被害者の皆さんだろうと、こう思うわけです。
この5人の被害者の方々が、「最初は北朝鮮にすぐに戻りたい」と、そう言っていた。しかし、それが日本に残って子供たちを待つ、なぜこうなったか。凍りついたような彼らの心を溶かしたものは何か。それは私は彼らが地域に帰って行った。そして地域の皆さんが、よく返ってきたね、応援しているよ、というこの地域の暖かさ、そして家族の絆なんだろうと思うわけです。
そして日本が国として彼らを守る、そういう決意を示したことによって、彼らは日本に残る、こう決断をしたのであると思います。子供や兄弟、そして家族が、何とかやっぱり一緒に生活をするべきだ、こう、かき口説いた家族の皆さんの愛情が彼らの気持ちを変えたんだろうなあ、こう思うわけであります。
日本が守っていかなければいけない伝統価値があるとすれば、変えてはいけないものがあるとすれば、それはやはり私は家族の絆ではないかなあ、改めてそう思ったようなところです。

【家族の思いと求められる忍耐】
北朝鮮という国を相手をしている以上、そう一筋縄では外交でもいかないわけです。われわれはしっかりと強い意志を持って、すべての拉致被害者が日本の土を踏むことができる日まで全力をつくしていかなければいけないと思います。対話と圧力、圧力に重点をおいた対話と圧力の姿勢で交渉する以上、残念ながら時間がかかる場合もある、そのときに、われわれはしっかりと忍耐力を持たなければいけません。
日本は民主主義国家です、常にさまざまな批判にさらされます。時間が少しかかることによって大きな批判もある。しかし、皆さん、一番一分でも早く解決をしたい、こう考えているのは誰でしょうか。それは拉致被害者のお父さんであり、お母さんであり、ご兄弟、ご家族なんです。この方々が、この問題を解決するには、圧力に重点を置いた対話と圧力しかない。長い長い年月をかけてそう思うにいたったのです。ですから、私たちは彼らの忍耐力を見習わなければならないのです。
政治的にもすぐに結論がでない、辛い時期でありますが、彼らも頑張っているんです、耐えているんです。私たちも耐えながら、北朝鮮がしっかりとこの問題を解決をしなければ、どうしようもないと思わせなければ、この問題は決して解決をしないわけであります。またしばらく時間はかかるかもしれませんが、今がまさに忍耐が求められているときではないか。そうならなければ、まさに彼らの思うつぼにはまってしまうのではないかなあ、こう思うところです

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家族会の方々が、望んでいることは、拉致された家族の帰国ですが、
そのために、同じ日本人として出来ることは、
横田早紀江さんが、いつもおっしゃる言葉、
「どうか忘れないでいて下さい!」 
だと思います。悲痛な願いが心に響きます。



日本に帰国された5人が、暖かい人の心に触れ、郷土の温もりに触れて、北朝鮮に帰るのを止めたこと。

私も、当時の新聞で、そのような記事を拝見した記憶があります。
日本政府も、なかなかやるじゃない! そう、誇らしく思った記憶があります。
北朝鮮に(人質のように)残して来た家族に対して、5人は、日本政府に、その信頼(命?)を委ねたのだと思います。
そして、曽我さんの場合は、ジェンキンスさんや、二人のお嬢さんも日本に呼ぶことが出来たのですから、
それは、本当に、日本の外交の努力の結果であると思います。

それを今更、「返すべきだった」 と、北朝鮮の代弁者のような発言をする加藤氏。
彼が、国民が選出した国会議員であるという事実。
(日本の将来を)彼らに任せることの恐ろしさと危機感を感じないではいられません。

その考えに迎合するような、非情で、人をモノのように扱う議員さんに疑問を待たずにはいられません。
日本に帰りたいという意志を持った拉致被害者を無理やり北朝鮮に返すことなど、
人を人として扱うならば、出来ようはずがないと思えてなりません。
そんなことを強制すれば、日本人は同胞を見捨てる輩、北朝鮮の指導者と同じになってしまいます。

なかなか拉致を認めず、動こうとしなかった日本政府。
どんなに悲しく辛い日々であったでしょう。
その日々が、まだ、今も続き、家族会の方々にとっては、忍耐の日々が続いているのです。
忍耐強く、諦めることなく、訴え続けた家族会のみなさま。
そんな家族会のみなさんに、私たち日本人が出来ることは何でしょう。

「拉致された人々の存在を忘れない」

ということだと思います。
返すべきだったとか、拉致に拉致られている。
などという、人を人と思わない人々に、
私は、日本の将来を任せたくないです。
血の通った人に日本の将来を任せたいものです。




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コメント 2

reiko

元気さん、ご無沙汰しております~(ペコリ)

この加藤氏発言は、
先の山崎拓氏と同じような発言していまから

北朝鮮の高官にでもマイルドコントロールでもされているんでしょうか?
何とも奇妙な発言を繰り返す人達ですね。

兎に角、日本の国益に反する二人は、
落選させるしか手立てがなようですね。
by reiko (2008-07-20 11:38) 

元気

こんばんは、reikoさん。
風邪をひかれたようでしたが、快癒されましたでしょうか?

>落選させるしか手立てがなようですね

そうですね。
国民の関心が高まって…
どうなんでしょうかね。(少々気弱)

by 元気 (2008-07-20 21:00) 

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