国籍法５日に成立！？

国籍法の改正につきましては、ブログでも記事にしております。
http://muumintani-irasyai.blog.so-net.ne.jp/2008-11-17

法案を通すことが目的のようで不安になっていましたが、見事に現実になるようです。
十分な審議を尽くさず、反対の声には、付帯決議でやり過ごそうという姿勢。
最悪の結果となりそうです。

まずは、協同通信のニュースをごらん下さい。
http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008120301000390.html

国籍法５日に成立 自民、民主が付帯決議合意
　参院法務委員会は３日午前の理事懇談会で、未婚の日本人男性と外国人女性の間に生まれた子について、父親が認知すれば国籍を取得できるようにする国籍法改正案を４日に同委員会で採決することを決めた。自民、民主両党が付帯決議案の採択で合意したためで、５日の参院本会議で成立する見通しだ。
　付帯決議案は（１）ＤＮＡ鑑定導入の当否を検討（２）父親への聞き取り調査など確認作業の厳格化（３）半年ごとに施行状況を国会に報告－などを盛り込んでいる。国籍法改正案は自民、民主両党の一部議員から「偽装認知を防ぐためＤＮＡ鑑定を導入すべきだ」との意見が出たのを受け、採決が見送られていた。

2008/12/03 12:29 【共同通信】

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重要な法案であることを周知せず、安易で国民を馬鹿にしたような付帯決議案で強引に採決されるようです。
それでは、実際に付帯決議案の詳細をごらん下さい。

１、本法の施行により、生後認知された子も胎児認知された子と同様、届出のみで我が国の国籍を取得することができる>ことにかんがみ、本法の趣旨について十分な周知徹底に努めること。

２、我が国の国籍を取得することを目的とする虚偽の認知が行われることがあってはならないことを踏まえ、国籍取得の届出に疑義がある場合に調査を行うに当たっては、その認知が真正なものであることを十分に確認するため、認知した父親に対する聞取調査をできる限り実施すること、当該父親と認知された子が一緒に写った写真の提出をできる限り求めること、出入国記録の調査を的確に行うこと等につき、調査の方法を通達で定めること等により、調査のための万全な措置を講ずるよう努めること。

３、本法の施行後、改正後の国籍法の施行状況について、当分の間半年ごとに当委員会に対し報告するとともに、その施行状況を踏まえ父子関係の科学的な確認方法を導入することの要否及び当否について検討する等、虚偽の届出を防止するために必要な措置を講ずること。

４、ブローカー等が介在して組織的に行われる虚偽の認知による不法な国籍取得の動きが生じてはならないことを踏まえ、入国管理局、警察等関係当局が緊密に連携し、情報収集体制の構築に努めるとともに、適切な捜査を行い、虚偽の届出を行った者に対する制裁が実効的なものとなるよう努めること。

５、本改正により、重国籍となる子供が増加する事態が起こり得ることにかんがみ、重国籍に関する諸外国の動向を注視するとともに、我が国における在り方について検討を行うこと。 ーーーー 右決議する。

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特に注目して欲しいことは、赤字、青字にしました。



　　　　　　　　　

○認知した父親に対する聞取調査をできる限り実施すること、
○当該父親と認知された子が一緒に写った写真の提出をできる限り求めること
○調査の方法を通達で定めること等により、調査のための万全な措置を講ずる
○父子関係の科学的な確認方法を導入することの要否及び当否について検討する
○情報収集体制の構築に努めるとともに、適切な捜査を行い、
○虚偽の届出を行った者に対する制裁が実効的なものとなるよう努める
○本改正により、重国籍となる子供が増加する事態が起こり得ることにかんがみ、重国籍に関する諸外国の動向を注視する

以上が青字で表示したことです。
どうですか？

「できる限り」
「講ずる」
「検討する」
「努める」
「注視する」

これらのコトバの意味するトコロ。それは、「あいまいで責任の所在を明らかにしない」　ということです。
この法律の施行の責任は、国民全員が負うのに！　です！！
国籍法改正の危うさについて、慎重な対応や審議、議論を深めることを要望した国民に対する回答が、
この付帯決議案なのです。
どう思いますか？

国家の役割の基本は、国民の安全と財産を守ることにあります。
新しく日本国民となった多くの外国人（重国籍も可らしい）の財産と安全を保障することに異論が有るのではないのです。
無防備に、日本国籍の安売りをすることに対しての危うさを問題にしているのです。
当然のことながら、新しく日本国籍をとられた方が生活に窮する場合、生活保護等の支援も必要となります。
職や技術、財産を持っていること、日本を愛することは審査の対象にならないということです。
日本国籍の男性が認知するだけで（１８歳未満の男女が）日本人になれることについて。
国の財政、治安、世界的評価…　全てに関係して来ることだからです。

多くの日本人に、国籍法改正法案を受け入れる覚悟が周知徹底される前に、
ほとんどのマスコミが報道せぬままで、秘密裏に進められ通される法案です。
私は、この胡散臭い法案を十分な審議もせずに通そうとしている方々（参院法務委員会）の名前を心に刻みたいと思います。
誰がこの危険な法案を通すのか…　絶対に、忘れません！

（（法務委員会名簿 ））
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/iinkai/list/l0065.htm
○澤雄二 （法務委員長）(公明)
○千葉景子 (理事)(民主)
○松岡徹 (理事)(民主) 　　
○松村龍二 (理事)(自民)
○木庭健太郎 (理事)(公)
○青木幹雄 （自民）
○江田五月（無所属）
○今野東（民主）
○鈴木寛（民主）
○秋元司（自民）
○松岡徹（民主）
○山崎正昭（自民）
○小川敏夫（民主）
○前川清成（民主）
○近藤正道（社民）
○山東昭子（無所属）
○舛添要一（自民）
○松浦大悟（民主）
○仁比聡平（共産）
○丸山和也（自民）

知らなかったでは済まされない、日本の将来に渡る責任を負うのです。
もちろん、阻止できなかった責任は、私も含め、日本国民が将来に渡り負わせていただきます。

タグ：参議院法務委員会名簿 法務委員会名簿 付帯決議 国籍法改正法案 法務委員長 澤雄二 理事懇談会 参院法務委員会 国籍法 国籍法改正 附帯決議

コメント 1

yukikazeさま、ナイスをありがとうございます。

今、夕刊を取ってまいりました。
本日朝の可決記事。
読売１７面の一番下左下にひっそりと載っていました。
タイトルを入れても、たったの８行。
100字にも満たない記事です。
これが、この大きさがマスコミの良心の大きさでしょう。
なんと小さい、なんと薄っぺらなのでしょう。(>_<)

哀しいです。惨敗ですね。
マスコミを手中に収めた売国勢力の前には…　無力を思い知らされます。
一般の国民、なめられてますね。
by 元気 (2008-12-04 17:58)