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堕胎罪 [知らなかったこと]

別の方のブログで知った知識です。
少子化対策に向けての良い記事ですので、併せて、紹介いたします。
故郷求めてさんの記事。 「地に足のついた少子化対策を 」
http://nerituti.iza.ne.jp/blog/entry/860126/


さて、妊娠しても、その命を、(妊娠した女性の)勝手に自由に出来ないこと。
(はっきりと)知らなかった。です。
人道的見地とかの問題だけでなく、刑法に抵触するんですってね。

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※ 堕胎罪 ウィキペディア(Wikipedia)より。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%95%E8%83%8E%E7%BD%AA

堕胎罪(だたいざい)は、人間の胎児を母親の体の中で殺すか流早産させて殺す犯罪。
日本においては、刑法212条〜216条(第二編 罪 第二十九章 堕胎の罪)において犯罪類型として規定されている。
個人的法益に対する罪。胎児を保護するとともに、間接的に母体の保護も目的としている。

例外として医師会(何を指すかは法令上不明確であるが)の指定する医師が母体保護法(以前は優生保護法)第14条に基づいて行う堕胎は罰せられない。
現在では多胎妊娠の際行われることのある減胎術もこれに準ずるとされ罰せられない。
そのため、刑法の堕胎に関する規定は空文化しつつあるともいわれるが、胎児が(殺人罪や傷害罪の客体としての)人には原則として含まれないと解釈するための有力な根拠となるという点においてはなお意味を有している。

○自己堕胎
妊娠中の女子が薬物を用い、又はその他の方法により、堕胎したときは、1年以下の懲役に処せられる(刑法第212条)。
堕胎罪は母体の安全も保護法益とするため、女子自身の行為は法定刑が軽減されている。この犯罪は身分犯である。

○同意堕胎及び同致死傷
女子の嘱託を受け、又はその承諾を得て堕胎させた者は、2年以下の懲役に処する。
よって女子を死傷させた者は、3月以上5年以下の懲役に処する(刑法第213条)。
女子の嘱託又は承諾のある行為については、それがない行為と比べて法定刑は軽減される。

○業務上堕胎及び同致死傷
医師、助産師、薬剤師又は医薬品販売業者が女子の嘱託を受け、又はその承諾を得て堕胎させたときは、3月以上5年以下の懲役に処せられる。
よって女子を死傷させたときは、6月以上7年以下の懲役に処する(刑法第214条)。
女子の嘱託又は承諾がある場合においての医師など一定の身分を有する者の堕胎行為を重く処罰する規定である。身分犯。

※ 母性保護(第14条~第15条)
第14条では、指定医師は次のいずれかに該当する者に対して、本人及び配偶者の同意を得て、人工妊娠中絶を行うことができるとされている。
1) 妊娠の継続又は分娩が身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの
2) 暴行若しくは脅迫によつて又は抵抗若しくは拒絶することができない間に姦淫されて妊娠したもの

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「身体的又は経済的理由により母体の健康を著しく害するおそれのあるもの 」
という判断を誰がするのか。
妊娠した女性の(勝手な)判断で(堕胎が)可能と安易に考えていましたが、刑法に抵触するということ、
どれほどの方がご存知なのでしょうか不明ですので、ここに、「知らなかったこと」 として記事にしておきます。

妊娠出産は、喜びも大きいのですが、女性への身体的精神的な負担も大きいのです。
望まぬ妊娠の場合(未婚や未成年、諸事情)の場合、女性の側に肉体的な負担だけでなく、
精神的負担(経済的な負担もありますね)をも負わせ、刑法でも罰せられる可能性も有るなら…
女性の負担は、さらに大きいと考えられます。
だからこそ、母子家庭に対する手厚い援助もあるのかも知れませんね。

   [かわいい]   [かわいい]   [かわいい]   [かわいい]   [かわいい]

国が刑法で罰することに対しても、様々な問題があるかも知れません。
産める環境の問題と、妊娠に対する無知もあるかも知れません。
妊娠により新しい命を授かることを厄介ゴトと捉えないために、
生まれて来る新しい命を消さずにすむために、何が必要なのか。
刑法で規定される以前に、命というものの大切さ、
自分も含めて、生かされていることの感謝を教えることが教育であるとも考えます。
それは、家庭での教育であり、
学校という義務教育の場での教育でもあると思います。
そして、それは、国としての(国民に対する)心構えであるとも考ます。

簡単に、「堕胎罪」 があるから人口中絶はいけない。
などと言うつもりは有りませんが、「堕胎罪」 も知らずに堕胎を論ずることは出来ません。

望んでもなかなか恵まれない女性もいれば、
望まぬ妊娠に思い詰める女性もいます。
私は、女性の体に生まれたことを誇らしく思う世の中になることを望んでいます。

また、意図せず途中で召されてしまう命もあります。
命を授かったときから、生まれてくるのを楽しみにし、家族で育んできた命について、
家族の嘆きは想像を絶する悲しみであると思います。
この記事が不快なものでしたら、本当にお許し下さい。

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コメント 2

故郷求めて

ご紹介とトラックバック、ありがとうございます。

おっしゃる事、非常に良くわかります。望まない妊娠をした人にとって、悩んでいられる時間はたったの数ヶ月です。その人達に、産んでもらう施策を講ずるのが政治の役目じゃないかと私は思うのです。

こうしてひとり、私の考えていることに気づいて下さった方がいるだけで喜ばしい事です。ありがとうございました。
by 故郷求めて (2009-01-09 16:39) 

元気

故郷求めてさま、コメントをありがとうございます。

故郷求めてさんの言葉。

私は少子化対策にいちばん肝要なのは、祖先を尊び子孫繁栄を喜ぶような教育を与えることだと常々思っています。それには伝統的な価値観、理屈や科学を超越した家族のつながりというものを子供のうちから育むことだと考えます。

これは、私も、その通りだと考えています。
ただ、堕胎については、まずは、産めとは、今は言えない。思えない。
それが正直な感想です。

快楽やお金よりも大切な命について。
責任や誇りを含めて、子どもの頃からの教育の大切さを痛感しています。
やはり、まずは、教育であると思います。
by 元気 (2009-01-09 16:54) 

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