初の党首討論（麻生自民党総裁、鳩山民主党代表） 1/3

党首討論、途中からでしたがライブで見ていました。
党首討論の詳細。読んでおります。
党首討論で気になったこと、確認しました。
党首討論の内容にまで踏み込みたいので、長くなるので、３つに分けます。

さて、今朝の読売の記事より。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090528-00000182-yom-pol
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麻生ＶＳ鳩山…互いの非突く激論、でも双方「党首力」不安
　「どちらが首相にふさわしいか。どちらの政党が政権を担う力があるか。意見を戦わせるのは正しい」
さらに、「民主党は何をしようとしているのか。社会保障や安全保障の問題で、極めて不安を抱かざるを得ない」とも語った。民主党の政権担当能力に疑問符を付ける狙いだ。
　鳩山氏は国家像に話題を移し、持論の「友愛社会」について「人の幸せを自分の幸せと思えるような世の中にしたい」と強調した。首相は「我々は百年に一度の経済危機に直面している。理念や抽象論でなく、現実にどう対応するかが重要だ」と攻撃。「政権交代は手段であって目的ではない」と畳みかけた。 最終更新:5月28日2時33分
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読売新聞の記事です。さて、どうでしょう？

短い記事ですが、内容を読めば、圧倒的に麻生首相の方が優勢だと分かります。
それなのに、タイトルは、互いの非突く

激論、でも双方「党首力」不安　です。

このタイトルを見れば、「どっちもどっち」　の党首討論だったのだと、考える方多いと思います。
党首討論、じっくり見た方、読んだ方を除けばです。
実際、党首討論で麻生首相の党首力不足は感じられませんでした。
鳩山党首が党首力不足だからと、（平等に？）麻生自民党総裁にも不足を呈する。
それがマスコミだということ、周知していただきたいです。

現政権では都合が悪い輩が民主党政権を推し進めているのでしょう。

自民と民主。麻生首相と鳩山党首。
民主党もイマイチだけど、自民党もイマイチだから、政権交代！
どうあっても、政権交代に向けて世論をツクリダシタイようです。だから、

マスコミに騙されてはなりません。
民主党に騙されてはなりません。

鳩山氏は、「友愛」　を掲げて政権を取りたいようです。
では、「友愛」　って、ナンですか？
辞書によると、「兄弟間の情愛。また、友人に対する親しみの情」　とあります。
同胞への情のことです。よね。
世の中、世界中、人類皆兄弟　と考えておられのでしょうか。
都合の悪い人は、トモダチジャナイ。キョウダイジャナイと除外するおつもりでしょうか。
（異を唱える者を排斥する世の中にならねば良いですが…　）

もしかして、それは、空想的社会主義なのでは？

「友愛」 を大事にされること、それは個人の信念なら自由です。立派な理想です。
ですが、「友愛」　を政治のビジョン（理念）に掲げることは稚拙ではないですか。
政権を取ろうとする政党、その党首の発言としては、不適切です。
ならば、民社党政権は、不適切であると思います。

「友愛」　という言葉の落とし穴。
勤勉で善良なるがゆえに、日本国民は、断じて落ちてはいけない落とし穴です。
その落とし穴に落ちたら、這い出るのに、どれだけの苦難が待ち受けていることか。
しっかりと、その正体を見据える必要があると思います。
そのためにも、党首討論の詳細をじっくり読んでみられると良いと思います。

鳩山党首の理念は、日本国憲法前文の理念と通じています。
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「日本国憲法」　前文
…日本国民は、恒久の平和を念願し、
人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、
平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、
平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。われらは、
いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
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崇高な理想（前文）の基に、ＧＨＱ占領下に制定された日本国憲法。そして、第９条。
その理念で、今後も縛りたい（呪縛）輩に惑わされてはなりません。
日本国憲法が日本国民を落とした穴。
その穴から、戦後60年を経ても抜け出すことが出来ない現実を見なければなりません。
「友愛」　という理念の落とし穴に落ちたら…　
半永久的に抜け出せないことになるかも知れませんよ。

くわばら、くわばら…

討論の検証記事。　2/3　に続く。


（ご参考）
○第１７０回国会における麻生内閣総理大臣　所信表明演説　（約9ヵ月前）
　http://www.kantei.go.jp/jp/asospeech/2008/09/29housin.html

○第171回国会における麻生内閣総理大臣　施政方針演説
　http://www.kantei.go.jp/jp/asospeech/2009/01/28housin.html

　　拙ブログ。コメントにての追記内容。
　　http://muumintani-irasyai.blog.so-net.ne.jp/2009-02-12-1

○「日本国憲法・前文、第9条」　と　「クラスター爆弾」
http://muumintani-irasyai.blog.so-net.ne.jp/2008-06-01

タグ：党首討論 鳩山由紀夫 民主党代表 麻生太郎 自民党総裁 友愛 日本国憲法 前文 鳩山党首 麻生首相 初の党首討論

コメント 6

　党首討論、ラジオで聞いていました。

　小泉元首相も独特の受け答えが完成するのに半年くらいはかかった記憶がありますが、麻生首相もその域に達しつつあるのを感じています。
　背景としては、昨秋以来の経済危機の初動期を大幅な経済は乱を起こすこともなく乗り切ったことで、自信が生まれつつあるように感じました。
by たいせい (2009-05-28 11:40) 

　私はまだ、つまみ食い程度にしか確認していないのですが、しかし見た限りでは、あくまで主観ですが、麻生有利に見えました。
　鳩山代表の発言は基本的に抽象論でありまして、現職総理大臣であり、既に様々な施策を行っている麻生首相では相手が悪いのかもしれませんが、それにしたって酷すぎました。
　どこぞの小学校でボランティア活動がなされていますって、『だから何？』ってな勢いです。
　首相も言っておられましたが、鳩山も曲がりなりにも政治家でございまして、政治政策について話さなきゃならない、にも拘らず『ボランティアでみんな幸せでしょ？　そういう社会がいいんじゃない？』と、じゃあそういう社会にするために何やるのさ、というのがさっぱり伝わってこない。
　最後に『意味のない答弁を長くされて時間だけつぶされて……』云々言っていたようですが、意味の無い発言かましていたのは一体全体どちらかという話ですね。

　まぁ『民主圧勝』としたかったマスゴミが『痛み分け』にせざるを得なかった（報ステすら『世論調査とか、そういう勢いがあったからかもしれないが、民主が若干有利のように思えた』としか言えず）というあたりで、実際の勝者がどちらかというのは明白ですがね。

　ただ、これは党首討論の形式上仕方ないのかも知れませんが、どうにも焦点が多すぎて議論が深まらなかった気がします。
　『党首討論毎週やろう』なんて動きもあるようですので、いっそ『今日は景気対策、次回は安全保障』というようにテーマを区切って議論したらどうかなと、そんな風に思います。
　まぁ、どこぞの古館のように『毎日討論、時間無制限』なんていう、首相の職務に支障をきたすような主張は論外ですが。
by 東雲一葉 (2009-05-28 12:03) 

攻撃する側であるべき鳩山氏があのような状態なので、反撃する側の麻生氏も困っていたというのが事実でしょう。痛み分けではあるかもしれませんが、攻撃側がまともに攻撃しないから、反撃できないというのでは攻撃側の失策でしょうね。麻生氏優勢という感じですが、おまけで9-9のイーブンという感じに思いました。ちゃんと攻撃してくれないと反撃できないですからね。
by yukikaze (2009-05-28 14:42) 

党首討論見てましたが、圧倒的に麻生さん優勢でしょう！！
なのになんで痛み分け！？
おまけに社民党の福島ｓんがアホに見えたのは私だけ？
どうしたらあれが圧倒的な鳩山さんの勝利になるの？
マスコミはここまで国民をばかにするのかと腹たちましたね～
実際に見てる国民はそんなに数多くないと思ってるのかしら？
by izunosuke (2009-05-28 14:55) 

こんにちは。
途中でライブで見る気力が失せ、新聞でだけ読みました。
なんか不完全燃焼ですねー。
ヤジひどいし。

＞izunosukeさん
みずぽさんは東大卒なのにアレです。
「Ｂ52が艦船から飛び立ち攻撃する！」とか言ってるアレな人です。

フルで実際に党首討論を見ている国民、そんなに数は多くないと思います…。残念ながら。
本当は、強制してでも見てもらいたいのですけれどねえ。
そうしたら、民主党がアレなのがわかるんですけどね。
マスコミの神編集だと、鳩兄と引き分けになるわけですｗ

by まご (2009-05-28 21:10) 

こんばんは。
ナイスとコメントありがとうございます。

本当にヤジ多かったです。
こんな状態で、党首の話を精査すること出来るのかしらん。
（とっても不思議。傾聴して欲しいものです）
誰が声出してするか、分かれば抗議したいくらいです！
だから、よく聞いてないから、鳩山党首みたいな話し方になるのかしら。
（はじめに否定的な言葉から始めてますよね）
対して、麻生首相、よく聞いていると思います。スゴイです。
もっと、正当に評価されて良いと思います。

ライブで見て（聞いて）なくても読めるのですから、じっくりと読んで、
どちらが相応しいのか、国民は考えないといけないですね。
権利だけでなく、それは、義務でもあると思います。
政治に無関心でいるツケは、未来に払うことになります。
今の日本は、将来の子らから預かっている日本です。
その責任を果たさず、安易にマスコミの報道を信じてはいけません。
どんなに面倒でも、有権者の姿勢として必要なことだと思います。
by 元気 (2009-05-31 21:48)