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元気にするのは… 人間力! [雑誌]

日本で必要とされ活躍、世界でも必要とされ大活躍。
その存在感で元気をもらえる建築家。それが安藤忠雄氏。
『Casa』 9月号のテーマは、安藤忠雄氏でした。

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安藤氏の欧州(4泊6日)同行取材DVDが付いてます。
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世界中にある安藤氏建築。42件あるそうです。
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10年後の日本。2016年東京オリンピック。近未来のキーワードは、水と緑。
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2010年完成予定の東急大井町線、上野毛駅。バリアフリー、路線の斜面を緑化。「緑の回廊・風の道」
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「海の森」お台場のゴミの島を緑の森に。「表参道ヒルズ」明治神宮に繋がる緑化された屋上と表参道。
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電柱が木に変りました。

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直径80m、短径24m楕円形の卵を挿入。方向感覚がつかみやすく非常時にも安全に避難出来るとか。
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GRC(ガラス繊維補強コンクリート)素材で安全性とエコロジーに配慮した卵。

  ※今年10月に開催が決定する2016年オリンピック。グランドデザインは安藤氏。
◎ 競技施設の90%以上を半径8km圏内に納めるコンパクト計画。
移動距離が短いからCO2排出量も削減。
1964年オリンピック開催時の遺産も補強・増築で活用。
全体の7割が既存の施設でまかなえる。新しい都市づくりの基礎になる。
オリンピックの施設は、オープンコンペ。世界中の若手建築家にチャンスがある。

◎ 「海の森」 の募金活動。
ゴミの埋立地に植樹する苗木。その費用は、募金でまかなう。
一人1000円。50万人が目標。88ヘクタールの土地(皇居、明治神宮の広さ)を緑化する異議は大きい。
募金活動のために月に20回以上講演することもあるそうです。(すごい!)
イベントに参加することで環境に対する意識を育てていく。
土壌は、そのまま捨てられるモノをリサイクル活用したもの。

◎ 「緑の回廊」 グリーンベルトを生み出す計画。
寺や屋敷跡などの歴史の積み重なりを緑で繋ぐ。
電柱を地中化し、街路樹を植える。
小中学校の校庭を緑化することで緑と触れあい、防災の拠点にもなる。
ビルの屋上庭園と並木の高さを揃えることで、並木に海に緑の船が浮かぶ想定。
水辺の空間も活かす計画。
水辺に近い生活をしていた江戸時代を想定。ビジョンがあれば”水の都”になれる。
小さな場所を緑に変え、繋ぐことで風の流れが変わる。

◎ 東京から世界を変える。東京の環境を考えることは世界の環境を考えること。
○山手線から車を30%減らす
法制化するよるドライバーの自主性を促すことで、世界中の注目を集める。
三環状道路の整備。東京都内を通過せずに移動を可能にする。
都心では車が要らない街づくり。歩いたり自転車に乗ったりが楽しい街づくり。
歩道橋の削減。緑を増やす。
地球環境に対する責任と自覚を促す。


[猫] 地方が元気になることは当然必要ですが、東京が元気でないと始りません。
   それぞれの特性を活かした元気になり方。そんなものがある気がします。
   元気になるためには、人間力。
   安藤氏の元気力の源は…

     闘う建築家

豊かな人脈と豊かな人間力。
雑誌のはインタビュー記事に、語る安藤氏がいました。

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100年に一度の不況だといって必要以上に肩を落として元気の無い私たち日本人に対して、
安藤忠雄氏は、そんなんじゃダメだといいます。
一体、何が必要で、どう道を道を切り開くべきなのでしょうか?

人間というのは、考えて苦しみ、苦しみつつも前進して生きていく。
そして、その間に、生きる喜びを味わいながら、社会の理不尽への 「怒り」 を乗り越えていなねばならない。
その思いの深さ、情熱の激しさが人間の生の原動力になる。

建築家というと芸術的な仕事のように思われがちですが、実はこれほどドロドロした仕事はない。
多くの人間と、何より多額のお金が動きますから…
いくらいいアイデアが頭にあっても、経済や法律といったしがらみがあってなかなか思い通りに進まない。
そのとき、動かない仕事を動かすのが人間力なんです。

周囲の人を巻き込んで、何としてもこれを作り上げるんだという気迫、
デザイン力を超えた個人の情熱の力です。

この思いの強さは、誰にも負けない自信があります。

海外の色々な人が声をかけてくれるのも、
コイツと一緒なら何か面白いことが出来るのではないかという期待感のようなものがあるからじゃないかな。

だから、これから建築をやる若い人にアドバイスをするなら、建築の勉強と一緒に、もっと人間を学べといいたい。
いろんな人に会って、いろんな話をして、いろんな体験をして… 本を読むことも大事。
専門にとらわれず、人間の生き方、価値観を問うているような深みのある本をね。

  ---- (略)

日本が良かったのは、寺子屋を含めて江戸時代から教育が行き届いていた点ですね。
教育が良かったから西洋化するのが速かった。
都市のビジョンがなくても、民族の民度が高かったから形の上では世界都市をつくりえた。
それが東京だと思う。
基本的に西洋の都市にあって東京にないもの。
それは、「過去から未来へとつながる時間の豊かさ」

ビジョンを持って、ありようをコントロールしていくことが必要。
ある種の責任感、節度ある姿勢を都市に対して持つべきでしょうね。
国や自治体といった行政以上に、
その街に生きる一人一人が考えるべき問題。
自分たちで決めることが必要。

建築の仕事は、夢を感じられなくなれば終わり。だと思っている。            (インタビューより)

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[猫] 建築家でなくても、自分の仕事に対して夢が感じられなくなったら終わりなのかも知れませんね。
   世界各地を旅した後、独学で建築を学んだ安藤氏。
   その豊かな想像力と柔軟性、志の高さ、意思の強さが基なのだと思いました。
   雑誌にコレデモカと盛り込まれた記事と写真。
   安藤氏の眼力の強さに圧倒されながらも、元気を注入されるように感じました。

   ぜひ、本屋さんででも一度開いてみて下さい。

                       
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井関 太郎

元気さん今晩は。
Nice&コメント&トラックバックをいただしていたのにやっと気がつきました。
ありがとうございました。

与那国の記事も実にタイムリーだと思います。
by 井関 太郎 (2009-08-27 20:27) 

第一義

こんばんわ。情報投下します。


【私も言いたい】永住外国人への地方参政権付与 「反対」圧倒的な9割超 (1/3ページ)
2009.8.27 19:47

このニュースのトピックス:地方自治
 今回のテーマ「永住外国人への地方参政権付与」について、25日までに1万8455人(男性1万3878人、女性4577人)から回答がありました。「付与に反対」「容認すれば国益が損なわれる」と回答した人がともに9割超と圧倒的で、「帰化条件を緩和すべき」という人も約1割にとどまりました。


 (1)永住外国人へ地方参政権付与を容認すべきか

 YES→5%、NO→95%


 (2)むしろ帰化の条件を緩和すべきか

 YES→11%、NO→89%


 (3)容認すれば、国益が損なわれると思うか

 YES→94%、NO→6%


 ◯違う視点で参政を

 大阪・男性自営業(50)「永住外国人は同じ税金を払い生活している。同じ人間なのに虐(しいた)げられてきた人も少なくないはずで、参政権もないのはおかしい」

 神奈川・女性会社員(40)「国籍を超えて、1人の人間(地球人)として、生活環境にかかわる政治権を持つべきだ」

 愛知・男性会社員(42)「日本に税金を納めている外国人に選挙権があって当然だ。外国人に選挙権を認めたところで国益が損なわれることはあり得ないと思う」

 埼玉・女性会社員(35)「参政権がないということは、自分の住む土地に対して意見も言えないということだ。新しい目で意見をしてもらえる機会なのにもったいない」

 大阪・男性会社員(64)「国籍は無関係ではないか。むしろ日本国籍でも日本にほとんど住んでいない人の参政権の方が問題だ。もちろん、帰化条件を緩和することも大切。少子高齢化の日本で外国人の労働力が必要とされている中、参政権を与えるのは当然と思う」


http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090827/plc0908271948002-n1.htm
by 第一義 (2009-08-27 23:11) 

元気

第一義さん、コメント(情報投下?)ありがとうございます。
途中までの引用なので、補足しておきます。
(違う視点で参政を。だけの記事ではないので… 笑)

●まず帰化すべき

 熊本・男性会社員(37)「その国の政治は、その国の国民によってなされるべきであって、外国人が参加すべきではない。参政権の容認は内政干渉を認めること。日本の政治家には、もっと日本人のことを考えて政治をしてほしい」

 大阪・女性自営業(48)「参政権が欲しければ帰化して日本人になるべきだ。日本の将来を決めることにもなるのに、他国籍の人に参政権を与えるべきではないと思う」

 パキスタン在住・男性会社員(63)「そもそも永住外国人とは何か。なぜ永住していながら帰化しないのか。そういう生活態度や信条に違和感を覚える」

 北海道・男性教師(48)「税金払ってるから参政権をよこせというのはおかしい。間借りしてる人間が家賃を払ってるからといって、その家の建て替え時に間取りなどの決定権を主張するようなものだ」

 神奈川・男性弁護士(37)「国家の根幹にかかわることで、一度付与してしまえば領土問題などで取り返しがつかないことにもなりかねない」

 アメリカ在住・男性自営業(69)「米国に永住権で20年住んでいるが、参政権がないのは当然。欲しければ帰化すべきだ」

 大阪・男性公務員(23)「容認すると在日外国人が一部の地方自治区を牛耳ってしまう可能性が高い。日本国民には何のメリットはないと思う。選挙権が欲しければ帰化してほしい」

     ◇

 【永住外国人への地方参政権付与】 永住者の在留資格を持ち、日本の居住する外国人に地方参政権を与えようというもの。これまでに民主、公明、共産の各党などが付与法案を出しているが、その対象者や付与する権利は微妙に違う。ただ、地方参政権については、地方自治体の議員と首長を選ぶ権利(選挙権のみ、被選挙権はない)に限っているケースが多い。

 平成19年末の法務省の統計によると、永住者の在留資格を持つのは約87万人。このうち、在日韓国・朝鮮人が多数を占める「特別永住者」が約43万人。このほかの「永住者」(約44万人)の中で最も多いのは、中国の約13万人となっている。


by 元気 (2009-08-27 23:42) 

元気

井関太郎さま、おはようございます。
ナイス&コメント、ありがとうございます。

>Nice&コメント&トラックバックをいただしていたのにやっと気がつきました

「ニュークリア・シェアリング」 関連記事でのトラバです。
ところで、
『平成21年終戦の日をめぐる五紙の社説 』
にもコメントを入れてます。

これからもよろしくお願いします。(^^)v

by 元気 (2009-08-28 10:01) 

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