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『民間防衛』 スイス政府 (2/2) [読書]

(目次)
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緊急持ち出し品…          防衛 206~207           
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(中見出し)
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内容としては、懇切丁寧に、色々な状況を想定し、対処法を(マニュアルですから)記載しています。
現実的であり、具体的。楽観視を排除しながら悲観的にはならない。
そこにあるのは、、”国民の最も大きな財産である自由と独立” を守るという意思であり決意です。
「決して将来に対して絶望すべきでない」 けれども、「最悪の事態を想定しておいたほうがいい」
それは、「我々の後に続く子孫もため」 だと断言しています。
この覚悟と準備が今の日本(人)には欠けている気がしてなりません。
防衛についての記述も的確です。

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愛国心とは、自然に湧くものというよりも、守るという覚悟の上に形成されるものかも知れません。
防衛という(外国からの侵略、干渉を許さない)意識があるからこそ守ることも出来るのだと思います。
守るモノもヒトも全てがアヤフヤで、侵略や干渉に対してもナアナアというコトナカレ主義の曖昧さ。
それは、日本(人)の防衛意識を低下させ、(外国の)意のままになることにさえ無防備にさせます。
それは、「平和」 、「友愛」、「弱者保護」 という甘美な言葉で抵抗心を麻痺させるのです。
少しでも異を唱えようものなら、ヒトデナシや変人扱いされかねない風潮さえ作り出します。
そうやって、抵抗心を失わせ、無関心にさせられていきます。

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自由と責任について深く考えることもなく、権利だけを主張して恥じない。
民主主義の特権を最大に生かした今を生きる人のためだけの社会の実現。
「平和」 を唱え、武器を放棄することで戦争を免れるかのような非現実的な人々を増やすマスコミ。
警戒心も衰えさせ、心地よい言葉で知識階層という影響力のある人を取り込んでいく。
無防備で大国の衛星国(属国・自治区)となれば、翻弄され搾取され犠牲になるしかない。
そうなれば、独立国としての気概も誇りも持つことは許されないでしょう。

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自らの権利(私)よりも、「公」 を重んじることなくしては欲の暴走は止められない。
人の欲を刺激して、暴走させることで国としての結束、人の絆を絶てば、国は脆くなる。
労働者(労働組合)の暴走を許せば企業も国も疲弊する。それは公にも国益にも反する。
それで利を得るのは一部の既得権を持つ労働者と国の解体を目論む人々だということに気付くべきだ。
自分だけが良くなれば他が悪くなるのは自明の理である。
ならば、自分も他もよくなるため、国が安定するため、「公」 のためには、「私」 を抑えねばならない。
そうすることで国は栄え、国民も栄える。そういう良い循環を目指さねば混乱しか生み出さない。
利を得ることが目的の外国にとっては、国が混乱することが手段となる。

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ぜひとも読んで、スイスの覚悟と危機管理について考えて欲しい。
そして、我が国、日本の覚悟と危機管理について考えて欲しい。
関心を持ってもらいたい。
そう思います。

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ぱちゃぽ

パトリオットミサイルにつぎ込む金があるなら、
医療、福祉にあてろとバカみたいなこと言ってる人が僕が前に住んでたとこの市議会議員でした。
入間市なんで、自衛隊がいるからですかね。
by ぱちゃぽ (2009-10-03 05:34) 

元気

ぽちゃぽさま、おはようございます。
ナイス&コメントをありがとうございます。

バカみたいなことを平気で言える世の中(日本)。
礼賛さえする世の中(日本)です。
「日本の常識は世界の非常識」 だとか。
誰を喜ばすための(”誰が”喜ぶ)言葉かを考えることが必要だと思います。

”誰が”は、”日本国民が” でないと、自らの責任を果たしているとはいえません。
自らの責任を果たさず権利だけを主張することは間違いです。

”今” だけでなく、”将来”と”過去”の正しい認識が必要です。
”過去”を守り、”将来”を見据えねばなりません。
謝罪や賠償、”将来”を危うくすることを目的とした”過去”の改ざんを許してはならないのですが…
過去や歴史、伝統を守る意識。心理的防衛がボロボロですね。

外国を利するための歴史の改ざんと将来を危うくする軍縮には、(ワナにハマらないように)慎重にならねばなりません。
広いようで狭い地球で、多いようで少ない資源。
無私や滅私よりも私利私欲が”権利”として闊歩する世の中ならなおさらです。
こういったマニュアルもなく、国家に対する概念の教育も施されない日本です。
(国旗や国家さえ蔑ろにされています)
安全や自由、歴史について、「自らが学ぶ」ことが必要です。
受動的に垂れ流される情報で考えていては、日本人の安全と財産、尊厳は危うくなるばかりです。

日本中が 「政権交代」 で踊らされ、「手当て」 や「保障」 というバラマキで浮かれたツケは高くつきます。
「独立国としての地位と安全」 を売り渡すことになるでしょう。
国や家族を蔑ろにすれば信用を無くすということを自覚しなければならないのですが…
「友愛」 で全てが解決すると考える総理大臣なのですから…
多くの国民は、楽天家なのかもしれませんね。

楽天家は、ラクチンなのですが、無責任なのです。
『民間防衛』 の ”自由と責任”。
真摯に受け止めねばならないと思います。

が、どうしたらウザがられずに周知出来るかしら。(溜息)


by 元気 (2009-10-03 07:29) 

genn

> 、「平和」 、「友愛」、「弱者保護」 という甘美な言葉で抵抗心を麻痺させるのです。
少しでも異を唱えようものなら、ヒトデナシや変人扱いされかねない風潮さえ作り出します。
そうやって、抵抗心を失わせ、無関心にさせられていきます。

日本国民 麻痺されっぱなしで 痙攣してるようです。
やれやれ。

同じ本を買ってあるのですが 棚にあるままです
本が増える一方(汗)…読んでみます。

by genn (2009-10-03 14:04) 

aneurysm

アメリカの貿易センタービルへのテロが
あった頃、この本を読み
永世中立という覚悟に衝撃を受けました。

同様の衝撃を中学生の頃に観た映画
ガンジーからも受けました。
”非暴力主義”で対抗する人々の姿は
言葉から受ける印象とは大きくかけ離れてました。
by aneurysm (2009-10-03 16:36) 

ペイン

 フェミニストを中心とする左翼は「永世中立」「福祉国家」「非暴力不服従」という言葉だけを取ってスイス、北欧、インドを賞賛する傾向にあります。しかし実際は
・国防を絶対とするスイス
・税金が高く、治安が悪い北欧
・日本軍と協力してインドを独立に導こうとしたインド人兵の存在
 と、左翼の嫌いなことだらけです。

 極東の冷戦は未だ終わっていません。というより、日本が目覚め特亜が近代化するまで終わらないでしょう。だから、別段古いということはないでしょう。仮に古くても「国防のすゝめ」の役目は果たしてくれることでしょう。
by ペイン (2009-10-03 20:19) 

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