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鳩山首相 温室ガス25%削減、中期目標は達成可能 [ニュース☆ヾ 何じゃらホイ?]

鳩山首相 温室ガス25%削減、中期目標は達成可能
鳩山由紀夫首相は4日午前の衆院予算委員会で、2020年までに温室効果ガスを1990年比25%削減する政府の中期目標について「国民に約束した高速道路無料化、ガソリン税などの暫定税率廃止を前提に実現する」と述べ、民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)を実現しても中期目標は達成可能との認識を示した。菅直人副総理兼国家戦略担当相は「相当程度は、真水で実現できると考えている」と述べ、温室効果ガスの排出量取引に極力頼らない方針を示した
斎藤健氏(自民)が「高速道路無料化と、25%削減の中期目標は矛盾している。
国民や産業界の負担を提示する前に世界に約束するのは国民軽視だ」と批判したのに答えた。
 11月4日 毎日新聞

斎藤健氏(自民)が「高速道路無料化と、25%削減の中期目標は矛盾している。国民や産業界の負担を提示する前に世界に約束するのは国民軽視だ」と批判したのに答えた。 
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これが、その答えなのですか?
私には、理解出来ません。

■2020年までに温室効果ガスを1990年比25%削減する政府の中期目標

誰がそんなことを要求したのですか?
達成できる。では、どうやって達成するのですか?
2020年まで政権を維持して達成するということですか?

私には分かりません。
何が何やら分からないことだらけ。
具体性を欠いた夢物語、思い込みに希望を託すほど頭が空っぽではないからです。
日本人の家計や生活、安全や未来を犠牲にして達成することにどんな意味があるのでしょう。
25%ですよ。無責任過ぎませんか?
国連演説での拍手。鳩山首相は恍惚とした思いで聞いたかも知れませんが、悪寒が走りました。
日本の首相は、自らと庶民の生活の痛みを脳内のお花畑の中で共有するのかも知れません。
宗教家や夢想家に政治を任せることの危うさを日本人はどれくらい自覚しているのでしょうか。
日本人自身がお花畑に住み、耳を塞ぎ目を閉じるつもりなのでしょうか。
政治はギャンブルではありません。
祈っていれば達成出来るものでも、信じていれば達成出来るものでもありません。
けれど、残念なことに、日本国民の多くはギャンブルと捉えているようです。

財源はある。心配などしていない。
(いいえ、心配し過ぎるくらいでなければ責任放棄となります)
10月中旬には50兆円台とされた新規国債発行額が44兆円に抑えるとか。
さて、何を節約するおつもりなのでしょう。バラマキ公約の財源はどうしますか?
そうそう、毎年湧いて出て来るはずの埋蔵金はどうなりました?
官僚の渡り、天下りは排除されましたか?
日本の防衛も経済の将来。大丈夫ですか?

ウソだらけ、不安だらけじゃないですか!

テレビでは伝えないこと、沢山あります。
伝わらなければ安心なのですか?
日本に迫る危機を目を瞑り耳を塞ぎ、脳内のお花畑に遊ぶことで回避できますか?
派手なパフォーマンスより、地道な努力です。
それが日本人の国民性であり、日本を経済大国たらしめた底力のはずです。
働かない人の保障よりも働く人の保障を考えないと働くことが底力とならなくなります。

首相には、ギャンブルではない政治をして欲しい。
現実を直視し、自分の頭で考え、日本の将来を見据えた地道な政策をして欲しい。
日本の底力を殺すのでなく、活かす政策をして欲しい。
日本人の幸せを考えて欲しい。どうか、お願いします!

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【図解】 京都メカニズムと排出権取引
ノーベル賞経済学者らが警鐘! 排出権取引は百害あって一利なし?
【DIAMOND Online】(09/10/30号)

京都議定書は地球温暖化防止のため、欧州や日本など先進国や、ロシアなど経済移行国に基準年(原則1990年)比の温室効果ガス削減義務を課した。
その実効期間である第1約束期間(2008~2012年)が今年スタートした。
ただし、世界で最も排出量の多い米国は京都議定書を離脱、2位の中国はもともと排出義務を負っていない。

先進国(投資国)が途上国(ホスト国)で温室効果ガスを削減するための事業を実施し、それにより発生する排出権を先進国が取得する仕組み。

事業による削減であるCERの量は、自己申告や都合のいい解釈では通用しない。省エネ事業であれば「仮にCDM事業を行わなかったとするなら、同じ財を生産するとしても排出量が多かったに違いない」という説得力のある説明をしなければならない。このため、CDM事業を開発したい(主に先進国側の)事業者はプロジェクト設計書(PDD)を作成し、認証機関に審査をしてもらったうえで国連に登録申請を行う手続きが定められている。

ホスト国は、中国、インド、ブラジルなどが多く、その中身は、再生可能エネルギー、バイオマス利用、フロン破壊、省エネルギーなど多岐にわたる。

買い手である投資国は欧州と日本に偏っている。奇妙な現象としては、途上国のみが開発するCDM事業というものも相当数存在することだ。これは、先進国の資金と技術によって途上国での温室効果ガス排出を抑制するという京都メカニズムの理念からの乖離があるように思われる。

京都議定書に定めのない2013年以降の温暖化対策の国際的枠組みを固める“最後のチャンス”であり、各国とも排出削減目標の国際合意にこぎつけようと、水面下で協議を繰り返している。だが、複数の著名な経済学者の間から、排出権取引を前提とする現在の交渉のベクトルは間違っているとの批判がわき起こっているのだ。

10月中旬にコペンハーゲンで開かれた国際会議(プロジェクト・シンジケート主催の世界エディターズ・フォーラム)では、昨年来の金融危機が不正やクローニー・キャピタリズム(縁故資本主義、すなわち一部エリートが政府官僚と結びつき富を拡大させる官民癒着)の存在を改めて明らかにしたとして、「年に数兆ドルもの排出権を(政府が)割り当てることは、想像し得る最悪の振る舞いを招く」と警告した。

 元メキシコ大統領のエルネスト・セディージョ・イェール大学教授も同様の考えを示した。「(特に)途上国での排出権取引は、無償の排出権を求める企業のロビー活動に結び付くだけでなく、おおっぴらな汚職にもつながる」と警鐘を鳴らした。

 国際炭素税の推進派の主張は、シンプルだ。排出権取引は市場重視のメカニズムと言われながら、実際には政府による排出権の配給にほかならず、ロビイングや汚職を助長しかねない――。加えて、投機の対象となるため炭素の価格は安定せず、企業側の中長期的視野での排出削減努力や環境技術開発意欲を削ぐ――。逆に、税金ならば、炭素のコストが明確化するため、計画的な取り組みやイノベーションを促進しやすい、というわけだ。
 
排出量を決めてから炭素の価格を市場に委ねるという手法は、排出量の配分の公平性を担保できないというそもそもの欠点があるのに加えて、投機による炭素価格の不安定化を招く可能性が高く、環境関連投資のタイミングを難しくし、低炭素経済実現の牽引車にはならないと警告する。
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コメント 4

plant

こんにちは。
「25%」なんて何のために言い出したんでしょうね。
百歩譲って、中国やブラジルを議論に引き込むためだったとしても、先進国が数値目標を裏切り続けてきた過去の経緯を知っていれば、具体的な手段の裏付けのない数字では彼らが乗ってこないことくらい分かるはずです。
きっと、「25%を宣言して世界中から称賛される私」という幻想に酔ってしまったのでしょう。

しかし、鳩山さん個人をあまり責め過ぎないないようにしています。
現政権や民主党の中で穏健なブレーキ役を果たしている場面も多いので、鳩山さんひとりが失脚すると、かえってひどいことになりそうだからです。

なお、排出権取引でまかなう、というアイデアは誰が言い出したのでしょう?
国際取引(実現困難)と国内取引(一部で実現済み)とを混同したままで発言している政治家や報道関係者を未だに見かけますが、菅さんもアヤシイですね。

by plant (2009-11-07 01:03) 

元気

plantさん、おはようございます。
ナイス&コメント、ありがとうございます。

現政権の掲げる理想(友愛含め)は立派であると思います。
けれど、理想が免罪符になっては、しわ寄せは国民に来ます。そのツケを、今だけでなく、将来に渡って払うことになります。
未来を食らうような理想は、幻想や悪夢になりかねません。

>しかし、鳩山さん個人をあまり責め過ぎないないようにしています。
現政権や民主党の中で穏健なブレーキ役を果たしている場面も多いので、鳩山さんひとりが失脚すると、かえってひどいことになりそうだからです。

ええ。私も、それを感じています。
実際、そうかもしれません。さらには、そう思わせることも鳩山氏を首相に据えた目的かも知れません。
実際、就任後の(個人の)言動を責めるブログ記事は極力自制しています。
良くも悪くもお坊ちゃん。麻生氏以上にお坊ちゃんだと思えてなりません。
悪意がない分、始末が悪い。ということもあります。
(気付きも反省も良心の呵責もないからです)

民主党連立政権を選択したのは国民です。
日本の首相は、鳩山氏です。
鳩山首相を叩くことは、国を貶める(日本の首を絞めるに)ことになりかねません。
けれども、叩くことで出るホコリもあるはずです。
世界が日本一国だけなら鳩山首相でも良いのですが…
日本は腹黒い世界を相手に外交をせねばなりません。
叩かれることで、ホコリの存在に気付き、厳しい現実に向き合って欲しいものです。
それが首相の責任であり義務であると考えています。

現実に対する認識のアヤシイ人だらけです。
日本中が夢の中にいるようです。
目が覚めたとき、出来るだけ多くの希望を残すことが我々大人の責任だと思います。
by 元気 (2009-11-07 08:14) 

釣られクマ

今の首相はおかしい、発言がブレまくりすぎ。
ガス25%削減目標も国民を信じているから
達成できるっていうのは一国の首相の発言
とは思えません
by 釣られクマ (2009-11-07 12:21) 

元気

釣られクマさん、こんにちは。
おかしいです。
持ち上げるマスコミも国民も… おかしいです。
信じられる方としても困ってしまいますよね。
将来に渡って、痛みが伴いますから。

首相のブレは修正であり、良いブレだとか。
国民を甘くみてもらっちゃぁ困ります。
と… 私は、怒ってますが…
多くの国民はブレより悪い。無関心です。

by 元気 (2009-11-07 13:03) 

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