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逆転の発想 [テレビ]

奇跡の成功ドキュメント!常識を覆す 逆転の発想ノススメ!!
「火曜エンタテイメント」(2009.10.13放送)
世の中の常識にとらわれず、常識とは正反対なことをやり、成功した人や企業、店、施設などをとりあげ、このような不景気の時代にも「アィデアとやる気があればスゴイことを成し遂げられる」ということを紹介するドキュメントバラエティです。

[猫]介護を見ました。(私が見たのは、再放送だったようです)

■介護:「坂あり、階段ありギャンブル推奨の老人デイケア施設」
「お年寄りに対し、過保護にするのが一番よくない」との考えのもと施設の中にわざと坂や階段を作り、筋トレ施設も作ってしまった画期的な施設。
ご飯の時間になるとお年寄りたちが自ら茶碗にご飯を盛り、皿におかずを取る。
また、お年寄りたちが花札やルーレットに興じる姿が施設のあちこちに。

onsen_02.gif(ご参考)
夢のみずうみ村 アルペンデイサービス

47NEWS 大転換 第五部 老いが変わる③

テレビドガッチ 奇跡の成功ドキュメント!常識を覆す 逆転の発想ノススメ!!…『火曜エンタテイメント』

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番組で、従来(バリア・フリー)とは逆の発想(バリア・アリー)のデイケアセンターが紹介されていました。
綺麗なお顔をされた所長(女性・理事長)さんのお話が印象に残っています。
来られる方の顔に輝きがないこと。それは、なぜだろうと考えた。
「~たい」 という希望・夢がないからではないか。
やってもらって当たり前から、やりたいことを見つけるという逆転の発想
「センターがやらせていただく」 から、「自分でやりたいことを見つける」 運営へ。
自分が主体となることで表情が生き生きとして来た。目の輝きが違って来た。
目的と達成感を得ることで、生きることに喜びを見い出すことが出来るのではないか。

高齢者をサポートする工夫とアイデアが満載のデイケアセンター。
人出も手間も必要かも知れないけれど、手は離しても目は離さない。(放置ではない)
それは、子育てと同じかもしれないと思いました。
年齢を重ねて、まさしく、子供に還るのかも知れませんね。
支えは最少減に抑えながら、支えが必要なときを見逃ささない。
いくつになっても、人の潜在能力、可能性を信じることが大切なのではないでしょうか。
衰えを支える智慧と意思。それが人を人たらしめるのだと思います。

「生きる喜び」 を感じるお年寄りが増えれば社会は明るくなります。

動かなくなった体をリハビリで動くようにするのも目的であり夢です。
毎日を計画通りに過ごすのも夢の実現になります。
色々な夢の実現に努力することも希望になります。
それらのことが人の表情を豊かにし、目に輝気を取り戻す活力となる。
そんな明るい未来へのメッセージが、番組から伝わって来ました。

センターでは、色々な工夫がありました。

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○センター内だけで使える擬似通貨(ユーメ)
 ・リハビリに参加。目標を立てる⇒ユーメの獲得。
 ・食器を用意するのも片付けるのも自分でする。⇒ユーメの獲得。
 ・花札やルーレットでギャンブルをする⇒ユーメを使用。
 ・外国語を習う⇒ユーメを使用。
 ・グランドゴルフ、足湯⇒ユーメを使用。

○バリア・アリー
 ・センターには、タンスや階段がある⇒体を支えたり、障害物を避けることでリハビリになる
  (階段では、職員が一緒に登り降りすることで安全性を確保する)
kuri02.jpg
○食事はバイキング
 ・自分で栄養のバランスを考える⇒脳の活性化。
 ・選べる楽しみ⇒食事が喜びになる。

○自分で決めるスケジュール
 ・ホワイトボードに自分で決めた時間割を貼り付ける。
  (うたたね、散歩など)
 ・散歩に若い職員が付き添う⇒散歩が楽しくなる。

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■ユーメを貯めるのも使うのも、自分で考えることで楽しみになる。
■自分が主体となることで、意識が変り、脳が活性化する。
■異性や他人という感覚が戻ることで、脳が活性化し、生活に潤いが生まれる。
 (対立もあるかもしれませんが、それも活性化に役立つかも知れませんね)

[猫]飛び回るように元気な高齢者とその溢れるような笑顔に、生きる喜びを感じました。
 しかし、良いシステムも続けることでさらに改善が期待されます。
 行政がシステムを支援できるかが重要になると思います。

47NEWS 大転換 第五部 老いが変わる③
締めくくりの言葉を重く受け止めねばならないと思います。
「自己選択・自己決定という介護保険の精神を体現した革命的な施設」
こう称賛するのは厚生労働省の介護関係の審議会で委員を務める龍谷大の池田省三(いけだ・しょうぞう)教授。
だが、池田教授には複雑な思いがある。
介護保険制度がみずうみ村に報いることができていないからだ。
池田教授の調査では、みずうみ村の利用者の約九割は要介護度が改善あるいは維持されている。
こんな施設はめったにない。
ところが、要介護度を改善させると、施設に支払われる介護報酬は減ってしまう
このため、ぎりぎりの経営が続く。
「報酬の仕組みが、この素晴らしい方式が広がらない要因の一つになってしまっている。何とか変えたい」
(池田教授)。デイサービスを退屈と感じる高齢者は少なくない。
ニーズに応えられるか。次の制度改正は三年後だ。

[猫]3年後。
 重い障害に対して重い手当てを負担するだけでなく、
 支援や頑張りが評価される社会の制度を目指さねばなりません。
 それが国の負担を減らし、高齢者の生きる喜びにつながると思うからです。
 そんな未来を見据えた国の支援こそが必要なのだと思いました。

逆転の発想。

それは、国にも国民にも求められている発想だと思いました。

お金を貰うための制度から、お金を必要としない制度のための支援と仕組みが必要なのだと思います。
(お金を貰うことは悪いことではありません。けれど、貰うことが目的になってはいけないと思います)



bana-200.gif

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rari

【水槽】д・)ノおお~こんなやり方もあるんだ~!
確かに与えられるままだけじゃ 生きてるなんていえないかも…
じいちゃんばあちゃんと一緒に花札したいな~^^
by rari (2009-11-21 16:47) 

元気

rari さん、こんばんは。
コメント、ありがとうございます。
それから、たくさんのナイスもありがとうございました。
とっても嬉しいです。m(__)m

>確かに与えられるままだけじゃ 生きてるなんていえないかも…

「~したい」 という欲を刺激するそうです。
欲がないと生きている実感が湧かないかも知れません。
(先週の『JIN』 TVドラマでも言ってました。納得です)

>じいちゃんばあちゃんと一緒に花札したいな~^^

うんうん。
地域で囲うのでなく、囲む施設になると良いなと思いますね。
行政に期待したいですし、そういった声を高めないと老いが辛くなる気がします。
誰でもが行く道なのですもの。
他人事ではありませんよね。(^_^;)

by 元気 (2009-11-21 23:40) 

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