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『Dr パルナサスの鏡』 [映画]


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  ヒース・レジャー       ジョニー・デップ      ジュード・ロウ      コリン・ファレル
    (トニー)        (鏡の中のトニー#1)  (鏡の中のトニー#2)   (鏡の中のトニー#3)

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     リリー・コール                   クリストファー・プラマー    トム・ウェイツ            
    (ヴァレンティナ)                  (パルナサス博士)      (Mr.ニック)

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(パンフレットより)
2008年1月19日、”現実”世界を描くロンドンでの撮影が終わった。
1週間の休みをとり、それからカナダのバンクーバーで、撮影を再開することになていた。
そこでは、鏡の中の”想像”の世界の特撮が行われることになっていた。
その時、突然最悪の悲劇が起こる。

「ヒース・レジャー死亡」

薬の過剰摂取によるヒースの死は、スタッフ・キャストを衝撃に陥れた。
ギリアムは製作中止を考えた。けれども…

~死亡者は一人だけにして、出来ている素晴らしい部分を守ろう~

トニーが鏡の中の世界にトリップした部分を演じた素晴らしい3人の俳優。
彼らの素晴らしい心の大きさと愛情が、映画とヒースの最後の演技を救った。
彼らの参加によって、この映画はさらに特別のものとなった。
もっと驚きに満ち、もっと面白くなった。魔法がかかってきたのだ。
                     2009年製作   監督:テリー・ギリアム  上映時間: 124分

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4人の俳優がトニーを演じる。
現実世界のトニーはヒース・レジャー1人。
鏡の中の想像の世界のトニーは、超一級の俳優たち3人。
ギリアム監督は、トニーという役柄で4人の主役を得たことになった。
はたして、その作品は、現実世界のはずのトニーさえも幻想の世界の人となっている。
そうして、ヒースは、永遠に生き続けることになったのだと思う。
奇跡とは、こうやって、起こるのかも知れない。

奇跡を目撃したくて映画館に足を運び、奇跡のような映像を観た。
そこに込められたメッセージは、お金よりも名誉よりも大切なものについてだった。

今、世の中は、(欲に支配され)幸せを見い出せない人が増えているかもしれない。

『Dr パルナサスの鏡』 の中に入り、自らの人生を考える機会とする人が増えれば…
今を生きていることの幸せを感じることが出来る人が増えるかもしれない。
そうなれば…

この映画は、更なる奇跡の連鎖を起す映画なのだと思う。


           目を瞑れば、誰でも、鏡の世界に入ることが出来るはず。
           それは、自分と向き合う世界。イメージの世界。



   ヒース・レジャーに哀悼の意を… (黙祷)



           
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