南方熊楠記念館 [旅行記]
円月島を横に見ながら…
南方熊楠記念館に到着。 JAFの会員証を提示すると、入館料が1割引になります。
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異国船の来航船を見張っていた。江戸幕府にも地方にも危機管理意識が有りました。
屋上からの眺めです、絶景です!
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詳しい情報は、「南方熊楠記念館」 http://www.minakatakumagusu-kinenkan.jp/
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受付では、南方熊楠氏関連の書籍も販売されています。
見本を手に取り読むことが出来ます。
「ご自由お持ち帰りください」 と、貝殻も置いてあります。
(写真はいただいた貝がらです)
受付も階段も、記念館自体から年代を感じさせます。
蔵書の貸し出しも出来るようです。
知らなかったこともいっぱいありました。
ご家族や親戚、恩師、友人…
孫文さんとの交友も興味深かったです。
天才でありながら(?)、人を拒絶する孤高の人ではなかったようです。
その交友関係から、人間的な魅力溢れる人だったことが窺えます。
柳田國男氏との関係に興味が湧きました。
粘菌の標本を実際に顕微鏡で見れて…
なんだか感動しました。
流れが変わるようすを見て、生きていることを実感しました。
顕微鏡を通して見る粘菌は、キレイでした。
ひっきりなしに観覧する方はいらっしゃいましたが混雑もなく、ゆっくり見ることが出来ました。
ずっと行ってみたいと思っていたので大満足。
ますます、南方熊楠氏、昔の日本人に対して興味が湧きました。
神社合祀反対運動や性風俗に関することも、もっと詳しく知りたいと思いました。
で、読んでみたい本を蔵書の本棚を見て、メモして来ました。いつか読みたいなぁ。
誰か読まれた方がいらっしゃれば、感想など教えていただければ嬉しいです。
○十二支考
○南方熊楠児談義
○南方熊楠男色談義
○門弟への手紙―上松蓊へ
○南方随筆
○父南方熊楠を語る
○南方熊楠 進化論・政治・性
○南方熊楠日記
さて、翌日は、「南方熊楠顕彰館」 にも行きました。
次の記事に続きます。
2010-02-23 16:01
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コメント(4)
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> 異国船の来航船を見張っていた。江戸幕府にも地方にも危機管理意識が有りました。
江戸幕府も白人の非道を良く知っていたのかもしれません。 当時の日本人の国家感は いまより比べものにならないほど強かったのかもしれませんね。
by genn (2010-02-23 23:26)
こんにちは。
南方熊楠さんは、もっと知られるべき偉人ですね。
興味の対象が重なる(民俗学・博物学(植物・粘菌・貝)など)先人なのに、大学生になるまで知りませんでした。
その頃に色々と勉強した(記念館にも3回行きました)のですが、神社合祀反対運動は、今から思えば、先駆的な環境保護活動でもあったようです。
by plant (2010-02-24 00:06)
gennさん、こんにちは。
日本人は、経済に発展と引き替えに何かを置き去りにしたのかもしれません。
それは、国家観であるのかも知れませんね。
世界観ばかりで、国家観を培わない教育をされて来た気がしています。
by 元気 (2010-03-05 12:29)
plantさん、こんにちは。
粘菌 て面白いです。
こちらに伺うまで、全くといっていいほど関心がありませんでした。
偉人の功績や偉人としての評判だけで…
粘菌。これは、人類の未来を握っているのかも。
と、そこまで言うと、大げさすぎかも。ですが。(汗)
南方氏の研究がされています。
随筆とかもネットで読むことが出来ます。
読んで、ますます先人の素晴らしさ(偉さ)を再確認しています。
今も偉い人はたくさんいますが、昔もいたんだなぁと、
それは、当たり前のことなのですが、素直に感動しています。
by 元気 (2010-03-05 12:34)