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『ムーミン谷の彗星』 [ヤンソン作品(原作)]

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十章に分かれた話です。

彗星が接近することで、この世の終わりが来ると思ったムーミンたち。
避難場所を捜します。
そして、彗星が行ってしまった後… 元通りの生活が始まります。
無事だったようで、良かったです!
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『ムーミン谷の冬』 [ヤンソン作品(原作)]

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六章で構成された本です。

第一章 雪にうずまった家
第二章 水浴び小屋のふしぎ
第三章 大きな白うま
第四章 おかしな人たち
第五章 あたらしいお客様
第六章 春が来た

冬眠中に突然目を覚ましてしまったムーミン。
初めての雪。雪遊び。ご先祖様のこと。氷姫のこと。
姿みえないとんがりねずみのこと。
春の大砲のこと。

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『ムーミン谷の仲間たち』 [ヤンソン作品(原作)]

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九つの話の詰まった短編集です。

「春のしらべ」
一人の時間を楽しんでいたスナフキンに、「春のしらべ」 が訪れます。
そのイメージを曲にするのを邪魔したのは…
はい虫とスナフキンのこと。
他との関わりについて、ちょっと考えてしまいました。

「ぞっとする話」
ホムサの兄弟の話。ミイのついた嘘の話。
難しくて、何度も何度も繰り返して読みました。
現実と虚構が交差する話なので、その世界観に戸惑ってしまうかもしれません。
実態の無いもの。それを想像するとき… 背筋が寒くなるのかも。
難しい、恐いと考えていたことも… 実際には、笑ってしまうことなのかも知れませんね。

「この世の終わりにおびえるフィリフヨンカ」
自分の恐怖が友人に通じないことで苛立つフィリフヨンカ。
災難が来るという予感は、来ないことには解消されないので苛立つばかり。
それは、「来ないことには立ち向かうことが出来ない」 からかも知れません。
今の生活、持っているモノを失う恐怖は持っているからこそ味わう恐怖。
執着を捨て、諦めてしまえば… 恐怖は無くなってしまうものかもしれません。
とんでもない嵐の後のフィリフヨンカの清清しさが、読む者まで清清しい気分にしてくれます。
大好きな一編です。

「世界で一番最後の龍」
ムーミンが捕まえた龍は、ムーミンになつかず、スナフキンが大好きなようです。
さて、龍はダレのモノなのか…
龍は、他ならぬ龍自身のモノなので、好きなように行動するもの。だったようです。(笑)
所有欲や何かに拘るという気持ちを上手く表現した一編だと思います。
ムーミンの寂しさ。スナフキンの思いやりにホッとする一編です。

「静かなのが好きなヘムレンさん」
好きなことだけをして暮らそうと決めた一人ぼっちのヘムレンさん。
公園にオモチャの家そ建てようとしますが、公園が無くなると困る子ども達が…
一人ということ。他者との関わりについて。
ちょっと考えてしまう良い一編です。

「目に見えない子」
目に見えない子、ニンニがムーミンママによって見えるようになるまで。
目に見えていても、消えてしまいたいと考えている子ども。いる気がします。
シツケ(躾)について。それは、包み込むような愛情の上にこそなされるべきなのかも。
ムーミンママは、やっぱり素敵です!


「ニョロニョロの秘密」
ニョロニョロが島から島へと移動するわけ。捜しているものとは…
パパが求めている冒険とは…

「スニフとセドリックのこと」
スニフがセドリックを大切に思っていたこと。
所有するということについて。
拘りについて。やっぱり、考えてしまう一編です。

「もみの木」
クリスマスが何なのか知らないムーミンたちの話。
(冬眠中にクリスマスがやって来るので、知らないのも当然なんですよね)
「もみの木」 は、とっても素敵な話です。

「ムーミン谷」 で暮らす面々の日常を描いています。
それは、ムーミン谷以外で暮らす私たちの世界とも似ています。
何かに拘って、何かに怯えて… どこかに落ち着く。
その落ち着く先が、今の自分の生活で、それしか無くて…
当たり前の日常が愛おしくなる短編が詰まった素敵な本だと思います。

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『ムーミンパパの思い出』 [ヤンソン作品(原作)]

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パパが思い出の記録を書き始めます。
書いている途中で、ムーミンたちに話して聞かせることもします。
スナフキンのママ(ミムラ)のこと、パパ(ヨクサル)のこと。
スニフのママ(ソースユール)とパパ(ロッドユール)のこと。
ミムラ一家のこと。ミイのこと。
王様の誕生日を祝うびっくり大会(園遊会)のこと。
ビックリや驚き、ルーツなど盛りだくさんの楽しい話が詰まっています。

プロローグ
序章
第一章 捨て子だったパパの話。家出した夜のこと。フレドリクソンとの出会い。
第二章 ロッドユールとヨクサル、龍のエドワード。海のオーケストラ号の話。
第三章 モラン、ニプリング、ヘムレンおばさんのこと。
第四章 海のオーケストラ号が大嵐にあったこと。空を飛んだこと。
第五章 ミムラ一家のこと。びっくり大会のこと。
第六章 あたらしい村をつくること、おばけのこと。
第七章 改造した海のオーケストラ号のこと、深海にもぐったときのこと。
第八章 ロッドユールの結婚式のこと。
エピローグ

パパの生い立ちと出会い。別れの話です。
冒険好きのパパのことが書かれています。
ママとの出会いも書いてありますよ。

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『小さなトロールと大きな洪水』 [ヤンソン作品(原作)]

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ムーミンとママはパパとはぐれています。
(ニョロニョロと一緒に旅に出ていってしまったらしいですよ)
パパを捜す旅の途中、チューリップが家のチューリッパという青い髪の少女やスニフとも出会います。
色々な人(?)を助け、助けられてパパとパパの作ったムーミン屋敷のあるムーミン谷に辿り付くまでの話です。
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『ムーミンパパ海にいく』 [ヤンソン作品(原作)]

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八章に分かれています。

第一章 水晶玉の中の家族
第二章 灯台
第三章 西風
第四章 北東の風
第五章 霧
第六章 月がかけていく
第七章 南西風
第八章 灯台もり

ムーミン谷に落ち着いて暮らしている一家。
なんだか、ムーミンパパは物足りなくなります。
それは、パパの活躍する機会(パパの居場所?)が無いからです。
パパの提案で、心機一転、一家はパパの島に行くことになります。
(島に行っているので、『ムーミン谷の11月』ではムーミン一家は不在です)

モランという氷の魔物が登場します。この魔物が最後にどうなるか…
ムーミンパパの居場所がどうなったか…
それから、ママの居場所について。
うみうま、灯台もり、ムーミンの安全なかくれ場所のこと。
ミイがやったこと。
ムーミンの成長。

少し難しい(心の中の)ことも書かれているので、一度読んだだけでは分からないかもしれません。
何度か、年月を経て読み返すと、その度に発見がありそうな素敵な本です。

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『ムーミン谷の夏まつり』 [ヤンソン作品(原作)]

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13章に分かれている本です。

第1章 木の皮の船と火を噴く山と
第2章 朝ごはんを捜しにもぐる
第3章 ばけもの屋敷に住みつく
第4章 みえっぱりということ 木の上で寝ることは危険であること
第5章 劇場で口笛を吹くとどうなるか
第6章 公園番へのかたきうち
第7章 夏祭りのイブのこと
第8章 どういうふうに劇をつくるか
第9章 ふしあわせなパパ
第10章 劇の練習
第11章 ろうや番をだます
第12章 夢のような初日興行
第13章 罰とほうび

突然襲って来た洪水でムーミン屋敷は水浸しになります。
流れて来た劇場に移ることにしたムーミン達なのですが、
寝ている間に劇場が流れてしまい、ムーミンとスノークのお嬢さんだけが取り残されます。
スナフキンが子守をしたり、ニョロニョロの種を蒔いたり… 
楽しい(幸せな)ことがいっぱい詰まった本です。

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『楽しいムーミン一家』 [ヤンソン作品(原作)]

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7章に分かれています。
<目次>
はじめに
第一章 魔法の帽子を見つける話
第二章 ムーミンの姿が変る話
第三章 じゃこうねずみとニョロニョロの島を見つける話
第四章 ニョロニョロの島での話
第五章 飛行おにが捜しているルビーの話
第六章 トフスラン、ビフスラン夫婦がスーツケースを持って現われる話
第七章 お祝いのパーティーの話

飛行おには素敵です。
プレゼントの話では思わず唸ってしまうほどです。
ムーミン達の日常が描かれたとても素敵な話が詰まった本です。
第一章から第七章まで、繋がった話です。

楽しい話の中で、大切なモノとは何かを考えさせられる本です。


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『ムーミン谷の11月』 [ヤンソン作品(原作)]

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ホムサが主人公のような本になっています。
最後までムーミン一家は出てきません。
『ムーミンパパ海に行く』 で書かれていますが、一家は出かけて不在です。
ムーミンママを訪ねて、たくさんの訪問者が訪れます。
皆、なにがしかの問題を抱えて訪れています。
帰らないママを待ちながら、答えは自分の中にあることに気が付きます。

シリーズ最後の本です。
最後のシーンで、ムーミン一家の乗った船が帰還するように感じられるシーンもあります。
私は、最後に相応しい素晴らしい本だと思います。
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