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メコンで異常渇水 ダム建設の中国に対する批判高まる [ニュース☆ヾ 何じゃらホイ?]

【メコンで異常渇水 ダム建設の中国に対する批判高まる】
産経ニュース 2010.3.8 21:46
インドシナ半島を流れるメコン川の水位が現在、ほぼ20年ぶりの低さまで下がり、流域のタイ、ラオス、ベトナムで農作物に被害が出たほか、船を使った人や物の輸送も滞り、地域経済にも深刻な影響を及ぼしている。
タイでは地域住民が、メコン川上流に中国が新たに建設したダムが原因として反発を強めている。
なかでも被害が大きい同県チェンコンの住民らは2月末、
「2年前の大洪水と今度の渇水は、中国が上流に作った4つのダムの運用が原因」として、
中国がダムからの放水を行うよう働きかけることをタイ政府に要求。
同時に4月初めにバンコクの中国大使館前で抗議デモを行うと宣言した。
タイのアピシット首相は7日、地元テレビの番組で、中国に善処を求める考えを示した。
ただ、フランス通信(AFP)によると、タイ外務省は「わが国は誰も非難するつもりはない。
中国に求めているのは話し合いであり、彼らとともに問題を解決したい」として、
中国側を極力刺激しないようにする構えだ。

メコン川 環境問題。
○メコンが現在直面している2つの最も大きな問題は、ダム建設と急流を緩和する治水工事である。
○多くのダムが既に川の支流に建設されているが、
  顕著な例ではタイ・ウボンラーチャターニーのパクマンダムが、 
  環境への被害をもたらすとともに、  地域住民の生活にも悪影響を与えると批判されている。
○主流へのダム建設は、さらに深刻な影響を与える。
  中国は主流へのダム建設の大規模なプログラムに着手している。
  既にひとつ目の漫湾ダムをはじめ3つのダムを完成し、さらに12のダムを計画中である。
○他国を顧みない中国の姿勢をメコン川委員会の他国は非難し、
  ダム建設の中止を求めたが、空振りに終わった。
○最初の中国のダム建設以降、水位は低下し、捕らえられた魚は小さく、漁獲量は4分の1に減少した。
○チェンライ港の取引高は半分未満まで減少。
 メコンイルカやマナティーを含む、多くの種が絶滅の危機にさらされている。
○水位の低下によりフェリーが立ち往生するため、チェンライからルアンパバーンまでの航行は、
 以前の8時間から2日間を要するまでに伸びている。

現在でもこうした問題が発生しており、中国のダム建設が計画通り行われるとさらに深刻な影響を及ぼすことになる。
下流域諸国は環境破壊と汚染に加え、低い水位が魚の遡上を妨げ、産卵ができなくなるという、川の閉塞問題にも直面する。

中国が岩石と砂洲を浚渫し、峡谷を爆破して流速を緩和する一方で、別の場所ではダムから放水を行うことにより、
雨期-乾期という自然のサイクルを無視した一時的な水量の増加が、別の環境問題を引き起こす。
この問題に特に強くさらされているのはカンボジアである。
カンボジアの農業生産は絶妙な水量のバランスの上に成り立っており、それが崩れることで、
15世紀にクメール王朝を滅亡させた大規模な飢饉と壊滅的洪水というシナリオの再現が危惧されている。
メコン流域のラオスの都市やベトナムのホーチミン市も低い水位と汚染により、大きな打撃を受ける。
水位の減少による影響はラオスやベトナムでも出ている。
ラオスのビエンチャン・タイムズによると、同国北部では、やはり船を運航できず、
観光ツアーが中止に追い込まれているという。
一方、ベトナムでは、メコン川が南シナ海に流れ込むメコンデルタ一帯で、川の水量が減ったため、 海水が逆流して田んぼが塩水をかぶってしまい、収穫に影響が出そうだという。
ただ、両国とも原因については「自然の問題」(ビエンチャン・タイムズ)などとして、中国には触れていない。

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[猫]ダムの建設に対しては、アジア開発銀行が莫大な融資を中国に対して行っているそうです。

○アジア開発銀行の出資主要国は日本とアメリカです。
○日本は、多くの血税をアジア開発銀行に投入しています。
○職員も日本人が一番多く、総務として日本の財務大臣が任命されます。
○歴代総裁はすべて日本人が就任している。官僚です。
  ※アジア開発基金の設立に尽力したアジア開発銀行総裁井上四郎氏も日本の官僚です。
  ※吉田太郎氏も、それは見事な官僚であり、天下りをされておられます。

●日本人の税金が中国によるダム建設に使われ、それが近隣諸国を苦しめていること。
  利権の温床となるだけでなく加害者となっていることも記憶に留めておかねばなりません。

[猫]東アジア共同体構想も… 
  日本の税金と人を投入して、利権の拡大に利用される被害者を増やす気がしています。
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