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「五輪妨害テロ」で死刑執行 [ニュース☆ヾ 何じゃらホイ?]

<<記事1>>
公開処刑.JPG
       ◇ ------------------------------------------- ◇

<<記事2>>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090409-00000072-jij-int
「五輪妨害テロ」で死刑執行=中国
月9日16時12分配信 時事通信
 【北京9日時事】新華社電によると、中国新疆ウイグル自治区カシュガル市で昨年8月、武装警察部隊が襲撃され、隊員17人が殺害された事件で死刑判決が確定したウイグル族の男2人が9日、処刑された。カシュガル地区中級人民法院(地裁)は同12月の一審判決で「北京五輪を妨害するためのテロ攻撃だった」と認定していた。
 2人はこの日、市民ら約4000人を集めて開かれた宣告大会で改めて判決を言い渡された後、刑場に送られたという。
       ◇ ------------------------------------------- ◇

<<記事3>>
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090409-00000160-scn-cn
テロ.jpg
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[右斜め上]記事が3つあります。

<<記事1>> の 〔記事全文〕 、が <<記事2>> です。
<<記事3>> は、◇4000人の前で
新疆警察襲撃の男2人 公開処刑-4000人見守る  という、サーチナの記事の詳細です。

記事を3つ上げましたが、
市民4000人を集めた宣告大会で、「死刑」 という判決が言い渡されたようです。
「公開処刑」 というタイトル通りに行われたのかどうか…
「刑場に送られた」 という記述からは窺い知ることは出来ません。

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ここに1冊の本があります。  許 国雄【著】 明成社 (2003/02/11 出版)
アジア.gif
筆者は、2002年に亡くなられました。
1922年に台湾で生まれ、蒋経国(蒋介石の長男)の誘いで中国国民党に入党。
以後、台湾中華民国のために働いて来られた医師(博士)です。
さらには、東方工商専科技術学院の創設者でもあります。

この本の中に、 「公開処刑」 が出て来ます。
本から、著者(許国雄氏)の体験を以下にかいつまんで記載します。

戦後の台湾では、日本軍に代わり中華民国軍が進駐していました。
規律正しかった日本軍と比べると中国兵は無知でみすぼらしく見えたそうです。
中国兵たちの台湾人への略奪や強姦は日常茶飯事で、殺人事件も頻発したようです。
中国の役人たちは、台湾の物資を横領し上海の国際市場で売り捌き暴利を貪り、
台湾全土が急激なインフレになり、多くの台湾人が生活苦に喘いだそうです。
そんな中、終戦の翌年、1946年2月28日。二二八事件が起こりました。
日本統治50年と、国民党の支配に始まる戦後の50余年、
合計百年余の台湾近代史の中でも、一番残酷な事件だそうです。
植民地から 「祖国復帰」 した台湾の人々を無差別に虐殺した事件です。

台湾のタバコは専売制で、中華民国政府の専売局以外での販売は出来ませんでした。
大陸では、タバコは自由に販売することが出来ていたのですから、同じ中華民国の国民でも、台湾人のみが不当な差別を受けていたのです。

2月27日。
専売局の役人たちがタバコを売っていた婦人からタバコを没収するだけでなく銃で激しく殴打しました。
近くにいた台湾人たちが役人を取り囲み激しく抗議したので、役人たちは民衆に発砲し、
一人を殺して逃げました。

2月28日。
多くの台湾民衆が専売局に押しかけました。暴動ではありません。
民衆は武器を持たず、抗議の意思を表わすために押しかけたのです。ところが、
中華民国の憲兵隊は、専売局の屋上備え付けの機関銃で民衆を銃撃したのです。
一瞬にして、多くの台湾人が殺されました。
それが二二八事件の勃発です。
事件は台北中に広がり、大陸からきた国民党側の中国人と台湾人の闘いが始まりました。

3月6日。
高雄市長と高雄の議長、その他の台湾側代表5人が、
「各地で争いが起こってますが、平和解決でいきましょう」 
と、話し合うために、高雄要塞司令部に向かいました。
著者のお父様は、高雄市会議員であったため、市役所で市長が戻るのを待っていました。
著者は、高雄市立病院の主任医師だったため、救護隊として市役所で待機していました。
すると、突然、機関銃の音が外で響き、市役所が攻撃を受けたのです。
要塞司令官は、平和的解決どころか、兵隊を派遣して機関銃攻撃を加えたのです。

市役所の建物の外には戦争中につくられた防空壕がありました。
しかし、壕の中は人で一杯で、中に入れない状態でした。
壕に外にいる人々に銃弾が降り注ぎました。銃弾は、父親を倒しました。
著者は、咄嗟に父の横に倒れ、死んだふりをしたそうです。
兵隊は、壕の外の全ての人を倒してから、壕の中の人を一人ずつ出して殺しました。
そして、さらに、転がっている死体を一人ずつ銃剣で刺していったそうです。
著者は、殺される寸前に、「赤十字」 の腕章を指差したそうです。
著者は、その場では殺されず、市役所の向かいの施設に縛られた上で、監禁されました。
もう一人、市役所の中にいた救護隊の医師も一緒に監禁されました。
(市役所で殺された遺体からは、貴重品や背広が取られていたようです)

3月8日。
台北で勉強していた著者の弟2人が高雄に向かう列車に乗っていました。
高雄近くの岡山でレールが破壊されていたため、乗客の一部が岡山のキリスト教会で泊まることになりました。
そして、その教会では、牧師が事件について演説していたそうです。
すると教会に中国人の警察が現われ、演説している牧師を銃殺したそうです。
さらには、台北から乗って来た岡山出身の学生を全員その場で銃殺にしました。
外国との戦争でもないのに、軍隊が自分の国の国民を裁判もなしに殺したのです。
それから、著者の弟2人と高雄出身者3人の計5人は、
手を縛られ、「暴徒」 と大書した札を貼られて、高雄要塞に連れていかれました。
「高雄で見せしめに拷問してから殺そう」 ということで、 「公開処刑」 される予定でした。
(居合わせた暴徒でも反逆者でもない台湾人5人を暴徒に仕立てたのです)

3月9日。
救護班だった著者と同僚の2人は、高雄市立病院の院長によって助けられました。
2人が監禁されていることを知った院長が、2人の開放を要塞司令部にかけあったからです。
高雄市立病院に優秀な医師が集まっていたため、院長にも力があったそうです。
開放されて、家に帰り着いた筆者は、弟達が処刑されるということを知ります。
司令官の母親は、高雄市立病院に入院中でした。
彼女は、クリスチャンでもありました。
さらに、著者は、二二八事件の前から彼女の主治医でもあったのです。
それで、著者の説得が受け入れられて、なんとか5人全員を助けることが出来たそうです。
そうやって、5人は、奇跡的に公開処刑を免れたのでした

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 「公開処刑」

チベット自治区でも虐殺が行われています。
ウイグル自治区でも虐殺が行われています。
それは、中国の内政問題なのでしょうか。
人権が守られ、正当な裁判が行われた結果の判決なのでしょうか。
犯罪者に仕立てられた無実の人間である可能性はないのでしょうか。

日本が日本自治区になった場合…
やはり、粛清や制圧という見せしめの拷問や虐殺が行われることでしょう。
知り合い縁者がいなければ、犯罪者にされて、見せしめのために、「公開処刑」 されるかも知れません。
戦後、約65年が経ちましたが、中国が変ったとは思えません。
同じことが、似たようなことが行われているのではないでしょうか。
先のニュース記事を読んで、「公開処刑」 について、考えてしまいました。

日本は、独立国家です。日本自治区は御免です。
安全は、アメリカや中国、ロシアに守ってもらうのですか?
いったい、どこの国から守ってもらうというのでしょう。

日本の防衛について、国際貢献について…
国連について…
自分の頭で真剣に考える転機なのかも知れません。

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コメント 2

まご

中国は、中世からずーっと変わっていないのだと感じます。

で、文革でただのDQNの国になってしまったと。
中国広いですから、一絡げにするのはどうかと思いますが、DQNでいいやもう…。ただ狡猾なのでどうにも扱いにくい。

それにしても最近、団塊以上の年代の方は中国に壮大なロマンを抱いているなあと感じます。
何ですか?三国志とかの影響ですか?
中国は懐も情も深い、歴史ある正に中華だと。
だから戦争中は、日本にひどいことをされたのに残留孤児を進んで引き取ったと。(ご存じの通り、事実は違うのですけれど)

歴史あるといっても、易姓革命という都合のいい言葉で合理化されたぶつ切りの文化じゃないかと言っても、通じない。
日本の平安時代~鎌倉時代~室町時代~とかと同じように考えていらっしゃいます。
今起きている現実を見ようとせず、ひたすらWW2での日本を貶め、9条の会とかに精を出してらっしゃる。

こういう方々が有権者の何割を占めているのか…

10年後、日本はまだありますかね。
私たちは、生きているでしょうかね。
by まご (2009-04-11 02:12) 

元気

まごさん、ナイスとコメントをありがとうございます。

変らないと思います。中国だけでなく… どこも。
しかし、日本は、変らねばなりません。
そのためには、自分が変らねばなりませんね。

昔、パールバックの 『大地』 を読みました。
そのときに抱いた中国のイメージ。今も持っています。
中国は、変っていないと思います。なんでもアリの国です。(笑)
勝手に幻想を抱き期待をするのは愚かです。
日本は(外国の)属国ではありませんし、日本人は奴隷ではありません。
飼い犬でもペットでもありません。

10年後。
まごさん、日本はまだありますよ。
けれど、どのような国になっているか…
それは、私たち、今の大人次第だと考えています。



by 元気 (2009-04-11 13:47) 

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