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社員の幸せを露骨に追求する会社 [面白ニュース記事]

随分前に雑誌(『GQ』の記事(野地秩嘉の「上手入門」)で読んで、記事にアップしたいと思っていました。
ところが温め過ぎて、いざ、メモをと探したのですが見当たらない。困ったものです。どこにやったやら…
けれども、雑誌記事のメモは見当たらなくても、情報検索は可能です。便利な世の中ですね。
どうか、お付き合い願います。そして、考えて下さい。明日の自分、未来の日本を。

■トヨタも驚愕!伊那食品工業「48期連続増収増益」の秘密
プレジデント 2008年12.1号 野地秩嘉=構成
会社を強くするものは何か。経営者としてずっと考えてきた。出た答えは「社員のやる気を引き出すこと」。
長野県の伊那市に本社を置く伊那食品工業は寒天のトップメーカーだ。
1958年の創業から48年間、増収増益を達成し、現在の売り上げは165億円、従業員は約400名。
同社が国内マーケットに占めるシェアは8割、世界でも15%となっている。
不景気の到来で、経営の前途に不安を抱く企業が多いなか、毎年着実に成長する同社の経営姿勢に関心を抱く人々は多く、帝人、トヨタグループ幹部等が同社を見学に訪れている。

機械はカタログに書いてあるスペック以上の仕事はしない。
しかし人間はやる気になったら、やる気のない人の3倍くらいは働く
人間は頭を使うから、自分で工夫して仕事の能率を上げていく。
やる気を引き出すには社員に「これは自分の会社だ」と思わせればいいんだ、と。社員が自分のうち(自宅)のように感じる会社にすればいい、と。たとえ会社ではダメ人間でも、うちに帰れば立派なお父さんだという人はたくさんいる。金を稼いで、家庭を守り、子どもの面倒を見る。家族を守ることに手を抜く人間はいない。それは「家庭は自分のもの」と思っているからだ
会社もその人にとっての家庭にすればいい。これが一般の会社だと、社員持ち株会などをつくって、株を分けたりする。しかし、それくらいのことでは社員は会社を家庭だとは思わない。
そこで、まずは情報を共有することにした。当社では幹部だけが知っている数字などない。製品をどれだけ売って、どれだけ儲かったかは社員なら誰でも知っている。
また、リストラをやったことはないし、これからもしないつもりだ

私が大事にしていることは3つある。それは時間軸、公、「利他」ということ
まず時間軸だ。私は常に会社の永続を目指すと社員に話している。会社が長く続くために急成長は必要ない。
屋久杉の年輪をご覧になったことがあるだろうか。年輪はものすごく細かい。屋久杉は低成長だからこそ、6000年も生きていられる。会社も同じ。1年の成長が少ないほど長生きできる。
会社の成長というと世間一般では売上高が増えることと考えている。しかし、わが社の定義は違う。
仮に売上高が同じでも、適正な利益があり、その利益を正しく使って外部の人も社員も「自分は成長した」と実感できれば、それが「成長」だ。
きざな言い方だが、社員全体の幸福度の総和が大きくなっていくことが当社の成長なのだ。


■社員の幸せを露骨に追求する会社
篠原 匡(日経ビジネスオンライン記者)
年功序列、終身雇用、低成長――伊那食品工業が問う「会社とは何か」
この会社の社是は「いい会社をつくりましょう」。
そして、この会社の経営理念は「社員の幸せを通して社会に貢献すること」である。
重視しているのは社員の幸せと会社の永続。それを実現するために、持続的な低成長をあえて志向している。

「会社は何のために存在するのか。皆難しく考えるけど、オレにすれば難しいことなど何もない。人間すべての営みは人が幸せになるためにある。企業や組織、あらゆる団体は人間が幸せになるために作ったものじゃないのか」

「どんなに儲けている会社があったって、従業員が貧しくて、社会に失業者が溢れていれば、それには何の意味もない。世界一売る小売りが米国にあるけど、従業員の10%近くが生活保護を受けているという。それで『エブリデイロープライス』。いったい何なのって思わないかい」

 「会社の目的は売上高や利益を伸ばすことではなく、社員を幸せにしたり、世の中をよくしたりすること。売上高や利益はそのための手段でしかない。商品やサービスを通して社会に貢献していくのはもちろん重要だよ。でも、それは企業の役割の1つであって、すべてではない。会社はもっと露骨に人の幸せを考えなきゃいけない」

研究者、営業、総務、経理、役員、レストランのシェフ、蕎麦店の店長、直売所の店員など、伊那食品工業では様々な部門で多くの人が働いている。総勢約400人。一部の例外を除き、そのほとんどが正社員だ。しかも、終身雇用であり、年功賃金である。

 終身雇用と年功序列はバブル崩壊後の十数年で多くの企業が捨て去った。だが、この会社では頑なに守り続ける。なぜ“時代遅れ”の人事制度を続けるのか。塚越会長の思想は明快だ。

 新しい技術や商品を開発したとしても、その人1人が生み出したものではない。成果を出す過程では、同僚や取引先など様々な人の力を借りている。会社の経営資源や歴史が生み出した信用も寄与しているはずだろう。であるならば、成果を1人の従業員やチームに帰することは公平ではない。
個々のスタープレーヤーが活躍するのは結構なこと。だが、組織が大きな力を発揮するのはメンバーが一丸となって頑張る時。成果主義を導入すると、この組織の力を削いでしまう。

そして、従業員の立場でものを考えた場合、最もカネが必要になるのは子供の教育費や住宅ローンなどの出費がかさむ40~50代。一番カネが必要な時に給料が増える。それが社員にとって一番幸せなのではないか――。塚越会長はこう考える。

伊那食品工業の新入社員研修は制度やスキルの前に、人としての生き方や考え方などを教えていく。この日のテーマは「学び方」。二宮尊徳の遺訓を引き合いに出し、学ぶことの意味を新入社員に話していた。

翁曰く、
人、生まれて学ばざれば、生まれざると同じ。
学んで道を知らざれば、学ばざると同じ。
知って行うことを能はざれば、知らざると同じ。
故に、人たるもの、必ず学ばざるべからず。
学をなすもの、必ず道を知らざるべからず。
道を知るもの、必ず行はざわるべからず。

人として生まれてきた以上、学び続けるべき。
学校の勉強だけでなく、人の話を聞いたり、ものを見たり、本を読んだり、仕事をしたり、様々なことで学ぶことはできる。
そして、学んだら道を知るべき。ここで言う道とは、「物事のあるべき姿」。
会社はどうあるべきか。父親はどうあるべきか。母親はどうあるべきか。社員はどうあるべきか。市民はどうあるべきか――。それを知るために、学ぶべきと新入社員に説いた。

 この新入社員研修の初日、塚越会長は必ず、「100年カレンダー」の前に連れていく。
100年の未来が書かれているカレンダーの前に立たせ、“自分の命日”を入れさせるのだ。
時間は誰にでも等しく与えられている。そして、どんな人間にも死が訪れる。
残された時間をどう使うか。その意味を考えさせるためだ。

 「彼らだってあと50回くらいしか花見はできない。それが分かれば、真剣に桜を見るだろう。
限りある時間を理解すれば、1日1日を大切に生きる。時の流れははかない。そのはかなさを考えてほしい」と塚越会長は言う。こういった研修は2週間続く。終わる頃には、新入社員はがらっと変わっているという。

 「立派な社会人であれ」。塚越会長は事あるごとに社員に語る。立派な社会人とは、人に迷惑をかけない人間のこと。会長自身、会社や社員、取引先に迷惑をかけないように生きてきた。その教えが隅々まで浸透しているからだろうか。同社の社員は「立派な社会人」を実践している。

伊那食品工業の社員はスーパーなどに買い物に行った際、遠くから車を止める。
ほかの客が近くに止めやすいように配慮しているためだ。
毎朝の通勤時、伊那食品工業の社員は幹線道路を右折しない。
必ず数百メートルの先を大回りして、左折で敷地に入ってくる。これも、右折で道路渋滞を招かないためだ。

同社の工場は清潔で働きやすい。
伊那食品工業の本社や工場の駐車場を見ると、すべての車が後ろ向きに止められている。
理由を聞くと、車の排ガスで駐車場の草花を傷めないため、という。

人によっては「きれいごと」と感じるかもしれない。だが、従業員は無理するふうでもなく、自然に実践していた。「右折禁止の話は入社前に聞いていた。でも、入社して驚いたが、本当に皆右折しない。この会社では、言っていることは必ず実行している」。先の竹内氏は打ち明ける。

この会社は、社員だけでなく、取引先の幸せも考えてきた。

 「払うべきものをきちんと払って、使うべきものにしっかりと使う。そうすれば、最終的に得をするんだよ」。
こう語る塚越会長は創業以来、曲げずに続けてきたことがある。それは、印紙代をケチらないことだ。
 通常の取引では、約束手形の代わりに為替手形を利用することがある。この場合、手形を受け取った方が印紙代を支払うことになる。今でこそ少なくなったが、印紙代のコストを削減するため、為替手形を振り出す企業は存在している。これは自分が支払うべきコストを取引先に押しつけているのと同じことだ。それに対して、伊那食品工業は貧乏だった時代も印紙代は自分が負担してきた。無理な下請け叩きはせず、長期的な関係を構築してきた。

 「いい会社をつくりましょう」。
その理念を実現するため、生産設備の改善、従業員や取引先への還元、地域社会への貢献などに惜しみなくカネをつぎ込んできた。毎年10億円、この10年で100億円を超えるカネを投じている。売上高を考えると、かなりの金額であることが分かるだろう。
理想の会社を作るためには継続した投資が必要だ。継続した投資を実現するためには利益を上げなければならない。そして、リストラせずに利益を上げるには企業の成長が不可欠だろう。「いい会社」を作るためには企業の成長が不可欠である。
だが、その成長は急であってはならない。企業の成長は年輪を重ねるように、地道なものでなければならない。そして、身の丈に合った腹八分の成長でなければならない。塚越会長はそう考えてきた。

 「どんなに厳しい環境だろうが、年輪ができない年はないでしょう。それは企業も同じこと。木が年輪を積み重ねるように、緩やかに強くなればいい」

年輪の幅は若木の時は大きいが、年月を経るごとに狭くなっていく。成長率は低下するが、木は一回り、大きくなっている。良いときも悪い時も無理をせず、持続的な低成長を志す――。年輪のような企業作りを塚越会長は目指してきた。
塚越会長の年輪経営に照らすと、急成長は会社の健全な発展をゆがめる。
急成長の過程では、設備や人員を増やしている。だが、急成長の後には必ず反動がくるもの。
その時初めて、設備や過剰の人員に直面する。
そして、設備の廃棄や給与カット、人員削減、最悪の場合は廃業に踏み切らざるを得なくなる。
これは目先の利益を追った結果である。成長は必ずしも善ではない。
急激な成長は組織や社会、環境に様々なゆがみをもたらす。それは、社員を幸せにはしないだろう
経営の目的は社員を幸せにすることにある。売り上げや利益は社員を幸せにする手段に過ぎない
会社の成長とは、「前よりもよくなった」と社員が感じること。そのために急成長は必要なく、低成長でも永続する方がいい。いわば腹八分。少し足りないという頃合いが企業の成長としてはちょうどいいのだろう。

 「適正な成長は業界によって違う。創業間もないベンチャー企業は若木同様、成長率が高くて当たり前。ただ、食品業界を考えれば、人口減少と高齢化によって確実に市場は減少していく。これ以上、胃袋は増えないんだ。その中で、急成長を目指したらどこかに無理が出るよな、普通は」

 「今話したのは食品業界であって、ほかの業界は状況が違うよ。海外市場を目指すという選択肢もある。でも、地球が有限であることを考えると、どこかで限界が来るのではないかな。みんな何となく5%成長、10%成長と言っているけど、自分の企業や業界に合った成長率を考えることが必要。それを考えるのが経営者の役割だと思う」

終身雇用と年功序列は企業の競争力をそぐ。経済界やメディアはバブル崩壊後、こう批判してきた。多くの場合はそうだろう。現実に、苛烈なグローバル競争を生き抜く企業にとって、終身雇用をやめ、成果主義を導入し、固定費を削減することは必要なプロセスだったに違いない。
だが、伊那食品工業の発想は全く違った。

雇用の不安をなくせば、従業員は集中して仕事に励み、生産性向上につながる、と考える。
取引先と正しい商売を続ければ、信用が高まり、結果として得をする、と捉える。
地域社会に貢献すれば、会社のブランド価値が磨かれる、と見る。
48期増収増益。同社の考え方が間違っていなかったという証左だろう。

「非上場だから可能なこと」。そう批判するのはたやすい。
実際、伊那食品工業が上場していたら、今のような経営は不可能だろう。
だが、「会社は従業員を幸せにするために存在する」という伊那食品工業の基本原理は1つの真実。
それぞれの立場で会社の意味を考えることが重要なのではないか。
革新のエネルギーは人間の欲望である。飽くなき欲望があったからこそ、資本主義は発展し栄華を誇った。
だが、時に欲望はバブルを生み、人々の生活に計り知れない衝撃を与える。
人の欲望に箍(たが)をはめることは難しい。倫理を説いたところで、倫理で欲望を制御できる人間はそう多くはない。
だが、どこかで欲望を制御しない限り、誰もが幸せに生活できる経済社会は維持できないだろう。
持続する資本主義をどう構築するか。そして、継続して富を創出する会社をどう作るか――。
「いい会社をつくりましょう」。伊那食品工業の経営に未来を見たい。

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                                  (記事は抜粋です。ぜひ、本編をお読み下さい)
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個人の幸せが家庭の幸せ、会社や世界に繋がっていく。
限りある命の活かし方。限りあるから大切にする命、自然。
綺麗ごとでなく、しっかりとした教育と理念のもとでは、それが可能になります。
勤勉で誠実。働くことが美徳である日本人であるからこそ出来ること。
それが、良い社会であると、世界に向けての説得力を持つのだと思います。

友愛という名のバラマキや対等という名の押し付け、自虐や謝罪では築けない未来があります。
誇りある未来は、日本人一人一人が目覚めること、関心を持つことから始まるのだと思います。

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釣られクマ

民主党の政策どおりにばらまきとか生活保護を
手厚くしたら、誰も働かなくなるよなぁ
by 釣られクマ (2009-10-26 10:37) 

genn

むかしむかし米国で、資金を出しても非白人種などを奴隷扱いで働かせ 資金を出した連中だけが大儲けしてきた団体から始まって、今ではそれが会社だとし 会社は株主のもんだ とか 実力主義だとか 株主拝金主義のアメリカ基準、別名グローバルスタンダードに日本の会社は悪影響されてしまっているようです。
みなで資金を出し合い働くことが好きなもの同士で努力して育っていった日本の会社とは全く仕組が違います。 競争に勝つ必要がありますが 日本の良いところを保ちつつ 人を大切にする 良い会社が復活し増えないものかと思ったりします。

by genn (2009-10-26 22:09) 

元気

釣られクマさん、gennさん、こんばんは。
コメントをありがとうございます。

働くことが美徳でなくなると、国は衰退する(活力が無くなる)気がします。
”国”は、”社会”や”家庭”に言い替えられる思います。

伊那食品工業ほど徹底充実していなくても同じ考えの会社はあります。
私の夫の職場(かつての私の職場)も、似た考えを持った会社です。
やはり、上場していません。株は、社員にも分配されます。
リストラは、ありません。

辞めない限り、倒産しない限り終身雇用です。
一度就職すれば、辞めても何らかの関わりを持ちます。
労働組合はありませんが、社員は家族同様ですので、健やかなるときも病めるときも… 最後まで面倒をみます。
労働組合がなくても社員の労働条件&福利厚生は充実可能なのです。
(労働組合潰しの話は武勇伝のように残っています)
家族が病気になって、看病が必要なときも辞めない選択が可能です。
会社に恩を感じた分、働いて返します。
もしくは、社会に貢献すれば良いと考えます。
(私は辞めてしまいましたが、)何十年も前から結婚出産を理由に辞めない選択が可能でした。
今、世の中を見渡すとき、この職場の形態の良さ。年功序列の良さ。社員のための会社という考えの素晴らしさが分かった気がしています。
(若い頃は、考えもしませんでした)

どんな状況でも、職場があることが大切なのです。
伊那食品工業のような社是の会社が頑張ることは、とても意義のあることです。
それが国の力や希望に繋がる気がします。

以前、「働くしか能がない」 と麻生さんが言ったこと。批判されてましたが、働くことも大切な能力の一つです。
それを活かせない世の中にしては活力が無くなるのは当たり前の気がします。
怠けることが奨励されかねない制度は間違っていると思います。
生活保護を通して受けた恩、国から支給された手当で潤った恩は、本来なら、社会に貢献することで返さねばならないのです。

生活保護と並行して、社会に貢献する道を開くのも国の役目だと思います。
国は、国民が健やかなるときも病めるときも面倒をみなければなりません。
出産や結婚、家族の面倒を看ることを理由に国民をやめることがないのと同じです。
国は、国民を家族として遇しなければならないと思います。
だから、国に恩を感じ、国を想い、社会に貢献し、国の未来に繋げるのだと想います。

理不尽な思いが解消されない世の中では、閉塞感や不満を感じるのも当然ではないでしょうか。
それでは、国の務めを果たしていないと思います。
国民が国のために何が出来るのか考えるのと同様に、国は、国民を満足させる務めがあるはずだからです。

政治家は、政治家の役割を果たさず、官僚は官僚の役割を果たさず…
各々が自分の目先の損得で行動するよになれば…
国は、国としての機能を果たさなくなります。
国民も国への貢献を考えなくなります。
今の日本の状態ですね。
もう一度書きます。
”国”は、”社会”や”家庭”に言い替えられる思います。

この、伊那食品工業の話を読んだとき、胸を突かれた思いがしました。
忘れていたことを思い出した気がしました。
「会社と社員」 は、「家と家族」 と同じであり、
「国と国民」 は、「家と家族」 と同じなのです。
忘れてはならない大切なことなのだと思いました。
by 元気 (2009-10-27 23:03) 

元気

ばらまき。
それは、釣るため、目的のためのエサでしょうね。
そういうエサで釣られる人々も… ねぇ。(汗)

釣った魚にはエサは要らない!?
だからって、食い物にされては… 困りますよね。(笑)
by 元気 (2009-10-27 23:37) 

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