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日本を二つに分けたらどうか? [日本の将来考]

武田先生のブログを覘きました。

【科学者の日記110609 日本を二つに分けたらどうか?】
日本はおおよそ国家としての形ができて以来、「一つの国」としてまとまってきた。
日本のお城は街の中心にあり、お城の回りに堀が巡らされている.
お城には「お殿様」がおられて民を守ってくれている.
お殿様の上には天皇陛下がおられ、国民の安寧を日々、お祈りいただいている。

どんなにお殿様が偉くなっても天皇陛下にはなれない。
そんな秩序も日本文化には大きな影響を及ぼしてきた。
そんな中で民は安心して生業に励んだ。

自分の土地の中央に家があって回りに庭がある.
玄関と言っても植え込みがあるだけで解放されているし、昼は玄関も縁側も開けっ放しだ。
盗賊も馬賊もいない。

・・・

中国は秦の始皇帝が中原を支配して以来、形としては一つの国のように見えるが、
実は単に「支配者」が居るだけだった。
中国の民は城壁の中で生活し、家も外側が壁で入り口は一つ、庭は中庭方式である。
中国は国というものがなかった。だから、街を城壁で守り、家を壁で守る以外にはない。

日本のようにお殿様だけが城壁の中にいると、
たちまち盗賊や馬賊が襲来し、民は皆殺しに遭うからだ.

・・・

中国人は「国」に住んだことが無いので、もちろん「国」を信用していない.
むしろ、国の指導者は自分たちの儲けのためにウソをつくということを前提にしてニュースを聞く.

中国人は、「ウソをつき、お金がすべて、誰も信用しない」と言われる。
日本人から見ると「汚い」と思いがちであるが、国が無ければベストの生活の仕方だろう。

・・・

日本も、

1) 誠実で、お金は2の次、愛する家族、信頼できる友、誠実な社会、誇りの持てる日本、

2) ウソをつき、お金が全て、誰も信用出来ないという日本、
   政府が無いようなものだから考え方によっては気軽、

の2つに別れたようだ。

東電、保安院、菅政権、東大教授、放射線医師などは中国式の国を尊敬しているようなので、
中国風の日本、2)に行ってもらい、私は伝統的な日本、1)に入りたい。

原発事故が起こってから、良く 「何を信じたらよいか判らない」  と言う人がいる。
中国風日本で何かを信じようとすること自体が無理である.

信じて生きたい人は1)に、
誰も信じることができず自分で判断したい人は2)に移動すると迷いも無くなるだろう.

・・・

1990年頃、バブルが崩壊したが、それは経済的なことで、
もっと深刻な日本社会の崩壊が起こっていた。

それからというもの、国債の異常な発行、年金の不正処理、ゆとりの教育の欺瞞、
リサイクルとダイオキシン騒動、温暖化詐欺、一年交替の首相など、
これまでの日本にはあり得なかったことが続いた。

日本では「子供は宝」だったが、1990年からは「子供は金儲けのダシ」になり、
今回も子供にもっと厳しい1年20ミリの被曝を課した。

・・・

日本は信頼できる政府の崩壊と共に、日本人の中国人化が進んでいる.

(平成23年6月10日 午後3時 執筆)
武田邦彦   

今朝(6/11)の日記、【自然放射線と被曝】で、
● 自然放射線の中で(できるだけそれに近く)、
● 栄養のバランスを考えて(酵素を作る)、
● 毎日を楽しく(酵素を増やす)、
● 感謝の気持ちを持って(不満があると酵素が減る)、

と目指すべきことが書かれていますから、よほど已むに已まれぬ提言だったのかも知れません。

けれど、日本は2つの分けることは出来ませんから、
天皇陛下にとっては、どちらも大切な我が子と同じ臣民なのですから、

やはり、昔からの国柄に沿った日本になってもらわねばなりません。
2)は、既にあるのですから、望まれる方々は、中国に行っていただきたいものです。
日本には日本の国柄がありますから、日本の国柄を否定し、中国と同じにされても困ります。

ならば、日本を中国にしない(日本の国柄を守る)ために出来ることは…

誠実で、お金は2の次の方が生きやすい日本に、
愛する家族、信頼できる友を大切に出来る日本に、
誠実な社会、誇りの持てる日本に、


していかなければと思いました。

ならば、そう思う日本人を増やさねばならないのだと思います。
そう思う日本人が、そのように考え行動する政治家を選ばないといけないのだと思いました。


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genn

掠奪や拉致、暴行や殺害などから逃れるための城壁。高くて、重厚で、威圧感があって数十キロメートルにも及ぶ城壁の中でないと暮らせない社会。「日本のようにお殿様だけが城壁の中にいると、たちまち盗賊や馬賊が襲来し、民は皆殺しに遭うからだ」かつての中国南京や北京、パリなどにあった城壁。そんな暮らし、社会が違うと使う言葉も違ってくるし文化、文明も違ってきますね。和の国 日本。そんなことを知るとかつての日本社会が いかにすばらしかったか、よくわかります。

by genn (2011-06-12 23:28) 

yukikaze

日本の美点がどんどん損なわれる現状。悲しいことです。
by yukikaze (2011-06-13 14:17) 

KazunorI

武田先生の社会的立場上、発信できるギリギリの内容のブログだと感じました。
そして、武田先生が言いたい、「行間に含まれている内容」を元気さんが代弁しているように感じました。

残念なことに、選挙が行われる見込みは・・・ですが、この現状での政治家の動きを、しっかりと見据えないと誤った選択(投票)をしちゃいそうなので、注視します。

不信任案否決後、元気さんの「心の健康」を心配していました。
by KazunorI (2011-06-14 10:08) 

元気

gennさん、こんばんは。

そうですね。
失って分かるでは遅すぎますが、失ったことも知らない気がします。

持ち前の底力。一生懸命さで、戦後の廃墟と化した国土を復興させるため、
飢えから抜け出すため、豊かになるために頑張った日本人。
けれど、経済の豊かさに比例して心も豊かになったかというと… ^_^;
なんだか、戦後民主主義で、国民主権で、悪しき自己責任的な個人主義が蔓延った気がしています。

徳育が欠けていたのではないか。
プライドを培って来たか。

日本人は、自らの立ち位置を確認する時期が来ているのではないでしょうか。
震災で廃墟と化した国土を見て、強く思いました。
by 元気 (2011-06-14 20:33) 

元気

yukikaze さん、こんばんは!
いつもありがとうございます!!

>日本の美点がどんどん損なわれる現状

日本人の美意識が変化したのではないか。
変化したのは、個人主義の影響が大きいのではないか。
公や徳という美意識、概念が培われていないことから…
後世に引き継げないのではないかと杞憂していますが…
むしろ、杞憂であって欲しいと思っています。 ^_^;
by 元気 (2011-06-14 20:39) 

KazunorI

元気さん

こんばんは。
実は・・・今日の午後3時頃、コンビニに寄ったところ、週間ポストの表紙(上杉氏)に目が止まり、立ち読みしました。(^^)v
記事を読んだ第一印象は、「お前が辞めてどうするんだ!」でした。

上杉氏については、自分の心や信念をストレートに記事にしたり、活動されている方、そのように思っていました。

だから、「犯罪に加担したくないから辞める」という言葉も、自身の心をストレートに表現していると受け止めました。
つまり、「あっそ、逃げるんだ」と感じました。
でも、心の隅っこでは、「違った手段でもっと核心をつくような活動をするのなら許してやってもいい」と思いました。

それはそうと、世論誘導が止まりません。
今日は、4人の同僚や上司に、「次は前原さんになるの?菅さんが言った若い世代って、そういうことなの?前原さんってどんな人?」といった質問をされました。
気が滅入りながらも、「世論誘導であること」、「正しい道は何なのか」について説明しました。
そして分ってくれたようです。

ん~、そんな世論誘導へ一矢報いるためにも、上杉氏には逃げないでたたかって欲しいです。
by KazunorI (2011-06-15 00:31) 

元気

KazunorI さん、おはようございます。

KazunorI さんにコメントしてから、誤字に気付いて、
直ぐにコメントを削除したのですが、削除が反映されず困っていました。(トラブルです)
今朝見たら、削除が反映されてて…
KazunorI さんのコメントがハシゴを外された形になってました。

誤字を訂正したコメントをアップします。m(__)m

by 元気 (2011-06-15 09:03) 

元気

(昨夜のコメントです。インシャーラーの追記あり)

KazunorI さん、こんばんは!

>不信任案否決後、元気さんの「心の健康」を心配していました。

ご心配をお掛けしてすみません。
お気遣い、ありがとうございます。m(__)m

相変わらず、モリモリ食べて元気です。(*^。^*)
(食欲が無くならない内は大丈夫です!)

民主党は、メディアは、やはり、私が想像するよりも遥かに悪質です。
甘くみてはいけないと自戒していても、甘々です。
希望的観測を誘うような報道に惑わされないようにしなければなりません。
マスコミも確信犯なのですから。
善良な(愚かな?)日本人は、都合よく利用するためにだけ存在しているかのようです。

今、発売中の週刊ポストで、上杉隆氏が寄稿されています。
「原発報道でも政治報道でもフェアな仕事の出来ない日本のメディアに関わっていては、自分自身も犯罪に加担していると疑われかねない。私は犯罪に加担したくない。よって無期限の活動休止を宣言する」
と、いうのがタイトル(ズバリなタイトル)ですね。

政治を誘導(正当化?)する「世論調査独裁」が止まりません。
ならば、いったい、次期首相に相応しい人を選ぶのは誰なのでしょうか。
甚だ疑問です。
けれど、世論調査の結果だといえば、報道の責任ではなく国民の責任(民意)に出来ますもの。
とても都合のよい出来レースのような、出来過ぎた… 誘導です。

それを上杉氏は、「犯罪に加担」と考えたようですが…
国民こそ連帯責任で、(世論調査のせいにして)誰も責任を取らないつもりかも知れません。
ならば、国民も犯罪に加担しているのと同じです。けれど、

上杉氏は、責任逃れをしたいようですね。^_^;

私のような一般人には、分かっていてもどうにも出来ないことばかりです。
けれど、今を生きている責任において、どんな結果でも受け入れる覚悟でいます。
ならば、ジャーナリストなら…

逃げるな!
メディアの中でなんとかするのがジャーナリストじゃないか!!

そう、思います。
結果については分からないけれど、自分の出来るベストを尽くす。
(インシャーラーです)

上杉氏には、その覚悟が足りないのだと思います。
責任ある立場の人が敵前逃亡して、自分は犯罪に加担していないとでも?
私は、冷ややかな目で読みました。

立ち読み、お勧めです。(^^)v


by 元気 (2011-06-15 09:05) 

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