SSブログ

”M-1” と ”離婚” [エッセー]

キンコン・梶原が、
“M-1”優勝を宣言 「優勝できなかったら離婚します!」

悲願の初優勝を狙うキングコング・梶原雄太は「優勝できなかったら離婚します。マジです!」と宣言し、今年にかける並々ならぬ意欲を見せた。
 前回の決勝戦では惜しくも3位に終わったキングコングだが、どの漫才師よりもM-1にかける意気込みは強い。ツッコミ担当の西野亮廣は「前回のM-1が終わってから全国各地で漫才ライブをやってるので、今年は絶対に優勝します」と必勝を誓う。またボケ担当の梶原も「もし、優勝できなかったら離婚します。 マジで離婚したいと思います」と衝撃の宣言。疑いの目を向ける報道陣から「本当ですか?」との問いに相方の西野が「最近、嫁が(実家の)広島に帰っていて、芳しくないみたいで」と突っ込みを入れ笑いを誘った。キングコングの悲願の初優勝の行方と共に、敗れた後の“離婚会見”にも注目が高まることになった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080630-00000043-oric-ent

   [モバQ]    [モバQ]    [モバQ]    [モバQ]    [モバQ]    [モバQ]


なんともはや… の話です。[ふらふら]
「M-1」  は、必死に頑張って優勝出来るもんなんでしょうか?
(何でも、少し肩の力を抜いた時にこそ実力が発揮されると思いますが…)
張り詰めたゴムや糸は切れてしまいますから。
必死さが伝わると、反対に(リラックスして)笑えない気がするのは… 私だけでしょうか?

お笑いの効能というのが有るそうです。
笑う行為が、とても身体に良いそうです。
笑って、緊張が解けることで、リラックスが出来て免疫機能も高まるそうです。

”笑い” とは、緊張の隙間に生まれるものだと思います。
緊張の連続からは、生まれにくいものです。
実際、去年の”M-1” は、緊張の隙間の掛け合いが絶妙だったサンドイッチマンが優勝したのです。
思わず笑ってしまうお笑いでした。
掛け合い、間の取り方、肩の力の抜け具合が絶妙だったのです。

それに対して、キングコング。
高いところに有る細い線路の上を高速で走るジェットコースターのような笑いでした。
技術の高さ、練習量は、痛いくらい(!)感じました。
「観客を笑わせてやる。これでどうだ!」 という芸でした。
思わず笑えない(?)お笑いだったのです。

今年は、なんと、さらに追い詰められているそうです。
再婚して、子どもも生まれたというのに… 離婚を賭けているそうです。






「私と仕事、どっちが大事なの?」 
なんて、詰め寄る女がいたら、何と答えるでしょう。
「もちろん、仕事やろ!」 なんて答えたら、冗談にもなりません。
その言葉には、女(相手)の気持ちを考える余裕(思いやり)が無いからです。
言葉にすがるしか無いほどに、追い詰められている相手の気持ちを汲まないといけないのです。

お笑いを見ている人は、色んな事情を抱えて見ています。
色々な複雑な事情は横に置いて、お笑いを観に来ているのです。
(自分が)笑うために来ているのです。
お笑い芸人の(優勝の)ために来ているのでは無いのです。

キングコングが、
「優勝できなかったら離婚します。マジです!」 と宣言しました。
「家庭と仕事。どっちが大事なの?」 と、詰め寄ってもいないのに(?)、
「家庭より仕事!」 と宣言してしまいました。
自分で自分を追い詰めた夫は、妻や子を生贄に差し出してしまったようです。
ですが、ところが、供えられた側の神様(観客)にとっては、迷惑な話ですよね。
望んでもいない生贄を勝手に差し出されたら、困ってしまいます。
実は、神様(観客)の願い(幸せ)は、皆の幸せ(笑い)だからです。
キングコングというコンビの幸せだけを叶えるわけにはいかないからです。

キングコングというコンピの幸せの追求のために邁進するなら… 優勝は、遠い気がしてなりません。
そこには、他を思いやる気持ちの余裕が感じられないからです。

思い違いをしていました。優勝と離婚は別でした。
すみませんでした。

と、前言撤回すれば、自らの傲慢さに気付けば、肩の力が抜けるのにな。
もったいないなぁ。








nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:お笑い

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。