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『スピード・レーサー』 [映画]

『マッハGoGoGo』
マッハ ゴー ゴー ゴー
風も震えるヘアピンカーブ
怖いものかとゴーゴーゴー
ホワイトボディ マッハ号
負けじ魂親譲り 
走り出したら後には引けぬ
行くぞ勝利のゴールまで
マッハゴーゴー マッハゴーゴー  マッハゴーゴーゴー
(作詩:吉田竜夫・伊藤アキラ 作曲:越部信義)

タツノコプロが、1967年4月 - 1968年3月に製作フジテレビで放送した第1作。
第2作は、1997年1月 - 1997年9月 に放送されたようです。(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%8FGoGoGo

『スピードレーサー』  は、ワーナー・ブラザーズ配給、ウォシャウスキー兄弟監督の映画です。
字幕版は、夜の遅い時間しか上映しておらず、レイトショー(21:00~23:25)で観て来ました。

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正直な話、『マッハGoGoGo』 は、音楽くらいしか覚えて(?)いません。
話の内容とか… 全く覚えていません。
テーマソングは、一度聞いたら耳に残りそうな感じのテンポの良い曲です。
昨夜、映画を観終わってからも… 

マッハGoGoGo~♪

もう、ずっと(?)、繰り返しています。つい、口ずさんでしまいます。
ノリノリです。これでもかというくらい、元気になれます。(笑)

映画は、家族愛、チーム愛を絡ませながら、夢や希望、信じることの大切さを描いています。
天才メカニクスの父親の設計で、部品から作り上げて車にする過程。
それは、大量生産で大量に生み出される車とは違ってただ一つの存在です。
父と母から生まれた3人の息子。
姿形性格が違っても掛け替えのない存在としては同じです。
強い絆は、メカとの絆を生み、エンジン音を聞き分ける心を生みます。
類希な才能が生み出した車。(マッハ号)
類希な才能による運転。(スピート)
そこに、レースという舞台が用意されれば… 走りそのものが芸術へと昇華するのです。
その奇跡を目にしたとき、お金や地位や名誉は(天に?)ぶっ飛ぶのですが、
お金や地位や名誉は、(天から?)降って来るのかもしれません。

めくるめくレースシーンの躍動感と臨場感は観る者を現地に誘います。
まるで、そこの居るかのように、レース(奇跡)の目撃者となれるのです。
映画って… 素晴らしいです!

テンポよく進んでいくストーリーとはっきりとした色使い。
未来の工場や道路、世界は夢の世界のようです。
しかし、夢の裏側は悪夢でもあるのです。
どのようにして、どのような夢を描き、どのような夢を手に入れるのか…
夢を守るためには、悪魔に心を売り渡すのか…
それは一人一人が、自分で選ぶことです。
絆とは、どういう選択でも信じて添うことなのかも知れません。
信じて添えれば… 心を売り渡さずにすむのかも知れませんね。

映像や特撮、動きはまるで、『チャーリーとチョコレート工場』 でした。
(大好きな映画です!)
車に対する知識に乏しい私でも充分に付いていける映画でした。

やっぱり、天才や奇跡。類希(たぐいまれ)な存在には弱いです。
監督やスタッフ。出演者に惜しみない拍手を贈りたいと思います。

あ~、楽しかったぁ♪

マッハGO! GO! GO~!






以下、ネタバレ注意。


人間関係の相関図です。
おかしな(ツッコミ)トコロもありますが、まずは、シンプル。解り易いです。

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レース場は4か所。

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どのサーキットも、素晴らしい出来でした。
車の動きも素晴らしかったです。
右に左に、横になったり、ジャンプしたり、落下したり、駆け上がったり…
通常では考えられない動きの連発で、思わず座席から身を乗り出して見入ってしまいました。
(映画館が空いていて良かったです)
もっと、もっと、レースシーンを観たい感じで、2時間半が短く感じられました。
レースシーン以外も凝ったツクリになっているので気が抜けません。
耳もそばだてなくてはなりません。
心も開放して、余計なことに捉われないようにしないといけません。(笑)
そして、見えて来る映像、音楽、セリフ…
それこそが映画の生み出す奇跡なのだと思います。
エンディングをずっと流れる音楽。
興奮冷めやらずで、点灯するまでウットリしてしまいました。

さて、字幕で観る醍醐味(?)は、生の声が聞こえることです。
日本語で聞こえてくるシーンも結構あるので… 
監督の原作への思いも伝わって来ました。[わーい(嬉しい顔)]

さてさて、蛇足かもしれませんが、良くなかったことも、書いておきます。
トゴカーンモーターズと武者モーターズの存在なのですが、
国籍というか、存在意義が不明(チグハグ)過ぎます。
トゴカーン・モーターズのウリは何なのでしょうか。
長男のレーサー、テジョのブサイクさ(性格が悪いの?)… 行動も意味不明だし、
妹のハルコに到っては、? 過ぎます。いったい、どういう家庭なのか… ? です。
真田広之を抜擢した意味も分かりませんでした。
武者モーターズのことが分かるシーンを挿入して欲しかったです。
そうすると、もう少し、奥行きが出て来ると思ったのですが… 2時間半では無理かな。
ならば、主人公のスピードの少年時代のオバカ時代を削った方が良かったと思います。
(オバカの証明をやり過ぎたように思いました)

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全体として、とても良い映画だと思いました。
マッハ号。
綺麗なMの形の流線型。番号は5番ではありませんが。
赤丸の中に数字があり、日の丸を表現しているところもグ~! でした。
やっぱり、白地に赤は目立つし、綺麗です。[ぴかぴか(新しい)]

あ~、面白かった♪ [揺れるハート]







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元気

今日、本屋さんで、文庫本で脚本を見かけたので買っちゃいました。
良いですね。脚本。
聞き(読み?)逃したセリフとかシーンを振り返れますもの。
で、さっそく、ちょこっとだけ…

テジョに裏切られて、失意のスピード。
何故自分がレースをしていたのか、その意味すら見失いかけていたとき。
レーサーXは、自分で真実(レースを続ける意味です)を見つけよと助言します。
更に、先に記事にもしたのですが、マッハ号の数字が6であったこと。
それは、ローヤルトンの施設なら36時間でマシンが作られると豪語していたけれど、レーサー・モーターズは、32時間でマッハ6を作ったということで解決されました。
(そのときに、5でなく、新しいマシン、マッハ6が出来たのでした!)

さて、先の答え(何故レースをするのか)なのですが、
スピードには、最高のチームがいるからです、よね。
それから、奇跡のような(芸術にまで昇華した)レースをすることで、自分も回りも変るという奇跡が起こるからです。
それが感動を生み、夢を信じることが出来るようになるからです。
そして、それは、スピード一人が生み出すのではなく、信頼出来るチームという存在があるから生み出されるのだと。
人は一人で変るのでなく、人によっても変るのだと。
さらには、人によって変るだけでなく、自分が変る(気付く)ことで周りも変るのだと…
そんな奇跡を映画を通してのメッセージとして、受け取った気がしました。
だから、とっても良い映画だと、私は思いました。


by 元気 (2008-07-29 23:10) 

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