『ＷＡＮＴＥＤ』

先行で観て来ました。


Ｒ-15指定です。
それりゃあもう、痛い。痛さが伝わってくるような映画です。
殴る、蹴る、刺す…
撃つ、爆発する、激突する…

良いですね。
とっても良いです。
アンジーのエレガントで無駄の無い的確な動きに魅了されます。
ナルニアの半人半獣のタムナスさん。それが主人公のジェームズ・マカヴォイだというんだから…
ああ…　と、思い出すものの、その落差が、役の最初と最後の落差に繋がるので納得することになるのです。
ですから、とても素晴らしい配役であると思います。



うん、アンジーはお母さんのようだ。
まさに育ての母のような役割です。
それにしても、腰に不安を抱えるヘタレの私は、↓のお風呂に浸かりたいです！





秘密の暗殺組織　「フラタニティ」
神の代わりに、社会に害を為す者を暗殺する集団。
それは、1000年前より伝わる機織職人による組織であった。

弾丸さえも曲げる技術。
心臓の鼓動をコントロールし、自分の意識も行動も制御する能力。

社会に埋没し、社会の一員として埋もれた歯車として生きるのか、
王位継承者として、人の上に立ち、人の命を左右する立場になり生きるのか…
選ぶのは、自分のようであって、実は自分ではない。






以下、ネタバレ注意。




ウェスリー（ジェームス・Ｍ）は顧客担当から、その無能さゆえ顧客管理担当に換えられた事務職の男性。
職場では、拒食症（？）の大食漢の女性ボスのイジメの対象であり、
唯一の親友（？）である同僚からは、財布代わりに使われ、むしられる存在。
そんなミジメな人生は、彼が生後７日目から始まっている。
生後７日で、父親が、「世の中で一番の愚か者が生まれた」　という言葉を残し、失踪したというのだ。
生後７日で、父親からも見捨てられた男。
興奮すると、心拍数が増えて、パニックを起すため、薬が手放せないのだ。
悪夢のような毎日と悪夢の中を彷徨う彼は、現実と夢の区別さえあやふやな混沌とした人生を送っている。

赤いスーパーカーを自由自在に操り、弾丸さえも操る女性。
それがフォックス（アンジェリーナ）。ウェスリー教育係であり、ボディガードであり、暗殺者でもある。

突然に代わる生活。
突きつけられる質問。訓練の日々。
鍛え抜かれ、研ぎ澄まされた感覚と能力は、彼をどこに誘（いざな）うのか。

死と隣り合わせに鍛え抜かれる身体は、
痛みさえもコントロールする能力へと高められる。
殺人兵器と化したウェスリーが任務を果たしたとき、真実が明かされる。

何が真実で、何がウソなのか…
ｊ現実と悪夢が交錯するように、真実とウソが交錯する。

そこには、愛されなかったゆえに殺人者となる軌跡が見えて来る。


ところで、お母さんはどうなったんだろ。
彼が成長するのを見守っていた父親のクロス。
なのに、フォックスの接近を許し結局は、普通の人生とは遠い選択をさせてしまうなんて…
あまりに、ウェスリーが可哀そうではありませんか。
ウェスリーは無能みたいだけど、立派な会社に勤めているみたいだから、学校の成績だって良さそうです。
なんで、都会で暮らしているんだろう。
パニック症候群と診断されるような病気を持っているなら、のんびりと田舎で暮らしていたら良さそうなのに…
な～んて、余計なことを考えてしまいました。

でもって、運命の機織機に指令を出しているのは、一体誰なんだ？

という、余計な考えも頭をよぎりますが、
そんな瑣末な（？）ことがどうでもよくなるくらい、この作品のインパクトはスゴイです。
ハードなんですが、アンジーの動きが綺麗なんで、
もう一回観たいなぁ。と思った作品でした。

続編とかあったら良いのにな。

タグ：ＷＡＮＴＥＤ ウォンテッド アンジェーリーナ・ジョリー ジェームズ・マカヴォイ

コメント 2

こんにちは～。
これ私も今観たい作品ナンバー１。
ＤＭＣを観たときにかかってた予告編で気になって仕方がないんです。
ん～今週中には行きたいな(*^_^*)。

by ササリーヌ伍長 (2008-09-18 00:06) 

きっと、観て損はないです！
お金返せとは、ならないはず。（笑）
映像を観てるだけで痛いんですが、それだけリアルだということです。

アンジーは素敵だし、
ジェームズ・マカヴォイ の変化には驚かされます。

だから、可能なら、映画館で観ることをオススメしたいです。(^o^)
by 元気 (2008-09-18 18:10)