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「たかじんのそこまで言って委員会」 7月5日櫻井よしこ氏 1/2 [テレビ]

7月5日の日曜日。放送がありました。
穏やかな口調でありながら毅然とした言葉。やっぱり、素敵です。[ぴかぴか(新しい)]

前回、初出演の際は、中国の毒入り餃子の原因にシラをきり通す中国政府、気付かぬ内に世界第二位に上昇している中国軍事予算など。
中国の、「詫びず、認めず、改めず」 の姿勢に対して、「日本は、賢く、勁くあれ」 と語られました。

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最新著書 『櫻井よしこの憂国』 冒頭では、

かつて、中国は日本が本気で軍事力を整備することを恐れていた。
その意味で、日本が軍事費の増加や9条改正、集団的自衛権の行使、
核武装の可能性などを議論するだけで中国に対する強力な抑止効果を発揮できた。
しかし、いまや日本がどんな言葉を発しようとも中国は恐れない。
なぜなら日本には、もはや言葉を行動に移す力がない。と見越しているからだ。
如何なる国家にとっても外交と軍事は国家の基礎をなす両輪である。
しかし、日本は、このバランスが決定的に欠けており、軍事力の行使が不条理に規制され、
事実上、自国を自力で守れない日本は、独立した国家とは言えない。
今、私たちは烈しく自問しなければならない。
いったい、私たちの国、日本は国家として機能するのか。

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5月25日。北朝鮮の核実験を受け、国連安保理で日本政府は、
北朝鮮向けの船の貨物検査と経済制裁を柱とした制裁決議の採択を主張。
しかし、日本は、決議の旗振り役を務めながら、いざとなると貨物検査には参加出来ません。
なぜなら、「海上自衛隊の貨物検査実施」 の法的根拠となる、「船舶検査活動法第5条」で、海上自衛隊に許されている活動は、細かく分類され、実際のところ、自衛隊は、強制的な行動も取れず、行使もできない。
怪しい船にまとわりつくことしか許されていない。

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持てる力を決して発揮させない仕組み。
日本の国家としての力を白蟻のように食い潰す仕組み。
それが憲法9条であり、その土台の上に打ち立てられた集団的自衛権に関する内閣法務局の虚ろな解釈である。
憂国の目は日米安保。日米同盟にも向けられる
日本は日本の安全と運命を事実上、他国に委ね続けてきた。
そのような日本にアメリカからこのような批判が聞こえてきる。

弱い味方は強い敵より恐ろしい

この言葉には、弱く、国家としての意思も明確でない日本よりも、
強く、国家意思の明確な中国の方が話が通じ易く、共同で物事の解決が図れる。という意味も含まれている。

同盟国であるアメリカの中国への傾斜が著しい今、
その理由の少なくとも半分は日本側にあることを見つめなければならない。
そのことは、逆に言えば、米中両国の狭間で日本が存在感を失い続けるのを食い止める力は、
実は日本の手の内にもある。ということなのだ。
日本の再生は、まさに戦後日本が欠いてきた真っ当な軍事力の再建にある。

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9条とそれを含む憲法そのものが私たちの国の根本であるということをもっと意識した方がいいと思う。
全ての法律は、憲法の精神に基いています。
全ての市町村の条例とか政令というのは、法律に基いてますから、私達の生活の隅々をコントロールするとか定義するというのは、この国の決まりは元を辿れば辿れば辿るほど憲法に行き着く。
それは、安全保障に関しては9条でありますし、教育に関しても全く同じなんですね。
だから私は、9条も問題ですし、この9条を含んだ憲法そのものがやはり、
日本のために何がいいのか、日本人のために何がいいのか、
素晴らしい日本人になって、国際社会で貢献するために、もっと私たちのあり方というのを根本的に考えましょうというときに、憲法に行き着く。

目指すところは憲法改正でも、今、日本の立場を考えると、アメリカと中国が非常に接近している。
もちろん、アメリカと中国の接近というのは、単純なものではなく、ものすごく複雑。
経済的には、ガッチリ結びついていながらも、軍事的にはアメリカも非常に警戒している。
だから、単純に接近というのではないのですけれども、大きな枠の中では、米中というのは歴史的にみると、必ず節目節目で手を結び、そのときに日本が煮え湯を飲まされてきているんですね。
今でもそれは繰り返し起こっている。そのような中で特に今中国が大変力をつけて来ている。
経済の力だけでなくて、軍事的な力を、これは本当に警戒すべきものになっていますから、
憲法を変えるのが一番いいんだけれど、そこまで我が国は待つ余裕がない。
だから、現実をみると憲法9条の解釈を集団的自衛権の解釈を変えればいいじゃないかと。
それは総理大臣の判断で出来るんです。
内閣法制局は、総理大臣に対して、このような解釈ですよと助言をすることが出来るんですが、
今、歴代のセイキョウをみると、この助言をあたかも、それが正しい解釈だという風に全部認めているんですよね。
これは、ヤチさんという前の外務次官が、『外交と戦略』 という本をお書きになって、その中で本とまとめた著者の方がところどころにコメントを書いているんですね。
手段的自衛権についてのコメントの中でこんなことを書いているんですね。
自分も色々取材をしてみて、やっぱり集団的自衛権の行使が出来ないのはおかしい。
これでは、日本はおかしくなるというので、内閣法制局の方にインタビューしたんですね。
この解釈を日本のために変えるべきだと言ったら、その内閣法制局の方が、
とんでもない。我々は日本国にことを考えているんではなくて、
歴代の法制局の解釈をいかに正当化して守るかが目的なんだ。
と、言ったんですね。
ぜひ、ヤチさんの『国家と戦力』 という本を読んでいただきたいのですが、
そこにカギカッコでクオートしてるんですよね。
つまり内閣法制局というのは、東大を出て頭のいい方かもしれないけれど、
別に国家の国益を考えているんではないということなんですよね。
内閣法制局というところは、文言上は、助言をするだけのところ。(実質的には決めてきた)
大学を卒業し、上級試験を通って就職する。頭のいい。
しかし、それほど頭がいいのか疑問な。内閣法制局というところでずっと昇進していく。
各省からも入っているけれども、エリート。
本当は、内閣に法制局があるというのはおかしな話。
立法府である衆議院や参議院に、立法活動の助言として法制局があるということは、正当。
必ずしも議員が法律に精通している人ばかりではないから。
現実に衆議院にも参議院にも法制局がある。
憲法に関しては、内閣法制局が絶大な権利を持っている。
官僚社会で、閣法といって政府が法律を提出するからです。
フツウは議員が提出する。そのために立法府がある。
政府は、自分たちのお手盛りのために法律は作らない。
日本で、議員立法という言葉がある。
議員の方たちが立法して国会に出して、これが法律になりました。
でも、立法府の方々は立法。法律を作るのが仕事なんです。
だから、議員立法というのは、馬から落ちて落馬したというようなもの。
すごくヘンないい方。
でも、それは官僚が全部し切っているという実態があるから。
ときたま、議員の人が一生懸命やった法律を官僚の方々が作って、内閣が提案する閣法というものと区別するために議員立法という言葉が生まれて来た。異常なんです。

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(出演者諸氏発言)
政府はこれまで可能な限り、憲法を柔軟のい解釈することで対応してきた。
ところが解釈改憲が成功すればするほど改憲をしないといけないというモチベーションがなくなっていく。
解釈さえ改めれば憲法改正なんてしなくてもやっていけるのではないか。
それは、立件主義と言う近代国家の原則の危機だと護憲派は認識しないのか。
政治的に憲法改正が出来るということは一度もない。
昔の政治家の方が改憲に真剣で、独立すれば変えなければならなと考えていた。
ところが国民の関心は高度成長。国民の生活の向上に変わった。
だから、憲法改正は現実的には出来ない。

憲法改正は出来ない。だけど憲法の無効宣言は出来る。
衆議院、参議院の半数の賛成決議で出来る。
憲法として有効か無効かを突き詰めていけば無効。
無効の宣言は憲法の規定にはない。規定に無いから出来る。
憲法としては無効だけれど、占領規定統治法としては有効。
我が国は、イギリスのように憲法を紙で書いていない根本議案を持った名誉ある国になる。

無効宣言は制度的に不可能。

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(櫻井氏)
何かを不可能ということは言いたくない。それは、不可能といえば、不可能になるからです。

今、戦後日本は色んな問題を抱えているというのはみんな感じている。
集団的自衛権の解釈から変えることは現実的な一歩として凄く大事なこと。
それをした後で、今の憲法でいいんですかと、第3章を読んで下さい。と。
ここには、日本人の価値観は何もないですよと。
自由と権利ばかり主張されていて、その自由と権利の裏側にあるべき責任も義務もありません。
親子の関係も家庭のことなんか書いてませんよ。
家族の大切さなんて書いてなくて、あなたもあなたもみんな個人ですよと。
自由と権利を持った個人ですよ。だから、勝手にやりなさいという主旨のことが書いてある。
こういったことも変えましょうということも議論して下さい。


(つづく)

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コメント 1

 勝俣一生  永井  塚林弘樹  奥田 

桜を見る会での買収行為   ホテル バスなど手配し安倍後援会から数百人を招待。昭恵容疑者も大麻友を呼びまくるなどやりたい放題!!

安倍政権で予算3倍の桜を見る会。
内閣府は「資料破棄で招待者は不明」と主張も、安倍晋三の税金私物化疑惑が浮上。なぜか名簿は廃棄済
首相の地元事務所が航空便やホテル、バスを手配し、後援会員らを数百人規模で招待。かかる費用を全て税金で賄っていた!!
私人のはずの安倍昭恵もスキー、農業、大麻友達を招いていた。 ジャパンライフ 山口隆祥も招待
選挙区住民への買収行為
前夜祭と称し、前日に宴会まで開いていた! 費用は血税から拠出



武藤正敏『安倍晋三という災厄』 高山正之『安倍と産経は恥ずかしげもなく嘘をつく』
韓国 慰安婦 安倍昭恵容疑者 検察庁法改正案 黒川弘務 憲法改正 緊急事態宣言 mimandia300 ランサーズ 秋好陽介 捏造 犯罪 隠蔽 賄賂 安倍 武漢 トランプ 研究所
 米政府関係者「検査妨害、コロナ肺炎死亡者数改竄、専用病棟建設拒否! 隠蔽 改竄の常習犯、安倍晋三容疑者のゴマカシ路線は事態を悪化させている。 我々が離れるとき日本は焦土化するだろう」

レイプ犯山口敬之を庇い異常性欲者として有名になった小川榮太郎さん、同業の記者からゴミのような扱いを受けてしまうw
 テラスハウス レムデシビル アビガン 世耕弘成 統一教会 さよなら安倍総理 kokkai 辞めるなら今だぞ安倍晋三 産経 麻雀 黒川弘務 ハイヤー
  安倍のお友達、黒川弘務検事長が産経記者の自宅で接待賭けマージャン 産経からの利益供与でクロ確定!  一方、加計学園から利益供与を受ける安倍晋三は未だに野放し状態!


by  勝俣一生  永井  塚林弘樹  奥田  (2020-05-28 21:42) 

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