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『ハムナプトラ3』 呪われた皇帝の秘宝 [映画]

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先行で観て来ました。
とっても好きなシリーズなんで… ワクワク、ドキドキ。
それでは、一作目と2作目の紹介文を。(パンフに掲載されていたDVDより)

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さて、1926年が舞台だった1作目。
2作目は、その7年後。
3作目は、さらに、その13年後という設定みたいです。
で、大学生だったはずの息子は、19歳くらいでしょうか…
でも、26歳か27歳の、ルーク・フォードが演じています。

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副題の、「呪われた皇帝の秘宝」  て、何なんですか?
観終わっても… 分かりません。

さてさて、1作目、2作目で大活躍したキュートで才女のエバリン役は、マリア・ベロが演じています。
1作目、2作目でのエバリンは、レイチェル・ワイズが演じていました。(大好きな女優さんです)
リック役のブレイダン・フレイザーは、相変わらず色気が有って魅力的な俳優さんでした。

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ジョナサン役のジョン・ハナは、相変わらず良い味を出していたし、
綺麗なミシェル・ヨーと、ジェット・リーのアクションは素晴らしかったです。
19歳か20歳の新人。イザベラ・リョンは、とっても魅力的な美人です。
ラッセル・ウォンは、オットコマエでした。[わーい(嬉しい顔)]

監督さんは、シティーブン・ソマーズに代わり、ロブ・コーエン。
まったく新しい映画といってもいいほどのハムナプトラが出来上がったといえると思います。
ただ、ハムナプトラって、死者の都ハムナプトラなんで、エジプトのイメージなんで…
中国やヒマラヤに舞台を移したってのが… ?
もう、公開の時期といい、北京オリンピックを意識して作ったとしか思えない。です。
ま、死者が甦るってとこが、ハムナプトラに通じるということでしょうか。[たらーっ(汗)]

で、作品としては、冒険活劇です。
秘宝あり、アクションあり、ロマンスあり、笑いありのスペクタルな作品です。
観て損は無いと思います。
龍は出て来るし、兵馬俑も雪男もシャングリラもミイラっぽい(!?)のも出て来るし…
爆竹やダイナマイト。銃ななんて、バズーカ砲まで出で来ますから… ドンパチあります。
お馴染み、カーアクションもあります。
遺跡でのしかけ、忍者っぽいのや、ナイトクラブやら、色々なものがてんこもりです。
楽めるシカケいっぱいです。

だけど、知的でキュートな乱暴者のレイチェル・ワイズのエバリンが大好きなんです。[あせあせ(飛び散る汗)]
彼女になら、そりゃあ、リック・オコーネルはタジタジメロメロも納得なんですよね。
だから、マリア・ベロ演じるエバリンが… (このオバサン)誰? と思ってします。
違和感が気になって仕方なかったです。
キャストが変って、大切な魅力が減ってしまったという印象です。
次回作が有るなら、同じキャストなら… いやだなぁ。[ふらふら]

それと、息子役のルーク・フォードは、マリア・ベロの息子としては、ま、いっかぁ。です。
だけど、ブレンダンとマリア・ベロの夫婦が ??? なので、
ブレンダンとレイチェルの息子(19歳?)としては… ま、いっかぁ。とは、思えませんでした。





以下、ネタバレ注意!






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『ダークナイト』 [映画]

先行上映で観て来ました。
ダークナイトとは、暗黒の(ダーク)騎士(ナイト)という意味です。
汚れたという意味もあります。
日の当たる道を歩くヒーローではなく、暗闇で動く正義の味方とでもいいましょうか…
(皆が恐怖心を抱く、こうもりだし…)
なんだか、報われることのない、苦悩するヒーローの映画でした。

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ロードショーの前日(8/8)には、『バットマンビギンズ』 がテレビで放映されていました。
これは、2005年の作品なので、約3年前だったわけです。
もう、すっかり忘れていたシーンが一杯有ったのですが、テレビを観て、
最新作を思い出し、色々と感慨深かったです。
それでは、まずは、前作、『バットマンビギンズ』 の大切なキーワードを。

  大切なものを守るために戦う。
  なぜ人は落ちるのか。どん底から這い上がるためだ。

ふ~ん。なぁるほどぉ。でしょ!?
で、『ダークナイト』 にも繋がっていく大切な言葉が出て来ます。
それは、レイチェルが言った言葉です。

  私の愛した彼は、確かにあなたの中にいるのだけれど、今は見えない。
  ゴッサムが彼を必要としなくなったら… 彼は帰って来る。

意味深でしょ。
さて、映画ではどうなるのか…
それは、ネタバレになるので、ここでは慎むことといたしましょう。
(続きを読むの中で書くことといたしましょう)

その前に…
ジョーカー役の役者さん、ヒース・レジャーが、今年(2008年)1月22日に亡くなっています。

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http://www.varietyjapan.com/news/showbiz/u3eqp3000002qci8.html

ニューヨークの自宅で遺体で発見された俳優のヒース・レジャーの死因が、2月6日、正式に発表された。
ニューヨーク市検視局の発表によると、レジャーの死亡原因は、複数の薬物摂取による急性中毒だったという。
レジャーは、鎮痛剤、精神安定剤、睡眠薬など、医者から処方された薬を6種類服用しており、それらの誤用による事故死と断定された。
この数年、アカデミー賞にノミネートされ、娘も生まれるなど、公私共に充実していただけに、28歳という早すぎる死が惜しまれる。

http://hollywoodcelebnews.blog51.fc2.com/blog-entry-1483.html

役にのめりこむタイプらしいヒースは、バットマン映画の冷酷非情なジョーカー役をやってから眠れなくなったと明かしていて、ボブ・ディラン映画の「I'm Not There」ではストレスが強かったとも語っているなど、このところヒースがプライベートや仕事上のストレスで不眠に悩まされていたことは確か。そして副作用の強いアンビエンをあまり効かないといって過剰に飲んだ事故だったという可能性が高そう。

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映画のエンディングで、ヒースに対する追悼文が出てきました。
バットマンさえ霞んでしまいそうなほどの鬼気迫る演技であっただけに… 残念でなりません。

それから、執事のアルフレッド訳のマイケル・ケイン。
本当に最高の役者さんです。(大好きです!)
前作同様、抑えた良い演技をされていました。
バットマンが存在するのは、アルフレッドという存在が有ったればこそですね!
いくつになっても大切なお坊ちゃまのヒーロごっこに付き合わされる執事。
執事あったればこそのバットマン。お坊ちゃま有ったればこその執事。
ゆるぎない信頼関係は、実の父親以上… かも知れません。
(両親は幼いときに亡くなってるもんで、ね)
最高のコンビだと思います。

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以下、ネタバレ注意!!

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『THE DORAGON KINGDOM』 ドラゴン・キングダム [映画]

現代アメリカに住む少年が、突然、古代の帝国(キングダム)に入り込むという設定です。

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多くを語りますまい。
観て楽しむ映画です。
それしか言えない。

夢の話、ファンタジーですので、
なんで?
とか、
ええ?
とか、
なんじゃらほい!?

と、ツッコマナイことです。
面白さが半減するだけでなく、楽しんでいる人の邪魔になるからです。
映画館で観始めて、面白くないと思った人は、寝てしまいましょう。(イビキには注意)
映画を観なくても(理解出来なくても)、何も損はしません。
それは、ファンタジーだからです。
観終わって、目が覚めても、夢だったと… 思えば諦めもつくというものです。
(私、寝てました。トコロドコロは、起きて観ましたよ)

ただ、出演者全ての人の動きは、やはり素晴らしかったと思います。
武術とか、カッコイイです。

おしまい。

オマケ。

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『ハプニング』 [映画]

『THE HAPPENING 』 とは、突発的な事件という意味ですよね。

初日に、映画館で観て来ました。結構人が入ってました。[わーい(嬉しい顔)]

アインシュタインが、こんなことを予言(!?)したとか言われているそうです。

If the bee disappears from the surface of the earth, man would have no more than four
years to live. No more bees, no more pollination, no more plants, no more man.

もしハチが地球上からいなくなると、人間は4年以上は生きられない。
ハチがいなくなると、受粉ができなくなり、そして植物がいなくなり、そして人間がいなくなる。

ですが、どうも本人が言った言葉では無いようで、本人が言ったという確実な証拠は無いとか。
そして、この映画 『ハプニング』 では、この言葉が重大なような(?)描かれ方をしています。

映画でなく、現実世界の話です。
昨今、一昨年の暮れから、「ミツバチの失踪」 が続いているそうです。
死がいが見付からないそうです。まさしく失踪です。
どこに行ったのでしょうか。
ハチの巣には、女王蜂、卵、幼虫、若い働き蜂が残されているそうです。
まさしく、働き蜂だけが失踪しているのです。
なんだか、一時流行った(?)、働き盛りのお父さんの蒸発のようです。
が、お父さんではないし(働き蜂はメスですよね)、一斉にいなくなるところが変です。
どっかの公園で、新しいコロニーでも形成しているのでしょうか。
よく解らないそうです。

映画の冒頭で、「みつばちが消えている理由」 について、授業で考えさせるシーンがあります。
そして、黒板には、アインシュタインの上記の言葉がさり気なく(?)書かれている。
はたして、みつばちの失踪とは…
突然に起こったこと。とは…

という映画です。

ミツバチは、死がいが見付からない場所で、集団自殺でもしているのでしょうか。[ふらふら]




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『スピード・レーサー』 [映画]

『マッハGoGoGo』
マッハ ゴー ゴー ゴー
風も震えるヘアピンカーブ
怖いものかとゴーゴーゴー
ホワイトボディ マッハ号
負けじ魂親譲り 
走り出したら後には引けぬ
行くぞ勝利のゴールまで
マッハゴーゴー マッハゴーゴー  マッハゴーゴーゴー
(作詩:吉田竜夫・伊藤アキラ 作曲:越部信義)

タツノコプロが、1967年4月 - 1968年3月に製作フジテレビで放送した第1作。
第2作は、1997年1月 - 1997年9月 に放送されたようです。(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%8FGoGoGo

『スピードレーサー』  は、ワーナー・ブラザーズ配給、ウォシャウスキー兄弟監督の映画です。
字幕版は、夜の遅い時間しか上映しておらず、レイトショー(21:00~23:25)で観て来ました。

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正直な話、『マッハGoGoGo』 は、音楽くらいしか覚えて(?)いません。
話の内容とか… 全く覚えていません。
テーマソングは、一度聞いたら耳に残りそうな感じのテンポの良い曲です。
昨夜、映画を観終わってからも… 

マッハGoGoGo~♪

もう、ずっと(?)、繰り返しています。つい、口ずさんでしまいます。
ノリノリです。これでもかというくらい、元気になれます。(笑)

映画は、家族愛、チーム愛を絡ませながら、夢や希望、信じることの大切さを描いています。
天才メカニクスの父親の設計で、部品から作り上げて車にする過程。
それは、大量生産で大量に生み出される車とは違ってただ一つの存在です。
父と母から生まれた3人の息子。
姿形性格が違っても掛け替えのない存在としては同じです。
強い絆は、メカとの絆を生み、エンジン音を聞き分ける心を生みます。
類希な才能が生み出した車。(マッハ号)
類希な才能による運転。(スピート)
そこに、レースという舞台が用意されれば… 走りそのものが芸術へと昇華するのです。
その奇跡を目にしたとき、お金や地位や名誉は(天に?)ぶっ飛ぶのですが、
お金や地位や名誉は、(天から?)降って来るのかもしれません。

めくるめくレースシーンの躍動感と臨場感は観る者を現地に誘います。
まるで、そこの居るかのように、レース(奇跡)の目撃者となれるのです。
映画って… 素晴らしいです!

テンポよく進んでいくストーリーとはっきりとした色使い。
未来の工場や道路、世界は夢の世界のようです。
しかし、夢の裏側は悪夢でもあるのです。
どのようにして、どのような夢を描き、どのような夢を手に入れるのか…
夢を守るためには、悪魔に心を売り渡すのか…
それは一人一人が、自分で選ぶことです。
絆とは、どういう選択でも信じて添うことなのかも知れません。
信じて添えれば… 心を売り渡さずにすむのかも知れませんね。

映像や特撮、動きはまるで、『チャーリーとチョコレート工場』 でした。
(大好きな映画です!)
車に対する知識に乏しい私でも充分に付いていける映画でした。

やっぱり、天才や奇跡。類希(たぐいまれ)な存在には弱いです。
監督やスタッフ。出演者に惜しみない拍手を贈りたいと思います。

あ~、楽しかったぁ♪

マッハGO! GO! GO~!






以下、ネタバレ注意。


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『スターシップ・トゥルーパーズ3』 (ST3) [映画]

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R-15指定です。[パンチ]
(結構、エグイシーンあります[たらーっ(汗)]

軍事政府、「地球連邦」によって支配されている物語の世界。
それは、ファシズムを彷彿とさせる世界です。
人類の敵、バグズ(怪物のような進化した虫)との戦いに明け暮れる世界でもあります。

『スターシップ・トゥルーパーズ』 の世界では、
兵役の義務を果たし、選挙権を得た ”市民” と、
兵役の義務を果たさず、選挙権も無い ”一般民” に2分されていましたが、
ST3では、農民と呼ばれる人々も出て来てます。
農民は、日々の生活を第一に考える人々で、戦争のせいで農地が破壊されたと考えているため、
戦争に対して否定的で、軍人や政府に対して、懐疑的な(反発する)人もいるようでした。
あと、平和を唱える平和主義のリーダーが、車椅子の退役軍人であったり、
戦争に嫌気がさして、神(宗教)に救いを求めようとする人々が描かれます。

軍の中の権力闘争や駆け引きがどんどん展開されていくので、観ている側の 「正義」 観も変化していきます。
軍隊、戦争、平和、愛、嫉妬、兵役、宗教、自己犠牲、恐怖、マインドコントロール、カリスマ…
現実世界で、過去から延々と連なるコトを強烈な皮肉を交えて映像化しています。

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随分と前に原作が書かれたようですが、娯楽作品でありながら、
社会問題を揶揄することで、人々に問題提起しているようにも思える映画でした。[あせあせ(飛び散る汗)]

原作は読んでいませんが、
ロバート・A・ハインライン(1907年7月7日 - 1988年5月8日)の書いた
『宇宙の戦士』 (1959)  ヒューゴー賞受賞  が基になっているようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BBA%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3

科学小説としてのSFを書いていたが、次第に社会性が強くなり、『宇宙の戦士』では軍国主義を賛美する兵士の描写があったことから右翼と呼ばれ、一方の社会主義者の名残が表れている『月は無慈悲な夜の女王』では左翼と呼ばれるなど多彩な顔を持った。中でも宗教を扱った『異星の客』の反響は大きく、ヒッピーの経典と崇められ、ファンが分かれたという。
(ウィキペディアより)

パンフによると、
エド・ニューマイヤー(監督・脚本)は、13歳のときに、初めて、『宇宙の戦士』 を読み、その世界観にとりつかれたとか。
随分しっかりした(?)少年だと思います。
その彼が熟年になり(いくつだ?)、ブラックユーモアが溢れる作品を作り上げたことは意味深です。
高度の知能を持つバグズとの戦いに終わりが有るのか…
何が優先されるべきなのか…
なんだか、この作品が投げかけるものは、難しいです。





以下、ネタバレあり。注意!





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『ランボー 最後の戦場』 [映画]

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この映画を観たのは、公開してすぐ、5月下旬のことでした。
記事にするまでに、ずいぶんと日数が掛かってしまいました。[ふらふら]
私は、とても、メッセージ性の強い映画だと受け止めています。
そして、「最後の戦場」 というサブタイトルどおり、シリーズ最後の作品であると思います。

人のために生きること。
自分のために生きること。
この二つの、「生きること」 の意味について、とても考えさせられる作品でした。
スタローン自身の思い入れが感じられる(監督、脚本、主演)作品です。

ジョン・ランボーという、「生きる兵器」 は、 
障害になるものを排除し、その類希な戦闘能力で行動して来ました。
一瞬の迷いも許されない究極の綱渡り人生。それがランボーの生き方でした。
そこには、故郷に帰るという選択肢は無かったのです。
帰らないのではなく、帰る(心の状態になる)ことがなかったのです。
望郷心や熱く優しい心は、心の奥に閉じ込めていました。
ランボーの心の叫びや希望は、行き場を無くして、心の奥に、まるで封印されているかのようでした。

「何が言いたかった映画? 戦闘シーンばっかりでよく分からなかった」
と言う評判も承知して(無理からぬことだと思)います。
壮絶な戦闘シーンに目を奪われると、ランボーの心の中は見えて来ません。
ランボーの心の変化も見えてきにくいかも知れません。

私自身は、最後の最後まで、ランボーが見えなくなっても…
証明が点くまで立ち上がることが出来ない映画でした。

以下ネタバレあり。








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『ミラクル7号』 [映画]

なんともはやの(面白い)映画でした。[わーい(嬉しい顔)]

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お母さんが亡くなって、2人暮らしになった父子の話なのですが、
お父さんは、学歴が無くて、建築現場で日雇い労働をしています。
何階建てなのか分からない(ゴミ置き場にあるもので作った)オンボロの家に住んでいます。
生活の基本は拾ったモノ。調達するのはゴミ捨て場です。
お父さんが稼いだお金は、息子の私立学校の費用で消えていくようです。
お父さんは、学歴の無い自分のような生き方をして欲しくないと、無理して私学に通わせています。

父子は、貧乏でも、嘘をつかず正しく一生懸命生きることをモットーにして生きています。

偶然(?)奇妙な物体を手に入れたことで、
周りの世界も変っていきます。
はたして、その物体とは何なのか…
生き物なのか、機械なのか…
誰のモノなのか…
その目的は…

という映画です。[ぴかぴか(新しい)]

若くて綺麗なチャイナドレスの先生と、金持ちのお坊ちゃまや巨体の女の子、男の子。
父子をとりまく人々の悲哀も描かれた、シンプルながら奥深い(?)映画になっています。

この主人公の少年(男の子)が少女(女の子)であることには、ビックリなのでした!



それでは、これから先は、ネタバレですので、ご注意願います。



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『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』 [映画]

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観てまいりました。
いやぁ… 楽しかったです。サスガです。素晴らしいです。
やっぱり、映画って楽しいです。
楽しくなけりゃ映画の楽しみは半分になっちゃいます!

それぞれのキャラが生きてます。
ケイト・ブランシェット演じるソ連(舞台が1957年なもんで)のイリーナ・スパルコ大佐。強い女です。
少年のまま大人になったような主人公、ヘンリー・”インディアナ”・ジョーンズJr(インディ・ジョーンズ)。ハリソン・フォード。
超真面目な教授オックスリー役、ジョン・ハート。なんとも可愛いお茶目さで、カタブツ役のイメージ無かったです。
マット役のシャイヤ・ラブーフ。最近大活躍の俳優さんです。当時のダメでイケテル(?)若者役。なんとも、「グ~!」 でした。

「クリスタル・スカル」 というのは、透明な頭蓋骨のことです。
一つの物体から出来ていて、接合したり、削ったりの痕跡が無いドクロなんです。
それは、人工的に作られたモノなのかどうか…
それが、協力な磁気を帯びているのは何故なのか…

インディー・ジョーンズが結婚しない理由。破天荒さ。
マットという若者の面白さ。若者らしさ。
オックスリーのイッテル役ガラ。
そして、スパルコ大佐の凄さ。凛としてます!

ロズウェル事件や核実験、黄金伝説、ナスカの地上絵…
大自然やら遺跡やら遺物やら…
手に汗握ったり、笑ったり、ドキドキしたり、ハラハラしたり…
壮大で緻密なシカケがイッパイの冒険娯楽映画です。

眠っている暇が無い、カタカナ言葉いっぱいの謎イッパイの映画です。
だから、一度、二度、三度と楽しめるかもしれません。(笑)

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それでは、あらすじ交えたネタバレ満載の解説と感想です。
ご注意願います!






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『神様のパズル』 夢は遠く、尊く… [映画]

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本日、観てまいりました。
見応えの有る(私好みの!)良い映画でした。[わーい(嬉しい顔)]

予告を観た時から、観ること決めてました。
市原隼人君が良いのです。
この人は、『黄泉がえり』 で初めて見て、私の注目の役者さんです。
『ヤンキー母校に帰る』 、『偶然にも最悪な少年』 とか、少し弾けた役をさせたら秀逸の役者さんだと思います。
セリフ回し、言葉の抑揚が上手いのです。目線やしぐさも素晴らしいです。(挙動不審なとこ?)
で、この 『神様のパズル』 では、双子の二役を演じています。

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基一(兄:もとかず) と 喜一(弟:よしかず)。
基一が主人公なのですが、世渡り上手の弟のせいで(?)日陰のような存在として描かれています。
名門大学の物理学科に通う秀才で、「どこに出しても恥ずかしくない喜一」 と、
寿司屋で働く落ちこぼれで、「どこに出しても恥ずかしい基一」 と母に言われています。(ひど~い!?)

対象性と渦巻き、安定と不安定がこの映画の重要なワードです。
巨大な加速器無限(∞の形をしています)の考案者である天才少女サラカと、
「宇宙が作れるか」 という課題で、ディベート形式のゼミに参加することから話が展開していきます。

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作り方上手いです。
難しい理論も、基一を通して(なんとか!)分かり易く解説してます。
(物語に無理が無い程度に理解出来るところまで引っ張るところが凄いです!)
映画は未見なのですが、(漫画での)『デスノート』 の天才Lと通じるような仕草とか、上手いですね。
足で、その天才の天才たる仕草を表現してました。

喜一と基一。どちらもキイチと読める漢字をあてているところとか、
双子を登場させて、違いと似ているところをさりげなく映像にしているところとかも上手いです。
(それが、この映画の見どころであり、大切なところだと思います)
芸達者な出演者も素晴らしいし、最後まで話を上手く持って行くところも何もかも上手いです。
石田ゆり子が、「オバサン先生」 と言われるところ、辛くなりましたが。(笑)

私としては、とってもワクワク出来て、笑えて、唸れた映画でした。

パンフレット、ちょっと高めの800円。
なんと、DVDのオマケ付きです。

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なかなかに深い歌詞みたいでした。
「夢は遠く、尊く…」 今も、耳に残っています。[ぴかぴか(新しい)]

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『ミスト』 [映画]

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嵐の夜の後の霧(ミスト)。
その霧は、山からわき、湖を這うように徐々に世界を覆っていくのでした。

人は、想像を超える体験をした際にどういう行動をするのでしょうか。
自らの手に余る問題を抱えたとき、何に救いを求めるのでしょうか。
拠り所にするのは、自分自身でしょうか。神なのでしょうか。

パンフレットの表紙の言葉は、
「この子と約束した 必ず守ると-」 です。

霧の中から現われる化け物から守ることを
息子は父に約束させます。

「おねがい。約束して。ボクを渡さないで」 

約束は、哀しい形で守られます。
希望を捨てたとき、人は生きる目的を失うのかも知れません。

自分の存在する意味について。
神の存在と絡めて考えるとき、敬遠な僕であるはずの姿が、
免罪符を得た権威として暴走するかもしれないのです。
十字軍や魔女狩りは、教会の権威を守るための暴走でしたが、
戦争は、国を守るためという免罪符を得た暴走なのかもしれません。
暴走の因子は、人の心に潜んで解き放たれるのを待っているのかも知れませんね。

原作者であるスティーブン・キングは、人の心に棲む魔を描き続ける作者です。
トンデモ悪魔や聖霊が登場することも多々あります。
今回は、人の心に棲む弱さが魔に変貌するさまを映像化しています。
(もちろん、とんでも化け物も登場します)
トンデモ設定だと笑い飛ばせないからこそ、キングの描く世界は人の心を捉えるのだと思います。

息子役のネイサン・キャンベル。
映画 『バベル』 では、ブラッド・ピットの息子役を演じました。
これほど愛おしい息子役は滅多にいないと思います。
不測の事態に巻き込まれ翻弄される役を、『バベル』 同様、
演技とは思えぬ演技で演じきっています。
素晴らしいと思いました。

映画では、たくさんの異形のモノたちが登場します。
この世のモノとは思えぬ姿形は、本当に、別世界からの訪問者という表現が適していると思います。
特撮って凄いですね。

美しく儚い天使のような少年と異形のモノたち。
自分を守ることのために他人を貶めることを憚らない人々。
希望を信じる美しい心と、人の心の奥に潜む魔(エゴ)の心。
それらが映像によって展開されていくさまを観ることが、
自分の心に引きつけることが、映画を観る醍醐味なんだと思いました。[わーい(嬉しい顔)]





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『最高の人生の見つけ方』 [映画]

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原題は、『THE BUCKET LIST』 
棺おけリストです。
チラシ(パンフ買いませんでした!)の写真のコピーは、 「余命6ヶ月、一生分笑う」 です。

モーガン・フリーマン演じるところのカーターは、
大学在学中に彼女が妊娠することで大学を中退。修理工として、家族のために働いて来た男。
ジャック・ニコルソン演じるところのエドワードは、
(幾度もの)結婚には失敗したものの、金儲けには成功した男。
2人が、病院で同室となり、共に闘病をすることとなります。
「棺おけリスト」 とは、カーターが大学時代に受けた講義のテーマです。
「棺おけに入る前にやっておきたいこと」 を考えるという課題。
それを、死に直面して考え、行動することが、この映画のテーマなんです。

少々(笑)、辛口のコメントとなることと…
ネタバレもバレバレに含まれますので…

続きを読まれる場合は、ご注意願います。







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『あの空をおぼえてる』 [映画]

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会社の同僚と4人で見て来ました。[パンチ]

一人は、最初から2時間泣きっぱなし… 目を腫らし、頭が痛い…
一人は、クライマックス。学校の先生友人がトンネルを入って行く所で、初めての涙…?
一人は、座席と画面との目線が合わず腰が痛く辛かった…
私はといえば、心の傷のシーンが描かれる場面で、じんわり…

竹野内豊、明暗を見事に演じ分けてました。
「明」 のシーンでは明るい色の服を着、喜びや躍動感がほとばしっていましたが、
「暗」 のシーンでは黒のアウターしか着ず、滞ったオーラを振りまいていました。
若いオットコマエのお父さんから、一気に老け込んだ鬱陶しい父親に。
それから、辛い事を経てきたからこその優しさを表現していたような気がします。
順風満帆な人生では難しい深みや悲哀を醸し出していたと思いました。

水野美紀。綺麗で賢く優しい母親でした。
女性(母親)としての細やかな動き、配慮、気持ちの動きが、とても良かったです。
身を切られるような辛さを耐え、健気に頑張る母親を気負うことなく演じていました。

妹役の吉田里琴。
素晴らしい笑顔と機敏な動き。
「動」 の役柄を愛らしい表情と愛おしい動作で存分に表現していました。
周りよりも自分の気持ちを優先させる 天真爛漫な 「子ども」 役。
それは、それは… アッパレでした。[かわいい]

アニ役の広田亮平。
「動」 の妹に対して、「静」 の兄役を見事に演じていました。
「大人になりかけた子ども」 として、
周りを気遣うことで自らが傷つくという、行き場の無い悲しみを表現していました。
ケナゲさ、不憫さが… 愛おしくて、哀しかったです。

「なぜ、自分たち家族が(こんな不幸に見舞われたのだ)?」
「なぜ、絵里奈なんだ?」

それは、自らの受けた不幸の理由を問いかける言葉でした。
他の家庭なら、ツゴウが良いというワケでは無いこと。
絵里奈でなく英治ならツゴウが良かったというワケでは無いこと。
そんなことは十分に分かっていても、出てしまう言葉でした。
理不尽に思える不幸。守りきれなかったという後悔を基に、追い詰められた父親から溢れ出た言葉でした。

受容すること、乗り越えること。そして、(神のみに専売特許ではなく)赦すこと。
それは頭では分かっていても、心で受け入れることは難しいことなのです。
想い出の品を箱にいれることは、けっして思い出を閉じ込めることではないのです。
後悔や思い出に未来が押しつぶされてしまわないために、
心の整理をするように、思い出を抱しめながら、想い出の品を整理する。
思い出を心の中に抱しめながら歩みだす。
その軌跡を映画という映像を通して見せてくれた。そんな気がしています。

絵に描いたような幸せな家族を突然に襲う不幸。
それは、残された家族それぞれの心から罪悪感を生み出しました。
妹を娘を守れ切れなかったという後悔です。
掛け替えの無い大切なものは… 代わりのきかないものだからです。
ですが、無くなってしまったのではないのです。
兄が見ていた妹の残像やイメージが心の中に存在し続けているように…
心に中に生き続けているのです。

妹が最後に言った、
「さようなら」 ではなく、「行って来ます」 という言葉。

それが、この作品の良さなのだと、私は思いました。

「あの空を覚えている」 
あの空とは… 妹を見送った空であり、笑顔で手を振った空なのです。
それは、けっして過去に縛られて身動き出来ない空ではないこと。
そして、その(あの)空は、無限の広がり(未来)と通じているのです。[ぴかぴか(新しい)]

絵里名の笑顔を見るだけでも… お金を払って観る価値がある映画だと思いました。[揺れるハート]

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『スパーダーウィックの謎』 [映画]

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ネタバレしないでおこうと思います。[わーい(嬉しい顔)]

これは、映画館で、是非観てください。
とても良い作品、丁寧に作られた映画です。

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妖精が見えるためには、
妖精自身が見えるようにと望んだ場合と、
見るための道具やシカケ(?)が必要です。

”決して読んではいけない” という警告のメモ。

封印を解いたとき、本を開いたとき、本を持ち出したとき… 
本をめぐっての、戦いが幕を開けます。

トマトソース、はちみつ、塩… 魔法のアイテム。
化け物の姿。美しい自然の中に潜む妖精たち。
そんな言葉で尽くせない、恐いくらい素敵でオゾマシイ存在の者たち。

親子の情愛や世間の常識…
そんなもの、こんなもの、あんなものが… 
オモチャ箱みたいに、いっぱい詰まった映画です。

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ぜひ、観に行かれることをオススメします。[ぴかぴか(新しい)]



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『NEXT -ネクスト-』 [映画]

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ニコラス・ケイジがオットコマエに見える映画です。[わーい(嬉しい顔)]

「二分後が分かる」 能力を持っていたら…
「たったの」(失礼!)2分先だけ、です。
もちろん、馬券だって買えません。
「2分」 結構微妙な設定ですよね。

果たして、核を奪われたアメリカが、爆発を阻止出来るのか…
たった2分先のことしか分からない男に核の在り処が分かるのか… 世界が救えるのか。
という設定。テーマの話です。[パンチ]

ジュリアン・ムーア扮する、”優秀なFBI指揮官” と、
ニコラスケイジ扮する、”2分後が見える男” の攻防。
恋人役のジェシカ・ビール(とっても綺麗なんです!)の魅力的なこと。
2分先が見えるゆえのアクションシーン。ドキドキ・ハラハラ。
そして、(凄すぎるゆえに)笑えるシーンも満載の映画でした。

キーワードは、
「善人は損をする」 と、「(2分先の)未来は変化し続ける」 

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------  以下、完全なる ネタバレ です! ※注意! -------



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(あらすじ)

FBIの敏腕捜査官カリー・フェリス(ジュリアン・ムーア)は、
フランケン・キャデラックというマジシャンに目を付けていた。
彼の本名はクリス・ジョンソン(ニコラス・ケイジ)。
ラスベガスでショーをする2流のマジシャンだ。
彼のマジックから予知能力が有ることを見抜いたカリーは、
ギャンブルの賭け方から、その能力を2分先が読めることと見抜く。
折りしも、テロリストにより核が奪われ、その捜索に全力を傾けねばならないという緊急事態が発生する。
カリーは、核の捜索よりも、(協力を要請するために)クリス確保に全力を尽くす。
クリスは、2分後を知る能力により、FBIがクリス確保に躍起になる理由を知るが、
その2分後を知る能力を発揮して捜索の手を逃れ続ける。

クリスには、未来の妻の映像が見えていた。
いつなのか(午前、午後さえ)不明なのだが、あるカフェのある時間に現れる女性。
めぐり逢うために、日に二度、その時間、そのカフェに足を運び続けていた。
2分後しか見えないはずの男が、その幻の女性に関してだけは2分後以上の未来が見えていたのだ。

そして、とうとう、クリスと幻の女性リズ(ジェシカ・ビール)は出会う。
彼女は、(国の)ボランティアとして、原住民に言葉などを教えていた。
ストーカーのようにリズに付きまとっていた男と関わることでチャンスを得て、
さらに、「車を盗まれ仕事先に行けない」 と、ウソをつき、
リズの車で仕事先に行くことを了解させる。
道中、雨による増水で道路が通行止めとなったため、
2人は、モーテルに泊まることになる。
クリスは紳士らしく振るまい、車の中で寝る。
クリスに惹かれつつあったリズは、車に出向きベットを共にする。
翌朝、クリスとリズは同じベットで目を覚ます。[ひらめき]

実は、クリスを追っていたのは、カリーだけでは無かった。
カリーの動きを追っていたテロリスト達は、カリーがクリスを追っていることを知っていたのだ。
そして、テロリスト達は、クリスを殺害するために動いていた。
クリスとリズの泊まるモーテルを監視するテロリストとカリー。
そのまま突撃すれば、2分後を知るクリスに逃げられてしまう。
そこで、カリーは、買い物に出たリズに協力を要請する。
カリーから、薬を飲ませるように指示を受けるリズだったが、
リズはクリスを裏切ることが出来ず、FBIのことを告白する。
クリスは、「必ず、迎えに来る」 という言葉を残し、車を崖から落とすように指示し逃走する。
その後を追うFBI。クリスを狙撃しようと狙うテロリスト。
運命を信じ、愛するクリスの言葉を信じて、車を崖から落とすリズ。
車は次々と材木や岩を吹き飛ばし、クリスの逃走を助ける。
そして、逃げ切ると思われた瞬間。[どんっ(衝撃)]
クリスは、待ち構えていたカリーの命を助けるために身を呈してしまう。
そして、クリスはFBIに確保されてしまう。
そして、リズは、テロリスト達に捕らえられてしまう。

カリーは、クリスを椅子に固定し目を開かせ、テレビのニュース映像を見続けることを要求する。
テレビのニュースが、「核爆発」 のニュースを伝えたら、核の爆心地から割り出し核を確保をするというのだ。
しかし、クリスの目に映った映像は、
「時限爆弾を体に巻かれた女性(リズ)が爆死する」 というニュース映像であった。
「リズ」 と叫び、取り乱すクリス。
クリスを落ち着かすため別室に移動させるが、
クリスは、スキをつき逃走する。
そして、また、逃走劇が開始されるが…

クリスに追いついたカリー。
それは、数時間後にリズが爆死する現場であった。
「まだ、リズは生きている。互いに協力すればリズを救える」 と、クリスを説得するカリー。
クリスがFBIの(2分後のナビゲーター)情報となり、
リズ救出と核確保。両方のアプローチが開始される。
そして、クリスは全能力を駆使することでリズを救出をする。
だが、核は、既に持ち出された後であった。
果たして核爆発の時間は… 
まさに、今(!)であった。
核爆発が全てを焼き尽くす。[どんっ(衝撃)]

リズと目覚めたクリス。[ひらめき]
クリスは、カリーに電話する。
クリスは、寝ているリズを起こし、
「一週間後か、半年後か… わからないが、必ず戻る」 そう言い残す。
世界を救うために、リズを救うために… 

2分後。未来は、常に変化していくものである。
おしまい。[たらーっ(汗)]


----------------------- 感想 -----------

クリスは、2分後の未来しか見えませんでした。
それも、自分に関わる2分後だけしか見えませんでした。
読み違えても、やり直すことが出来るのは2分間だけ。
それを超えると、やり直すことは不可能なのでした。

自分を犠牲にしても、命に代えても守りたい存在があります。
それが、クリスにとっては、運命の女性であるリズでした。
だからこそ、リズに関しては、2分を超えた未来までを見ることが出来たのです。
それは、2分を超えてもやり直すことの出来る未来でした。
刻一刻と構築され変わっていく未来。
リズという運命の女性と出会うことで、世界(リズ)を救うことの出来る男に変ったのです。
ネクスト。「今度は」 です。
刻一刻と変る未来。
「今度は」 救えると… 何度でも、救うまで…
クリスは、やり直すことでしょう。

愛は強し。ですね! [ムード]

たかが2分でどうなるんだぁ?
と、思いきや… リズが関わることで、何度でもやり直すとは…
そりゃぁ、いささか、都合が良すぎ?
とも思えますが、そりゃあもう… 何でもOK!
それが映画の良いところ。映画の醍醐味(?)ということで…
だから、くたびれかけたニコラス・ケイジが、カッコイイ男に見えたりするんですよね。これが。
マトリックスばりに、弾は避けちゃうし、飛んで来る車だって、材木だって、何だって避けちゃえるんです。
それは、2分後が見えるから。
2分の重なりが未来に繋がって行くんですよね。

孫悟空ばりに、分身の術みたいなものまで駆使しちゃいます。
ホント、何でもアリ。なんです。
たったの2分。されど2分。やっぱり凄いぞ2分。なんですよね。これが。
そして、少々オキテ破り(?)気味なやり直し人生。何度でも状態。
出来ぬなら、やり直してみせよう。何度でも。おいおい… 状態。
2分後の未来が見えるは、まるで黄門様の印籠か? 状態。[あせあせ(飛び散る汗)]

え~!!? と思った瞬間。
核爆発なんてトコまで行きついて…
2人の朝。目覚めるトコロ。に戻ってしまいます。夢!?
あ~!!? と思ってしまいます。

で、エンディング。テロップが逆回転なんです。
上から下に流れるのではなく、下から上に流れて行くのですが…
あくまでも、それは、流れの問題だけで…
最後まで観ても、何も、オマケとかは無くて、電気が点くだけ。
「もしや?」 と、期待させるトコロもウマイカモと思ってしまいました。

あと、もう一つ。
ジュリアン・ムーアの射撃練習のシーン。カッコイイです。
見事な腕前を披露するんですが、これは、後の伏線となってます。
クリスと共にチームを組んで動いているトキに発揮するんです。

とても巧く(上手く?)作られている映画だと思いました。

と、こんなにネタバレしちゃったら… ヤバイですかね!?

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『大いなる陰謀』 [映画]


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「陰謀を企てる」 存在とは… [パンチ]

そして、企てられた陰謀によって、まんまと踊らされる存在… それは、他でもない我々です。[どんっ(衝撃)]

世界を変えるのは、何でしょうか?
ダレでしょうか?

… というのがこの映画のテーマ。だと思います。たぶん。

スゴイアクションとか戦争シーンがふんだんに有る。という映画ではありません。
この映画は、戦争映画というよりも、世界の人々に 「陰謀」 についての問題提起をした映画です。
とても 「語る」 映画です。
理論的で、講義を聴いているような映画です。
眠くなりますが、「眠ってはいけない」 と、自らを叱咤激励する必要(?)があります。
難しい映画では無いのですが… 時間軸も地理(位置、場所)も変化するため、眠っていてはモッタイナイ映画なんです。
あくまで、映画は、問題提起をしただけです。[たらーっ(汗)]
観る者に結論や結果を委ねた(?)映画なのだと思います。
娯楽映画ではありません!
ご注意下さい!![ふらふら]








------------------ ネタバレ 注意 ----------------

少し気合を入れて書かねばなりません。[たらーっ(汗)]

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制作総指揮が上院議員役のトム・クルーズです。
ハーバードを優秀な成績で卒業した、ケネディーの再来と期待される逸材の役柄です。
信念を持って突き進む、強いアメリカを率いて行こうという熱意を持っています。

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そして、監督と製作を兼ねたロバート・レッドフォード。
カルフォルニア大学の教授の役です。
教職に就いたのは、将来を担う若者の才能の開花に一役買いたいと考えたから。
将来を担う若者と関わることを楽しもうと考えていましたが、
現実は楽しいことばかりではありませんでした。
自分の限界を痛切に感じている。という設定です。

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敏腕ジャーナリスト役のメリル・ストリープ。
彼女の聡明さは、かけている眼鏡で表現されているのでは。
そんな風に思えました。
マスコミの大罪について、自らも深く自覚するに至りますが…
マスコミ自体には、良心の呵責は無いように思えます。

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権力を持つモノはモノであって、良心など無いのですよね。
あくまでも、良心を持つのは、ヒトであって、
権力を持つと、組織となると、マスコミであれ、政治であれ、
組織を守るために、権力が一人歩きする。
組織を守るための陰謀。それが… 「大いなる陰謀」 なのだと… 私は思います。

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ジャーナリストと政治家の会談。取材。
秘密裏に進められている作戦について、リークする場面から始まります。
そして、すでに作戦は始まっていました。


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作戦とは、秘密裏にタリバンの本拠地を壊滅させることでした。
その作戦に参加していた中に、2人の優秀なカルフォルニア大学の学生がいました。

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カルフォルニア大学では、教授と同期生の面談が行われていました。
2人が志願することを止められなかった教授と残された生徒。
無力感に打ちのめされながらも、同じく優秀であるがゆえに虚無感に囚われている生徒を救おうと尽力します。

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貧しい層の出身である2人が、その優秀な頭脳ゆえに希望の大学院に入れるとしても、
学費の負担は大きく、「志願し帰還すれば学費が免除されるという特典」(陰謀?) は、魅力でした。
アメリカの未来と自分たちの未来のために志願を決めたと夢を語る二人。
教授が、2人に、「生きて帰還するならばの話」 と苦言を呈しても、志願が覆ることはありませんでした。
優秀であっても貧しい若者が夢の実現のために選択したこと。教授にとっては、辛いことでした。
貧しい層の若者の未来は… 陰謀にからめとられやすいのです。

残された学生である優秀な生徒(オットコマエ~!)は、裕福な層の若者でした。
面談で、教授は自分の無力感に苛まれながらも、将来ある若者の未来を見届けるという夢を捨てきれずにいました。
優秀で裕福な若者。夢も将来も約束されているような若者が実際には虚無感に囚われ学習意欲を失くしている。
そのことを残念に思う教授なのですが、
それは、2人の友人が志願したことと無関係では無かったのです。

~全ては繋がり、関係している。大いなる陰謀のもとに~

この映画は、とても重い映画です。
映画館で娯楽で観て楽しむ類の映画ではありません。
戦場に赴いた2人がどうなったか。
タクシーから(戦没者の)墓地を眺めるジャーナリスト。
その脳裏に去来したことは何なのか…
直接に関与しなくても、戦地に駆り立てる報道をした責任について。
直接、戦地での指示をしなくても作戦に実施命令を出した政治家。
マスコミや政治の陰謀に踊らされる国民。
その責任はどんなに薄められようとも、国民一人一人が担うのだと…
そういう自覚を促す映画でした。

平和平和と浮かれる(?)日本にも無関係では無い映画で、
アメリカの抱える問題は、日本の抱える問題でもあるのだと…
そんな風に考えた映画でした。


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『妹の恋人』 1993年 [映画]

ギャオにて鑑賞しました。30歳の頃のジョニー・デップが見られます。

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サム役のジョニー・デップが素晴らしいです。
ジョニーには、こんな一風変わった現実離れしたような役がよく似合います。
サムが何かを考えているようなシーンでは、
サムの目が、見られてる者の心に直接語りかけているような気がします。
(だからこそ苛立ち、だからこそ癒される?)
目は、心の窓だとかいわれますから、
ジッと、こんな目で見つめられたら…
自分の愚かさ、汚さを見られているような気になります。
だからこそ、サムに対峙することは、自分自身と向き合うことになるような気がするのです。

自分の世界に閉じこもっていたジーン。
兄の手には負えないからと、施設に入れることを勧められています。
ジーンは、サムと出会うことで、初めて真っ直ぐに自分を見る目に出会ったのだと思います。
厄介者、危険人物、理解不可能な者として見る目ではなく、
ありのままの自分を受け入れてくれる人(サム)に出会ったから、
ジーンは、(サムに)恋をしたのです。
サムだって、そうでした。
字の読み書きも出来ない者、厄介者として野良犬のように扱われていたサムが、
一人の人間として真っ直ぐに向き合ってくれる相手(ジーン)に出会ったのです。
それは、掛け替えの無い存在との出会いであり、至上の喜びだったのです。
それが、二人の出会いと恋でした。

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恋は、心が閉じていては出来ません。
兄のベニーがそうでした。恋する心を押し殺していました。
恋が出来ない事情。それは、ジーンがいるから。ジーンを守らなくてはならないから。
ジーンを大切に思う気持ち。
それは、ベニーを押しつぶしそうなくらい重い思いでした。
兄にとって事故で亡くした両親に代わって妹を守ることは必須だったのです。

ルーシー役のジュリアン・ムーアも秀逸です。
賢さ大胆さと色気。女としてのプライドを見事に表現していました。
ルーシーは、とても素敵な存在でした。
ルーシーのモノゴトを見る目の確かさには、脱帽です。

妹を思うあまりに閉ざされていた兄の心を開いたのもサムでした。
強引にこじ開けるのではなく、自ら開けさせたのです。
自ら閉じていた心は、自らによってしか開かないからです。
この映画の素晴らしいところです。

サムの目。眼差し。行為。しぐさ…
それは、見る者を和ませる天性の才能でした。
それは、本当に綺麗(オトコマエ!)で素晴らしい才能でした。
それは、自分の心と向き合う機会だったのです。

自分と真剣に向き合ってくれる存在を得て、恋によって人は成長するんだなと、
優しくなれるんだなと… そんな風に思える映画でした。

それからそれから、小道具が洒落ています。[ひらめき]
アイロン、テニスのラケット、帽子…
サムにかかれば何だって魔法の道具みたいになるところが… 
発見が一杯、目からウロコな素敵な映画でした。[黒ハート]
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『マイ・ブルーベリー・ナイツ』 [映画]

正直に告白致します。

(寝不足がたたり)眠かった、です。ところどころ寝てました。[たらーっ(汗)]
なんとか話の流れは分かったものの、「気だるい感じだった」 というのが映画の印象でした。[あせあせ(飛び散る汗)]
最初のシーンから、良い作品だと、ワクワクしていたのに…
眠くて眠くて… 目を開いていることが出来ず… 意識が遠のいていきました。[ふらふら]
結果、(そんなワケないはずなのに)ジュードロウがキモイ男に見えたり…
ノラ・ジョーンズがアブナイ女に見えたり… [がく~(落胆した顔)]

なんとも残念で、映画の感想も書けないと… [ひらめき]
さて、もう一度、観て来ました。[ダッシュ(走り出すさま)]
しっかりリベンジして来ました![わーい(嬉しい顔)]

 ・
 ・
 ・

いやぁ、良かったです。[黒ハート]
リベンジして良かったです。
やはりというか、サスガの 「カーウァイ作品」 でした。

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しばし、パンフの中身をごらんあれ。

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そして、ちょっとエロ恥ずかしい(?)ショット。[ムード]

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--------- 以下、ネタバレ注意! -----------------

ジュード・ロウの経営しているカフェの近くをモノレール(?)が通っています。
エンパイア・ステートビルも見えてます。
うわぁ、ニューヨーク! という感じです。
(『恋する惑星』でも列車が走っていた記憶が… そして、『2046』の舞台は列車です!)

列車が疾走する場面と、エリザベスの疾走(感情の揺れ)がオーバーラップしています。
「話すのが苦手で、別れ話も苦手」 な主人公。エリザベス。
仕事オタクっぽいカフェのマスター。ジェレミー。
2人が新しい恋を始める(道を渡ると表現しています)ための話なのですが、
2人に共通していることは、妥協を許さぬ不器用なところ。
ジェレミーが防犯というよりも趣味(人間観察?)で設置しているカメラが映画のキーになっています。
2人が録画されたハイライトシーンを見るところ。
映像を観て、涙にむせぶエリザベスを抱きしめるシーン。ナカナカ良く出来たシーンなんです。
「恋は突然に」 とは、いいますが、私は、
「気がついたら恋に落ちていた」 というのが本当のトコロだとも思うのですが、
恋に変った瞬間というものが有るなら、このシーンだと… 私は思うのですが、いかがなもんでしょうか。
「恋人を他の女性に取られたヤバイ女」 から、
「感受性豊かな可愛い女」 に変った瞬間とでもいいましょうか…
ブルーベリーバイの食べっぷりにも惚れたのかも知れませんが、それだけで恋に落ちるとは思えません。
やはり、ハイライトとして残していた映像を、同じ感受性でもって観てくれた。
これって、ポイント高いです。気持ちが通った瞬間です。(愛おしそうに抱きしめてたし…)

気になる言葉とでもいいましょうか。キーになる言葉多いです。
「ブルーベリーパイが売れ残った理由」、「アニーのメダル」、「カフェのオーナーの恋のゆくえ」
「引き取られないカギ」、「自分で巻いたタバコ」、「お酒」、「ギャンブル」、「地下鉄」、「手紙」
「開けられたドア」、「閉じられたドア」、「開かれたドアの中側」、「レシート」、「迷子」…
そして、「カギたちの物語」、「孤独」、「信頼」

エリザベスが、(別れ話の) 「心の準備」 のために乗ったのが地下鉄でした。
エリザベスが新しい恋を始めるための、「心の準備」 のために乗ったのがバスでした。
旅の途中。車を買うお金を貯めていたエリザベス。
準備を終えたとき、駆け引きなしに持っていたお金で買える車を買ってニューヨークに戻ったエリザベス。
電話という便利なモノ(リアルタイム)でなく、手紙というレトロなモノでないと伝わらないことが有るように、
エリザベスの心の準備は、時間がかかるものでした。
ジェレミーがカメラで見ていた感覚そのままに、
エリザベスは、自分の目(感性)で出会った人々を観察しています。
そして、観察(見ている)だけでなく、実際に関わることで、自身も変っていったのです。
それで、「他人は自分の鏡だ」 と言わせたのです。

ニューヨークを発つ前の最後の夜。
アイスクリームの付いた可愛い口びるを口で拭ったジェレミー。
そのシーンは、きっちり、カメラに収められて、すり切れるほど(笑)繰り返し観ていたのですよね。
そして、酔っ払って、寝込んでいたはずのエリザベスは、このキスで、ジェレミーの気持ちを知ったのです。
その気持ちが嬉しかった(口元が緩んでいましたよ♪)から、恋人と決別するための旅、
「心の準備の旅」  に、バスで出かけたのです。
それは、「お金を貯めて車で帰るための旅」 でした。

<スー・リンの恋の話>
それは、恋に恋する頃を過ぎた大人の女の苦悩でした。
対する大人の男は、知り合った頃の乙女のままでいて欲しいという思いを抱き続けていました。
「束縛」 は、「信頼」 の裏返しであり、
それが、大人になった女を苛立たせ、離婚に至ったこと。
それを受け入れることが出来ない男(アニー)は、
気持ちを別のモノ(コインを集める)に逸らすことしか出来なかったのです。
それは、破滅に向かう道でしかありませんでした。[もうやだ~(悲しい顔)]
スー・リンは、夫を愛していたゆえに苛立ち、束縛に「信頼の無さ」 を感じたのです。
恋⇒結婚⇒離婚⇒死
という図式にならぬために必要なモノは何か。
それは、離れた場所にいても揺ぎ無いモノ。「信頼」 だったのです。

<ギャンブラー レスリーの話>
「人を信じない女」 は、孤独です。
父親さえ信用しない女。裏の裏まで読まずにいられない女。
寂しいから、エリザベスと旅に出たのですが、
その旅は、エリザベスにとって、他人と向き合うための準備と、
自分と向き合う覚悟の旅になったのでした。

他人と関わることで、自分と向き合うことになる。
自分が何を欲していて、そうしたいのか…
それを知ったとき、彼女は、ニューヨークに向かって車を走らせました。
ジェレミーは、「予約席」 の札を置いて、店の前で待っていました。
いつ届くか分からない手紙は、ジェレミーの心を躍らせ、
空間は共有しないのに、気持ちはエリザベスと共に在ったということ。
だからこそ、いつ戻って来ても良いように、ブルーベリーパイを焼いていたのですよね。
迷子になっても、元の場所に戻れば会えるという安心感。
元の場所で居心地よくしながら待つという安定感。
この信頼関係は、カギなど不要な信頼感なのです。

カギの入っていたガラスは、花を飾る器になりました。
一方的だった突然のキスは、互いのキスに変りました。

「道の向こう側で待っている人」 に向かうための旅でした。
映画の最後の言葉。
向こう側で待っていてくれる人次第で渡り易いらしいとか。

さて…
「道の向こう側で待っている人」 が、見えないときは、どうするんでしょう。
その時は、見つける旅に出るのでしょうか。
何故なら、『恋する惑星』 の住民なのですから… な~んて、ね![揺れるハート]


追伸。
それにしても、店に置かれていたスイーツたち。美味しそうでした。
いやぁ、間違いなく、ジェレミーと結婚したら… 太りそう!(嬉しい悲鳴)
それから、エリザベスが持っていたカバン。ヴィトン?

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『ブラックサイト』 [映画]

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パークスシネマで観て来ました。

ダイアン・レインが、夫を亡くしたFBI捜査官(ネット監視)の役をしていました。
強くてタフな一児の母役で、彼女の母親と同居している設定です。
子ども(娘)がいるので、夜の勤務をしています。
夜、母親に子どもを任せてネットの監視の仕事をしているという設定です。
夫を亡くしたことから、親しい人が亡くなることには耐えられないという弱さも見せます。
同僚のグリフォン(コリン・ハンクス)とは、ツーカーの仲。相棒です。母娘ともども親しい間柄です。
地元の刑事、エリックとも(男女を越えた戦友のような)間柄のようです。
天才的なハッカー役、ジョセフ・クロスが良い味を出してました。
ティム・ロビンスに似た感じの存在感のある演技で、今後も楽しみな俳優さんだと思いました。(イチオシです!)

「killwithme.com」 というサイトが映画上で問題になるサイトです。
「一緒に殺す?」

エンターキーを押すと、(まさしく、殺しが進行中の)画像が現われます。
それが、現場のライブ動画なのです。アクセス数がリアルタイムで表示されています。
アクセスすることで、殺しが進行するという設定。
アクセスを止める手段は… とても難しい。無いに近いのです。
サイトをアップしているIPアドレス(パソコンの特定)を突き止めても、
コピーされ増殖する仕組みになっていて、サイトの閉鎖も困難なのです。
サーバーは、ロシアの管轄でFBIの管轄外。とっても複雑みたいです。
ハッカーを上回る処理能力があるスーパーコンピューターの使用は、国の機密の関係で許可がおりない。
まさに八方塞がり。ジリジリと時間が過ぎ、サイトへのアクセス数は増加していきます。
打つ手の無さに対する苛立ちが画面いっぱいに映し出されます。

犯人は、マスコミやネットの、
「好奇心を満足させるという善意(?)の裏側の悪意」 を巧みに利用しているのです。
マスコミは、視聴率を基準に動いて(制作し)、
ネットは、アクセス数を基準に動いて(更新して)います。
「倫理観」 や、「自制心」 が機能しているとは言い難い現実世界とオーバーラップしています。

人を傷つけることも、中傷することも、貶めることも… 匿名性は、罪の意識を希薄にします。
ショーやゲームのように見せること(!)が需要と供給の関係で成り立ってしまうのが恐いです。
被害者という少数は無視され、大衆という多数による横暴がまかり通ることが恐いです。。
自分自身に降りかかるまで、その恐怖や危機感を抱きにくいことも恐いことです。

はたして、傷つけられた人(被害者)の名誉(心)は、どうやって癒すのでしょうか。
傷つける立場に逆転することで癒されるのでしょうか?

… というのが、この映画のテーマになります。

以前、ネットでイジメの写真を載せたことで、(イジメを受けていた人を)自殺に追い込んだことがありました。
それは、直接の殺人でなくても、間接的な殺人に近い気がします。
(未必の故意とでもいうのかもしれません)
サイトを見て何もしなかった不特定多数の人も加担したことになるのかもしれません。
オフザケとイジメの境界は、被害者以外には分からない(分かりにくい・分かろうとしない?)です。

ドラマ 『ライフ』 でもテーマになっていましたが、
自らの心と向き合い、自分の弱さを受け入れる強さを持たねば、
イジメの構図(被害者を見つけだす)から抜け出すことは困難だと思います。
ストレス社会といわれる現代。
豊かになった分、ストレスも複雑になり、その解消が難しくなっている気がします。

とっても重い課題を観る者に提示する映画だと思います。


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『西遊記リローデッド』 [映画]

届きました。早速、観賞しました。[わーい(嬉しい顔)]

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本当に、本当に良かったです。(待ったかいがありました)[もうやだ~(悲しい顔)]
何が良かったか…
(男女とも)綺麗どころが続々登場するという、サービス満点の娯楽大作なところ。
イイカゲンそうで、ちゃんと、テーマというか、話に芯が通っているところ。
オチャラケでフザケテルトコロも有りますが、
サスガの香港映画。楽しませるツボを押さえていました。

これって、宮崎駿作品の実写版かと、思えるほどの映像の綺麗さ。(背景描写)
電脳オタクが喜びそうな(私も喜びました!)、エヴァやガンダムを彷彿とさせるアニメの挿入。
見かけがデビルマン(?)もどきの極悪キャラ。そして、スパイダーマン。脱帽です!
ファン・ビンビンちゃんの美しさと気品。その見かけとはウラハラのキャラクター設定。
お釈迦様が登場するのですが、お耳が超豪華で笑えます。
なんでもアリの絢爛豪華な娯楽大作(?)です。

いささか唐突さは有るものの、最後まで魅せてくれます。
笑いと感動で、最後まで気を抜けません(?)。
最後には、考えこんでしまうほど(?)、重いテーマも含んでいます。

販売価格3800円のDVDですが、(実際には3000円ちょっとで購入しましたが)
充分に、モトトレの充実した内容の盛りだくさんな映画でした。
私は、何度も繰り返して観たいです!




泣きメソで、頼りない三蔵法師が、「生きること」、「愛すること」 の意味をお釈迦様に諭される話です。
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『魔法にかけられて』 [映画]

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物語のヒロイン、ジゼルが魔女である女王(王様の妻?)の悪巧みにより、現実の人間社会(ニューヨーク)に追いやられます。
王子様がヒロインと結婚することで、自分の女王の地位(?)が危うくなることを回避するためです。
ニューヨークのマンホールから登場するヒロイン。
で、ヒロインを追いかけてくる王子も友人のリスも従者も女王もマンホールから登場します。(笑)

物語の世界では人間の言葉を話したリス(ピップ)も、人間の世界では話せません。
物語の世界で動物と話せたジゼルは、現実の世界でも動物と話すことが出来ます。
ジゼルは現実社会で酷い目に遭いますが、(ヒロイン独自の)持ち前の正直さと明るさ優しさで回りを幸せにします。

リスのピップが言葉を無くしたためにする意思表示の方法。ボディランゲージが爆笑ものです。
マンホールから登場する登場の仕方も個性的。笑えます。
現実社会の女の子。モーガンが可愛い。切ない。良いです。

従者が王子を泊まらせる安宿には笑わせられます。
やはり、王子様は、物語の住人なのです。
王子様は、現実社会で生きてはいけない生き物なんですよね。
(浮気や独占欲… 色々と問題がありそうですもの)
それは、高級ホテルで居心地良くなんてしてたら大変なことになるからですよね。
(物語の世界に帰らなくなっちゃいます)
ヒロインと王子様は、物語の世界ではハッピーエンドと決まっていますもの。
(浮気もストーカーも経済破綻も肥満もナシ!)

楽しい良い映画で、とても楽しめました。
観れば、ハッピーな気分になること請け負います。

絶対に、映画館で観たい映画です!!
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『ジャンパー』 [映画]

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先週の土曜日、先行で観て来ました。

やっぱ、ヘイデン・クリステンセンはオットコマエです。
ダークで危うい役が似合います。
少年時代(15歳)は別の方が演じています。
相手役も別の方。
でも… 15歳くらいなら… 同じ人でも演じられる気がするのですが…
少女時代を演じていた彼女。可愛かったです。
とっても魅力的でした。が、が!、が!!
私生活でも恋人である(らしい)レイチェル・ビルソンは… あんまり好きじゃない。かも。

今、パンフ広げて確認!
あの、少女時代を演じていたのは、アンナソフィア・ロブだったんだ!
髪型が違うから(当たり前か)気が付かなかった!
やっぱり、違います。彼女は光ってましたもの。
テラビシアも良かったですもの。やっぱり、一味違います。可愛いだけではないです。
光ってますもの。

で、映画。
これは、続編ありき。でしょう。
でないと、あまりに未消化な映画になります。
親子の関係や背景が描かれてませんもの。
なんだか、色々と深い裏がありそうなのですが…
そう思ったということは… この映画は成功しているのかも知れませんね。
安直でご都合主義な映画なんですが、それを補って余りあるのは、
出演者が光っているから。
でも、それに尽きる映画だとしたら… なんだか納得出来ない部分も有るんですが…
なんて、偉そうに書くのみヒンシュクものですね。
映画。楽しめました。だから、良しです!!

『ライラの冒険 黄金の羅針盤』 [映画]

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観て来ました。先行ロードショー。
郊外のシネコンで観たせいか、人はマバラ。
なんだか、寂しくも贅沢な観賞となりました。

巧く作っています。
出演者、皆さん素晴らしいです。非の打ちどころがない。くらい。
脚本。うまくまとめています。あんなに長い話なのですから…

なのに、なのに… なんだか欲求不満。
それは、原作と比較してとか、話が唐突とか、展開が早いとか…
そんな理由ではなくて、もっともっと、観たかったから。

え?
これで、終わっちゃうの?
うそでしょ… という感じでした。
で、エンドロールを最後まで観て、照明が点いて…
やっぱり、終わってしまって… 
これじゃぁ、まるで詐欺みたいだと…

でも、よ~く考えると、あそこで終わるのが一番区切りとしては最良ともいえるのです。
ただ、予告映像であったのに、本編では無いシーン。
(飛行船から落ちるシーンとか…)
それが観れなかったから、欲求不満で詐欺みたいだと思ったのですよね。
それは、『ライラの冒険』 の予告シーンであって、
映画の1作目としての、『黄金の羅針盤』 でのシーンでは無かったのですね。

ま、次回(続き)がいつになるのか… 
とにかく、早く観たいです。

それにしても、ニコールは綺麗だ。


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